Serbian Night Vol.72《Punjene Parprike(パプリカの肉詰め)とLedene kocke(チョコとミルクカスタードのキューブケーキ)で、がっつりランチ&ブランチ》
セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店です。1年8か月の営業自粛を経て、昨年の11月より再始動しています。
ワンオペで営業しているため、お料理をひと皿づつ運ぶごとにお客様とお話できるのも、一週間の楽しみです。来店のきっかけを訊ねてみたら、まっさらな予備知識で「なんだか楽しそうだったから」だなんて。最高に嬉しい。めずらしい国のお料理を食べてみたい。セルビアや海外で食べて美味しかったから。オンライン英会話の先生の紹介で。バルカン地域の文化、音楽、スポーツ、などが好きで、と、いうきっかけも多く、最近は、旧ユーゴスラヴィア地域出身のお客様も増えました。偶然隣り合ったお客様同士の、セルビア/クロアチア語(セルボ・クロアチア語とも。いろいろな呼び方のあるセルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロなどで話されている言葉)の初対面の挨拶を耳にしながら(わからないけど、汗)、そうか。お郷里(くに)の料理が食べられるだけではなく、お郷里(くに)の言葉で話しができる場になることも、おもてなしだよなぁ・・・と、感じたり。もうすこし語彙を増やせよ、あたし。それぞれのお客様が、同じ料理を食べながら、それぞれに楽しい時間を過ごしていただけるよう、来週からも励みます。
ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。セルビアンナイトは、これからも感染防止対策につとめながら、毎週土曜日にオープンいたします。おひとり様も大歓迎。セルビアワインのご予約も承ります。親しいご友人やご家族の集まりでお食事を楽しみたいお客様は、貸し切りもお気軽にご相談ください。
週末のお昼のひとときを、ゆったり寛ぎに来てくださいね。
セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分の青山通り沿いにあります。イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下1階にあります。
入り口の目印はセルビア国旗。、右の階段を地下に降りた、つけ麺やさんの奥が入り口です。
※渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂~青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。
コロナウィルス感染症対策について
- 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください(健康理由のキャンセル料は無料)。
- 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
- 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
- 対面席およびカウンター席にアクリル板を設置しております。
- 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
- お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。
感染防止対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を9名様までの定員としています。時間帯は11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制とし、料理も大皿での取り分け形式から、銘々盛りのコース仕立てに変更しています。
今週のメニュー:
- Ajvar(アイバル) / パプリカペースト
- Krem čorba od spanaća(クレム・チョルバ・オド・スパナチャ)/ ほうれん草のクリームスープ
- Punjene Parprike(プニェネ・パプリケ) / パプリカの肉詰め
- Lepinja(レピニャ) / セルビアのピタパン
- Ledene kocke(レデネ・コツケ)/ チョコとミルクカスタードのキューブケーキ
- Domaća Kafa(ドマチャ・カファ) / トルココーヒーまたは、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ) / ハーブティー
今週の仕込み風景。
オーブンとコンロの配分、時間配分を頭のなかで高速回転させながら、手元はスローフードをじっくりと、丁寧に。
今週の前菜は左からセルビア産アイバル、生ハムとモッツァレッラ、カマンベール。アプリコットとミックスナッツ。
春らしい季節になったので、具だくさんの煮込みから野菜のポタージュに変えてみました。白い点のサワークリーム、ぐるりと円を描いたオリーブオイルは、目にも舌にも、あるとないでは大違いのアクセント。
「ピーマンの肉詰めっぽいのかな?どんなのかな?と、想像していたんですけど」とセルビア料理を初めて召し上がるお客様。予想とあっていたかな、違っていたかな。ニコニコしながら、あっ、あっという間にお皿が空っぽ。
自家製パン。
セルビア人のお客様とは、いつも料理の話題で尽きることはありませんが、おうちデザートで「いちばん好きなのはこれ!」という言葉に、そういえば、レシピを持っているけど全然つくってなかったっけ。引っ張り出して、久しぶりにつくってみると、ミルクとココアの重なりと、とてもやさしい。ほっぺた落ちるーーー。
オレンジやミントでほんのりつける香りが爽やかなことから、「レデネ・コツケ(アイスキューブ)」という名前だそうです。白と茶色の層を直線的に仕上げたい気持ちはやまやまですが、とにかく美味しいのでメニューにオンリスト。ビジュアルはブラッシュアップしていきますのでお許しを。
お食事の〆には、トルココーヒー、またはハーブティをお出ししています。お好みや、その時の気分にあわせてお選びくださいね。
たまには違う音楽にしようと変えてみても、気難しいプレイヤーは読み込むCDをえり好み。そうか、これが気に入っているのね、ということで、今週のBGMも、イーヴォ・ポゴレリチ(Ivo Pogorelich)のモーツァルト。まぁ、いいか、私も好きだし。
セルビアンナイトは、引き続き毎週土曜に営業中。
青山通りは渋谷でも静かなエリアです。週末のお昼に、ゆったり寛ぎに来てください。
ご予約はこちらのチケットサイト↓で4週間前から前日まで受け付けています。
https://peatix.com/group/2043652/events
アイバルのお求めは、直営のオンラインショップでどうぞ。
皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。