2015年9月 神奈川県茅ケ崎市(斎藤牧場)

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2015年7月号の「神奈川食べる通信」でレシピを制作し、先日の高島屋「かながわ名産店」催事で販売のお手伝いをした「ちがさき牛」の斎藤牧場を見学してきました。

 

高島屋の催事では「どうやったらそんなに売れるんですか?」と、同じ売り場に立っていた方にコツを聞かれましたが、商品知識があって、自分が美味しいと思っていれば自信を持ってお客様にお勧めできるから。ただ、その時点でまだ牧場見学をしていなかったため、現地の説明はうまくできなかったのですが。

 

今日茅ヶ崎に行ってみると、「斉藤牧場」という看板が見えても、いわゆる”牧場のニオイ"がまったくせず、本当に近くに牛が居るの??という疑問さえ湧いたほど。

 

田畑と住宅街を抜けると現れる牛舎。

 

掃除の行き届いた清潔な環境です。

 

肉牛専門の牧場です。

 

人懐っこく迎えてくれたこちらの牝牛ちゃんたちは、ほとんどが秋田や岩手、宮城の牧場出身。

 

仕切られた枠に、入ってきた時期を同じとする5頭づつが入れられていました。

それぞれのグループ内で序列があり、人間関係ならぬ牛関係への配慮も必要だとか。

新入りちゃんたちは旺盛な食欲でエサをはみ、

 

そろそろ卒業というお姉さま方は膝を折って座り込んでまったり反芻中。

 

なかには白いお腹を見せているお姉さまも居て、猫かと見まがうほど。それほど居心地良く大事に育てられているのだと納得。

 

 

 

 無臭のヒミツのひとつは吟味された餌。

人間が食べても美味しいものを組み合わせているため、それらを食材に使ったケークサレのレシピを作成するお仕事もいただきました↓

serbian-night.hatenablog.com

 

 

ほかにも敷き藁の工夫(裁断後のお札など)や

 

 

堆肥の充分な熟成などなど、きめ細やか。

 

数頭だけ居た赤毛ちゃん。

 

 

 

 

ご厚意でBBQに混ぜていただき、肉もいただいたのですが、いい脂の旨みとしっかりとした歯ごたえで美味しかった。私たちが食べている肉は、「肉」であるまえに「命」であるのだと、改めて感謝した一日でした。

 

 斎藤牧場のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。