セルビアワイン( Srpsko Vino)について⑥参考書籍・参考サイト 

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 ひと月あまり没頭していたセルビアワインのブログも、おかげさまで、ようやく最終章を迎えることができました。
 セルビアワインの系統立った情報が日本語で公開されていることに意味があると信じ、テキストとして売り手に必要な内容を網羅しました。インポーターや酒販店、ソムリエの皆さまが、セルビアワインに興味を抱いた際、また、仕入れや輸入を判断する際の一助となりますように。
 自身はセルビアワインの専門家として、さらなる経験や詳細な情報を積み重ねていきます。誤記が見つかれば訂正し、付加すべき事項が見つかれば加筆していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

セルビアワイン(Srpsko Vino) について

①歴史
②気候・風土・土壌      
③主な栽培ブドウ品種      
④ワインの法律と品質分類 
⑤ワインの産地と特徴
⑥参考書籍・参考サイト
番外編:
①セルビアのラキヤ(Srpska Rakija)について

②2015年9月セルビア(ラシュカ、修道院にて「アガペシロップ」づくり) 

 

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セルビアワイン( Srpsko Vino)について⑤ワインの産地と特徴 2.ヴォイヴォディナ地域、コソヴォ地域

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セルビアワイン(Srpsko Vino) について

①歴史
②気候・風土・土壌      
③主な栽培ブドウ品種      
④ワインの法律と品質分類 
⑤ワインの産地と特徴
⑥参考書籍・参考サイト
番外編:
①セルビアのラキヤ(Srpska Rakija)について

②2015年9月セルビア(ラシュカ、修道院にて「アガペシロップ」づくり) 

 

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セルビアワイン( Srpsko Vino)について⑤ワインの産地と特徴 1.セルビア中央地域

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 セルビアでは、地理的な位置と気象条件により、国のほぼすべての地域でブドウ栽培が可能である。ワイン産地は1970年代に9つの地域と、それぞれいくつかの地区に分類されていた。2013年の原産地呼称の制定と産地の再分類により、22の地方(Rejonizacija)が定義され、2015年の改正により中央セルビア、ヴォイヴォディナ、コソヴォの3つの地域と、75地区に細分された。
 ローマ皇帝プロブスによりワイン醸造の技術が伝えられた、ヴォイヴォディナ地域のスレム地方では、1700年に及ぶワインづくりが行われている。また、フィロキセラの被害を免れたスボティツァ・ホルゴス地方では、現在も古代品種が栽培されている。
 中央セルビア地域には、中世ネマニッチ王朝ゆかりのトリモラヴェ地方、オブレノヴィッチ王家のブドウ畑がおかれたベオグラード地方、カラジョルジェヴィッチ王家のワインセラーが現在も守られるシュマディヤ地方がある。また、ネゴティン渓谷地方に残るワイン蔵の村など、独自の文化もみられる。

 以下、22のそれぞれの地域の特徴および生産品種をまとめた。また、地酒とともに郷土料理を楽しめるよう、その地方および近郊でセルビア国内の知的所有権機関に登録されている原産地呼称(Ukupno 57 domaćih oznaka geografskog porekla)、各地の郷土料理、日本で入手可能な銘柄なども併記した。
 

セルビアワイン(Srpsko Vino) について

①歴史
②気候・風土・土壌      
③主な栽培ブドウ品種      
④ワインの法律と品質分類 
⑤ワインの産地と特徴
⑥参考書籍・参考サイト
番外編:
①セルビアのラキヤ(Srpska Rakija)について

②2015年9月セルビア(ラシュカ、修道院にて「アガペシロップ」づくり) 

 

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セルビアワイン( Srpsko Vino)について④ワインの法律と品質分類 

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年初の抱負は「今年はワインに力を入れる!」でした。この一ヶ月はセルビアワインの独学で明け暮れ過ぎゆく。まさかセルビアの法律と格付けを原語から学ぶことになるとは。飲み比べのワイン会を計画し、仕入れの種類も増やしていました。コロナ禍により抜栓されることなく、寝かせていたそのボトルたちが、ラベルの表記と格付けの勉強の役立つとは。

Monde Deliciousさんのオンラインショップに加え、10月にはAdria Tradeさんもセルビアを含む旧ユーゴスラヴィア周辺地域の酒店を横浜にオープンします。この章の文末にラベル記載の用語集を添付しました。格付け情報とあわせ、セルビアワイン購入時にお役立てください。

 

セルビアワイン(Srpsko Vino) について

①歴史
②気候・風土・土壌      
③主な栽培ブドウ品種      
④ワインの法律と品質分類 
⑤ワインの産地と特徴
⑥参考書籍・参考サイト
番外編:
①セルビアのラキヤ(Srpska Rakija)について

②2015年9月セルビア(ラシュカ、修道院にて「アガペシロップ」づくり) 

 

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セルビアワイン( Srpsko Vino)について③主な栽培ブドウ品種 2.黒ブドウ

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 セルビアで栽培されているワイン用ブドウの65%は白ブドウ、残りの35%が黒ブドウである。セルビアのブドウ畑もヨーロッパの他の地域と同様、フィロキセラ(19世紀にアメリカからの苗に寄生してきた、ブドウの根を食い荒らす虫)の被害により根絶の危機に瀕し、以降ほとんどの畑はアメリカ産品種の台木に接ぎ木をしたブドウに植え替えられている。

 北部から中央にかけては古代に堆積した砂質土壌であり、白ブドウの栽培に適している。地理的にもハンガリーとの国境に近く、ドナウ川流域で多くみられるリースリング(過去に混同されていたのか、はたまた人気にあやかった命名か、××リースリングという別品種の呼び名も散見)、フランスから導入したマスカット系の品種が多く栽培されている。

 正教会はローマ時代からの伝統を守り、赤ワインとパンを聖体としているため、黒ブドウの歴史は、白ブドウよりいっそう宗教の歴史と密接に関係している。紀元200年頃にはじまったワインづくりは、宗教や政策の影響による危機下でも修道院内で守られたため、白ブドウに比し、古代や中世からの土着品種が目立っている。

 ちなみに、収穫後に絞った果汁のみを発酵させてできるものが白ワインであり、もとの果実が白ブドウであるか黒ブドウであるかは問わない。黒ブドウを皮ごと発酵させたものが赤ワイン、白ブドウを同様に皮ごと発酵させたものが、近年注目のオレンジワイン(ものすごくざっくりな説明ですが)。では、ロゼは?スパークリングは?長くなるので、それはまたの機会ということで。

セルビアワイン(Srpsko Vino) について

①歴史
②気候・風土・土壌      
③主な栽培ブドウ品種      
④ワインの法律と品質分類 
⑤ワインの産地と特徴
⑥参考書籍・参考サイト
番外編:
①セルビアのラキヤ(Srpska Rakija)について

②2015年9月セルビア(ラシュカ、修道院にて「アガペシロップ」づくり) 

 

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