Serbian Night Vol.71《Svadbarski Kupus(結婚式のキャベツ)とĐuveč(牛肉と野菜煮込みの土鍋焼き)で、がっつりランチ&ブランチ》
セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店。1年8か月の営業自粛を経て、昨年の11月より再始動しています。
春めく陽射しに誘われ、久しぶりにダウンに袖を通さず青山へ。おかげさまで、今週もセルビアンナイトのドアを開くことができました。そろそろメニューも衣替えかなぁ、と考えながらコトコト仕込み。あれっ、頼んだ覚えはないけど業者さんが納品に入ってきた。「お隣と間違えてませんか?」と応対しましたが、料理の匂いで、誘い込んじゃったかな。開店後にも、また同じことがあったので、うふふ、入りやすい雰囲気も醸していたかな、と、いいように解釈してしまおう。この1週間強く感じたのは、なんでもない1日、かわりばえのない毎日こそが「平和」だった、ということでした。せめて心の中は穏やかに。テーブルに安らぎを。
「再開おめでとうございます」と家族で来られたのは、セルビア駐在経験のあるお客様。楽しそうにお食事される様子を見ながら、前回から3年近くも経っていることに驚き。続けていてよかった。覚えていてもらえるって、ありがたい。また頑張ろう、と、力をもらいました。
ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。セルビアンナイトは、これからも感染防止対策につとめながら、毎週土曜日にオープンいたします。おひとり様も大歓迎。セルビアワインのご予約も承ります。親しいご友人やご家族の集まりでお食事を楽しみたいお客様は、貸し切りもお気軽にご相談ください。
週末のお昼のひとときを、ゆったり寛ぎに来てくださいね。
セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分の青山通り沿いにあります。イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下1階にあります。
入り口の目印はセルビア国旗。、右の階段を地下に降りた、つけ麺やさんの奥が入り口です。
※渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂~青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。
コロナウィルス感染症対策について
- 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください(健康理由のキャンセル料は無料)。
- 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
- 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
- 対面席およびカウンター席にアクリル板を設置しております。
- 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
- お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。
衛生対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を9名様までの定員としています。時間帯は11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制とし、料理も大皿での取り分け形式から、銘々盛りのコース仕立てに変更しています。
今週のメニュー:
- Ajvar(アイバル) / パプリカペースト
- Svadbarski Kupus(スヴァドバルスキ・クプス)/ 結婚式のキャベツ
- Đuveč(ジュヴェチ)/ 牛肉と野菜煮込みの土鍋焼き
- Lepinja(レピニャ)/ ピタパン
- Orasnice(オラスニツェ) / クルミのメレンゲクッキー
- Domaća Kafa(ドマチャ・カファ) / トルココーヒー または、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ) / ハーブティー
今週の仕込み風景。
ワンオペでのランチ営業に慣れるにつれ、煮込み時間に余裕ができました。お肉のカットが大きくなり、食べ応えアップ。
今週の前菜は、左からドライプラムとアプリコット、カマンベールチーズとモッツァレッラチーズと生ハム、セルビア産アイバル。
安定のスヴァドバルスキ・クプス。豚の生肉と燻製、キャベツの発酵からくる酸味と、本来持っている甘みから生まれる複雑な味わいが絶妙です。
セルビア南部の都市、ノヴィ・パザルのイスラム教家庭で習ったジュヴェチは、たっぷりの牛肉と野菜に米を加えてじっくり煮込み、オーブンで焼いた一品。調理中、何とも言えないいい香りが漂いました。
食卓の名脇役のレピニャ。セルビアと同じ大きさにしていた時期もありますが、ちょっとした飛行機の枕くらいあるんです。食べきれない、という意見も多く、いまはハーフサイズで焼いています。いくつか、おかわりも用意しているので足りない場合はお声掛けくださいね。
胡桃とお砂糖、卵白だけでつくるオラスニツエ。いつも、マカロンの祖先っぽいなぁ、と思いながら作ります。Google先生に頼りながらウィキペディアの仏語版を調べてみると、中東発祥のお菓子が西欧で多様化し、洗練されたらしい。あながち間違っていないようです。
コーヒーが苦手な方には、ハーブティをお出ししています。
左から、ラベンダー、ハイビスカス、ブルーマロウの3種類のご用意がありますので、その時の気分にあわせてお選びくださいね。
たまには違う音楽にしようと変えてみても、気難しいプレイヤーは読み込むCDをえり好み。そうか、これが気に入っているのね、ということで、今週のBGMも、イーヴォ・ポゴレリチ(Ivo Pogorelich)のモーツァルト。まぁ、いいか、私も好きだし。
セルビアンナイトは、引き続き毎週土曜に営業中。
青山通りは渋谷でも静かなエリアです。週末のお昼に、ゆったり寛ぎに来てください。
ご予約はこちらのチケットサイト↓で4週間前から前日まで受け付けています。
https://peatix.com/group/2043652/events
アイバルのお求めは、直営のオンラインショップでどうぞ。
皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。