Serbian Night Vol.79《Piletina u Ajmokcu(サワークリームソースがけグリルチキン)とGibanica(ギバニッツァ/チーズパイ)で、がっつりランチ&ブランチ》

 セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店です。1年8か月の営業自粛を経て、昨年の11月より再始動しています。 

 これから迎える夏に向け、煮込みから「サラダ、どーん」「お肉、ばーん」的なメニューへの移行を、ゆるゆると進めています。メニューを考えるうえで悩んだのが、お肉の焼き加減。日本ではレアが好まれますが、セルビアではじっくり火を通します。でも、たとえば、等級がついているような和牛のステーキを食べたいときは、うちではなく、それがウリのお店に行くよね。わたしは、わたしが得意な調理法で、ベストを目指せばよいのだ。と、いうところに落ち着きました。

 ということで、今回のメインはPiletina u ajmokcuという、サワークリームソースをかけて焼いた鶏肉のグリル。北部ヴォイヴォディナ地域の伝統料理で、週末のランチによく食べられるそうです。ヴィジュアルがさほどエキゾチックではないので、日本人のお客様には選ばれないかなぁ・・・と、予約状況が不安でしたが、セルビア北部の都市、ベオグラードノヴィ・サド出身のセルビア人のお客様も来てくれて、ほっ。

 「家族がこのサワークリームソースが大好きで、家でもミートボールや煮込みハンバーグにも使うんです」「うん、それは合いそうだね」なんて話で盛り上がりました。常連のお客様には、GW前半に訪れた旅先の写真を見せていただいたり、楽しい時間は、あっという間。来週からもまた頑張ります。

 ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。セルビアンナイトは、これからも感染防止対策につとめながら、毎週土曜日にオープンいたします。おひとり様も大歓迎。

 セルビアワインの新銘柄も入荷しました。お料理とあわせてご予約を承ります。興味のある方は、ぜひワインリストをご覧くださいね。

serbian-night.com

 週末のお昼のひとときを、セルビアンナイトで、ゆったり寛ぎに来てください。

 セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分青山通り沿いにあります。イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下1階にあります。

渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。

 

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入り口の目印はセルビア国旗。、右の階段を地下に降りた、つけ麺やさんの奥が入り口です。

 

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コロナウィルス感染症対策について

  • 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください(健康理由のキャンセル料は無料)。
  • 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
  • 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
  • 対面席およびカウンター席にアクリル板を設置しております。
  • 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
  • お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。

 

 お食事の時間帯を、11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制としています。感染防止対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を8名様までの定員としています。

 小さなお子様連れのお客様には、ソファー席をご用意いたします。ご予約の際にお声掛けくださいね。

 

メニュー

 

今週の前菜は、左からマケドニア産はちみつ、自家製のサワーキャベツとベーコン。セルビア産アイバル。

はちみつとアイバルは、セルビア定番の食卓の友。パンにつけたり、そのまま食べたり、ちょい足しで、それぞれのお料理の「味変」にもどうぞ。

 

丸ごとのパプリカを焼いて皮をむき、ニンニクで風味付けしたドレッシングでマリネしてあります。とろりとなめらかな舌触は、まるでマグロのお刺身のよう。お客様にはよく、「パプリカの”トロ”です」と紹介しています。

 

サワークリームソースをかけた鶏肉のグリルは、セルビア北部ヴォイヴォディナ地域で週末のランチによく食べられるという、伝統料理です。

目立ちはしませんが、この「アィモクツ」をはじめ、「ザクスカ」というパプリカ風味のソースや、付け合わせのポテトが、地味ながらも本当に美味しい。ひと手間をかけることによって、縁の下の力持ちのように、料理をぐんと引き立ててくれるので、夏に向け、ソースとあわせた肉料理を紹介してこうと思います。

 

再開にあたり、充実させていこうとまず考えたのがバルカンスタイルのパイ料理。渦巻きパイのブレクは第3土曜日に定着しましたが、それだけじゃないのよ。ということで、第1土曜日にバルカンスタイルのパン(もいろいろ個性的なものがあります)とあわせて紹介していくことにしました。

まずはこれでしょ!の第一弾がギバニッツァ。ユフカやフィロ(日本ではパートフィロー)と呼ばれるパイ生地でつくられたチーズパイです。セルビアのチーズは輸入されていないため、いつもはFetaチーズ、手に入らないときはカッテージチーズを使って作りますが、今回はトルコのホワイトチーズが手に入りました。店内で焼き立て、パリパリ、サクサクをお出ししています。

 

わたしはこれで、セルビア料理にはまりました。11年前、初めて食べたセルビア料理のデザートでした。

日本では、あまり馴染みのないポピーシードですが、わたしもこれではまったので、菓子パン大好き国民性もあり、たいていの日本人は好きなんじゃないかな。これを目当てに来店されるセルビア人のお客様もいらっしゃり、定番になってきました。

 

 

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”ドマチャ・カファ”日本語で自家製コーヒーという意味のトルコスタイルのコーヒーです。写真の上部に写るジェズヴァ(Džezva)という、胴がくびれた小鍋でコーヒー煮だして淹れます。

 

今週のBGMもバルカンブラス。


www.youtube.com

 

 

青山通りは渋谷でも落ち着いたエリアです。週末のお昼のひとときを、寛ぎに来てください。

 

 

 

ご予約はこちらのチケットサイト↓で4週間前から前日まで受け付けています。

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https://peatix.com/group/2043652/events

 

 

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アイバルやセルビア雑貨のお求めは、直営のオンラインショップでどうぞ。

 

domaca.raku-uru.jp

 

 

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皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。

 

serbian-night.com