Serbian Night Vol.108《Karađorđeva šnicla / チーズ入りロールカツで、バルカン・ディナー》

  This winter is a power-saving winter. I thought I had to prepare for that. However, at dinner last week, the temperature in the room was just right even with the door open for ventilation, which helped. It's a warm winter, isn't it? Gradually, the number of group customers has increased. Based on the reservation list, I arrange the table positions each time so that the guests can have a good time. This week, there are many dishes with names that are difficult for Japanese people to remember such as Svadbarski Kupus or Karađorđeva šnicla . The evening went by very fast as we talked a lot about the menu and Serbia.

 Thank you to all who came and always care about. Serbian Night will take winter holidays in Feburary. In this week, it will open for lunch on weekdays on Thursday 19th.  If Saturdays are not convenient for you, how about this opportunity? 


 On Friday dinner, winter-only menu Sarma will be available. For wine by the glass, you can add cash on that day, but it would be appreciated if you could make reservation for the first glass. Each red or white Serbian Wines which are easy-to-drink types. For bottled wine, you can choose from red or white, rose, and we accepted only by reservations. All types are from Serbia and have richer flavor and taste than by the glass. Please make a reservation before it sold out.

  I am looking forward to meeting you.

 

 今年の冬は、節電の冬。寒さ対策をろいろ考えないと。と、覚悟していましたが、先週のディナータイムは、換気のためにドアを開けていても室温が保たれて、ほっ。。暖冬に感謝。徐々に、グループでご来店のお客様も増えています。ご予約リストを見ながら、どうテーブルを配置すれば、お客様がよりよい時間を過ごしていただけるかな、と、考えるのも毎回楽しみです。今週はSvadbarski Kupus(スヴァドバルスキ・クプス)、Karađorđeva šnicla(カラジョルジェヴァ・シュニッツラ)など、日本人には覚えにくい名前の料理が重なり、メニューの説明や、セルビアにまつわるよもやま話で、あっという間に夜は更けてゆきました。

 ご来店のお客様、いつも気に掛けてくださる皆さま、ありがとうございます。都合により2月はお休みをいただきます。1月19日㈭は、平日のランチタイムにオープンします。週末はスケジュールがあわなくて、と、いままで来られなかった皆さまも、この機会にぜひご検討ください。

 金曜日のディナーには、皆さまお待ちかね、冬季限定メニューのサルマ(サワーキャベツで巻いたロールキャベツ)が登場します。また、グラスワインは、当日キャッシュオンでの追加も可能ですが、お召し上がりの可能性がある場合は、一杯目を事前にご予約いただけますと幸いです。メニューに応じ、飲みやすいタイプの赤または白のセルビア産をご用意しています。ボトルワインは、赤白ロゼよりお選びいただき、ご予約のみで承っています。いずれも、より豊かな味わいのタイプのセルビア産をご用意しています。お早めにご予約くださいね。

アクセス

 セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分青山通り沿いにあります。

渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。

 入り口の目印はセルビア国旗。渋谷から青山通りを旧こどもの城、国連大学方面へ向かうと、道の青山学院大学側、スターバックス渋谷2丁目店の先3軒めが、青山台ビルです。セルビア国旗とセルビアンナイト看板右手の階段を地下へ降りてください。通路つきあたり左が入り口です。

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感染症予防対策について
  • 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください。

  • 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。

  • 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。

  • 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。

  • お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。 

小さなお子様連れのお客様には、ソファー席をご用意いたします。ご予約の際にお声掛けください。

1月13日㈮のメニュー
  • Ajvar(アイバル)/ パプリカペースト

  • Svadbarski Kupus(スヴァドバルスキ・クプス) / サワーキャベツのシチュー

  • Karađorđeva šnicla(カラジョルジェヴァ・シュニッツラ) / バルカンスタイルのチーズ入りロールカツ

  • Lepinja(レピニャ) / ピタパ

  • Baklava(バクラヴァ)/胡桃パイのシロップ漬け

  • Domaća Kafa(ドマチャ・カファ)/ トルココーヒーまたは、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ)/ ハーブティー

 

・Meze(前菜)

今回の前菜は、バルカンスタイルのピクルスとスモークチーズ、生ハム、ミックスナッツでした。

・Svadbarski Kupus(スヴァドバルスキ・クプス) / サワーキャベツのシチュー

Svadbarski kupus(スヴァドバルスキ・クプス)は、文化的な背景の説明ぬきでは語れないセルビア西部(中央セルビアのシュマディヤ地方より西)の代表料理です。

名前の由来は、直訳すると「スヴァドバ=結婚式」「クプス=キャベツ」で「結婚式の(参列者の)キャベツ」。また「結婚式の」という形容詞「スヴァドバル」は10月の古い呼び名ということです。キャベツの乳酸発酵の酸味と、煮込みから生まれる野菜本来の甘み、肉の旨味があいまって、時間をかければかけるほど旨味が増す、セルビアン・スローフードの王様です。


・Karađorđeva šnicla(カラジョルジェヴァ・シュニッツラ) / バルカンスタイルのチーズ入りロールカツ
・Ajvar(アイバル)/ パプリカペースト

カラジョルジェヴァ・シュニッツラ”は1959年にチトー大統領の専属料理人であったミロヴァン・ストヤノヴィッチが考案し、セルビア王家のカラジョルジェ家の名をつけた代表的肉料理です。叩いて薄く伸ばしたヒレ肉を使い、肉の旨味たっぷり。カイマックという乳脂肪のフレッシュチーズを巻き込んで揚げています(日本ではカイマックが入手困難なため、ちょっとした工夫をしています)。今回はアイバルを添えてお召し上がりいただきました。


・Lepinja(レピニャ) / ピタパ

”レピニャ”は粉と牛乳、水にイースト、塩を加えてつくるシンプルなピタパン。インドからアドリア海までの広大な地域で愛されている、日本でいえば「白飯」のような役割の平たいパンです。セルビアンナイトでは、日本人の胃袋にあわせ、現地のハーフサイズで焼いています。


・Baklava(バクラヴァ)/胡桃パイのシロップ漬け

15-19世紀にかけ、オスマン帝国領であったセルビアでは、中東発祥のお菓子も好んでよく食べられています。

イスラム教徒はアルコールを飲ず、料理に砂糖を使わないため、オスマン帝国発祥のお菓子には、あまいシロップをしっとり浸み込ませたものが多くあります。カロリーを想像しながら「こわいこわい」と、つまむのも醍醐味のうち、シロップに加えたレモンの魔法で、どんどんいけてしまう危険もはらみます。禁断のお茶請け菓子のひとつです。

Domaća Kafa(ドマチャ・カファ)/ トルココーヒーまたは、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ)/ ハーブティー

デザートのお飲み物はトルココーヒーとハーブティをご用意しています。当日の気分でお選びください。

 

 

店内のパンフレットなどもご自由にご覧ください。

 

 セルビアワインもお料理とあわせてご予約を承ります。興味のある方は、ぜひワインリストをご覧ください。

serbian-night.com

 

今週のBGM


www.youtube.com

番外編。セルビアの首都ベオグラードで、新年を祝う花火の映像を見つけたので貼っておきます。

 

青山通りは渋谷でも落ち着いたエリアです。週末のお昼のひとときを、寛ぎに来てください。

 

今後のスケジュール

  • がっつりブランチ&ランチ

1月:19(木)11:30-13:00│13:30-15:00

  • バルカン・ディナー

1月:27日(金) 19:00-21:30

ご予約はこちらのチケットサイト↓で営業日の前日23:55まで受け付けています。

https://peatix.com/group/2043652/events

 

https://2023-01-19.peatix.com/view

https://2023-01-27.peatix.com/view



現在、1月27日㈯までのご予約を受け付け中です。以降は、ご予約ページの準備ができ次第、ホームページや弊社SNSでお知らせいたします。フォローよろしくお願いいたします。

https://www.instagram.com/serbian_night/

https://www.facebook.com/serbiannightcom



 

 

Photo: Vladimir Veličković




皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。

 

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