Serbian Night 【7周年記念・セルビアワインの夕べ】Vol.101《Mućkalica(ムチュカリッツァ) / 豚肉のパプリカ煮込みで、バルカン・ディナー》

 Thanks to the support of guests and friends, "Serbian Night", which was born as a one-night-only crowdfunding project, has reached its 7th anniversary.  For this 101st time, we invited Ms. Takako Schmidt from MondoDelicious Makoto Investments Co., Ltd., who imports wine and ajver from Serbia and held a "Serbian Wine Evening". It is a project that has been postponed since the fall of 2019.  And it was the first dinner since February 2020.  As I prepared wine bottles, glasses, flowers and candles on the counter, remembering how I had arranged it, a regular dinner customer since the time I was doing business in Kamakura came through the door. It was as if I had spent the past two years and nine months in a parallel world.  On the other hand, the regular customer who showed up in a professilal business suit that looked far different from the relaxed Saturday brunch & lunch so I was sorry for not being able to notice who you were for a moment. 

 During the dinner, Ms. Takako explained the Serbian wines which paried with the dishes and talked with the guests. It was a day to remember. Thank you for everyone to come and  spend the wonderful night of our 7th anniversary together. I made it back finally. This is what the real Serbian Night is, I thought.

 Thank you to everyone who came and always care about. FIFA World Cup will begin next week, the Republic of Serbia national team will  play in group G.  In the middle of the  heartbreaking news all over the world, fortunately  we will be able to expect some exciting scenes. At the end of this post, there is the  schedule from late November. If you know well about football, please teach me, because I am unfamiliar with sports, how the World Cup is going when you visit Serbian Night. The last opening  at the end of the year will be dinner on December 21st. The first day of new year will be the Serbian Orthodox Chrismas menu on January 7th. Please make a note of it in your schedule for next year. After enjoying the Japanese New Year mood, why don't you join our Balkan Christmas table?

 クラウドファンディングプロジェクトとして誕生した一夜限りの「セルビアンナイト」は、お客様に支えられ、おかげさまで7周年を迎えました。101回目となる今回は、セルビアワインやアイバルを輸入されているモンドデリシャス/㈱誠インベストメンツよりシュミット孝子さんをお迎えし、「セルビアワインの夕べ」を開催しました。2019年の秋から温め、延期となっていた企画です。また、2020年2月以来はじめてのディナー営業でした。昨年ブランチ&ランチで再開してからのリピーターのお客様は、休日カジュアルとは違うビシっとしたスーツ姿。一瞬どなたかわからず、ごめんなさい。ブランクを感じつつワインボトルとグラス、生花とキャンドルをカウンターに並べているさなかに、鎌倉でオープンしていた頃からのお客様が来店した時は、まるで、この2年9か月は、パラレルワールドで過ごしていたかと錯覚しそうでした。

 ディナーでは、お料理とペアリングされたそれぞれのワインについての孝子さんの解説や、ご参加の皆さまとの歓談で和やかな夕べとなりました。7周年に素敵な夜をありがとうございます。あぁ、やっとディナータイムに戻って来られた。これが本当の再開だったんだ、と、胸が熱くなりました。

 ご来店の皆さま、いつも気に掛けてくださる皆さま、ありがとうございます。まもなく、セルビア共和国も出場するサッカーワールドカップが始まりますね。セルビアはグループF 。世の中に悲痛なニュースがあふれるなか、心躍る場面にも出会えそうです。文末に次回からのの予定を載せています。サッカーに詳しい方は、ご来店の際に、スポーツに疎い私にワールドカップの状況を教えてくださいね。年末の最終日は、12月21日㈬のディナーです。年初は、ユリウス暦のクリスマスに当たる1月7日㈯のセルビア正教会メニューブランチ&ランチからはじまります。来年のスケジュールに帳にメモしておいてくださいね。お正月気分を満喫した後は、私たちと一緒にバルカンのクリスマス料理を楽しみに来ませんか?

 

アクセス

 セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分青山通り沿いにあります。

渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。

 

 入り口の目印はセルビア国旗。渋谷から青山通りを旧こどもの城、国連大学方面へ向かうと、道の青山学院大学側、スターバックス渋谷2丁目店の先3軒めが、青山台ビルです。セルビア国旗とセルビアンナイト看板右手の階段を地下へ降りてください。通路つきあたり左が入り口です。

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感染症予防対策について

  • 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください。
  • 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
  • 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
  • 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
  • お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。 

小さなお子様連れのお客様には、ソファー席をご用意いたします。ご予約の際にお声掛けください。

11月16日㈬のメニュー

  • Vila Vina Tamjanika 2017(ヴィラ・ヴィナ・タミヤニカ)2017
  • Vila Vina Rose(ヴィラ・ヴィナ・ロゼ) 2017
  • Virtus Prokupac(ウィルタス・プロクパッツ)2018
  • Regent Reserve(レゲント・レゼルヴ)2017
  • Ajvar(アイバル)/ パプリカペースト  
  • Paprika sa sirom(パプリカ・サ・シロム) / パプリカのチーズ詰め
  • Mućkalica(ムチュカリッツァ) / 豚肉のパプリカ煮込み
  • Lepinja(レピニャ) / セルビアピタパ
  • Baklava(バクラヴァ)/胡桃パイのシロップ漬け
  • Domaća Kafa(ドマチャ・カファ)/ トルココーヒーまたは、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ)/ ハーブティー

お料理とワインはペアリングのうえ、↓このようにお召し上がりいただきました。

・Vila Vina Tamjanika 2017(ヴィラ・ヴィナ・タミヤニカ)2017

白ワイン│品種:タミヤニカ│Vinarija Milosavljevic(ミロサヴェヴィッチ・ワイナリー)

Tamjanika(タミヤニカ)《白ブドウ・セルビアの土着品種》
【別名】=タミヤニカ・ベーラ(Tamijanika Bela)

南フランス原産のマスカットの変種で、セルビアでは500年以上前から栽培されている。熟すと数メートル先からでも感じる強い香りから、Tamijan(乳香)にちなんで名付けられた。果実は中程度の大きさで黄緑色の厚い皮を持つ。 収穫期は9月中~下旬。シナモン、ニワトコ、バジル、パイナップル、イチゴのニュアンスの香を持つ。(Seribian NightのHPより)

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・Ajvar(アイバル)/ パプリカペースト  

今週の前菜は、左からバルカンスタイルのピクルス、自家製スモークチキン、クリームチーズとナッツ、セルビア産アイバルでした。

・Lepinja(レピニャ) / セルビアピタパ

自家製のピタパンはセルビアのハーフサイズで焼成しています。多めに準備していますので、足りない場合はお声掛けくださいね。

・Virtus Prokupac(ウィルタス・プロクパッツ)2018

赤ワイン│品種:プロクパッツ100%│Virtus winery(ウィルタス・ワイナリー)

Prokupac(プロクパッツ)《黒ブドウ・セルビアの土着品種》
【別名】=プロクプリェ(Prokuplje)=カメニチャンカ( Kameničanka)
南部のプロクプリェ(Prokuplje)原産。中世ネマニッチ王国がオスマン帝国に敗れた後も、ジュパ(Župa)に置かれていたラザール公(Lazar)のクルシェヴィツァ(Krševica)の畑で受け継がれ、「教区の王」と称されている。ワインは淡い色中程度のガーネット色。ブラックチェリーやレッドチェリー、ブラックベリー、プラム、スパイス、ペッパー、タバコ、または森の土の香りが含まれる。また、ハイビスカスの花の香りがすることもある。(Serbian NightのHPより抜粋)

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・Paprika sa sirom(パプリカ・サ・シロム) / パプリカのチーズ詰め

パプリカにチーズを詰めて焼くだけなのに、なんて美味しい!そのヒミツは、チーズに加えるひと手間。カッテージチーズやFetaなどの白いチーズをほぐし、卵とスパイスを加えて風味を足します。ブランチ&ランチでも提供していましたが、ぜひワインとあわせて召し上がっていただきたかった一皿です。

・Regent Reserve(レゲント・レゼルヴ) 2017

赤ワイン│品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%, メルロー50%│Vinarija Aleksandrovic(アレクサンドロヴィッチ・ワイナリー)

 

オプレナッツは19世紀にセルビア国家の中心地となったが、同時にワインの首都でもあった。1906年にペータル1世(Peter I Karađorđević)はオプレナッツ農民から土地とブドウ園の買い取りをはじめ、土着品種の栽培をはじめた。後継者であるアレクサンダル(Aleksandar)は、父親からワインとブドウ栽培への愛情を受け継ぎ、1923年から国際品種の栽培をはじめた。1931年にはオプレナッツの丘に彼自身のワインセラーの建設を決め、長さ45m幅15m、地下2階で40万ℓの容量をもつ王家のワインセラーが完成した。

第二次世界大戦後、ヴィンチャのワイン製造協同組合は国有化され、工業国営企業ナヴィップ(Navip)の一部とされた。王のワイナリーは王家の財産とともに没収され、時間の経過とともにブドウ園は放置されていた。 1990年代まで放置されていたオプレナッツのブドウ畑はワイナリーのアレクサンドロヴィッチとラドヴァノヴィッチによる改修後、約1120haに至っている。最初の収穫は2006年に行われ、以降、王家のブドウ畑のワインが再び世界中へ輸出されている。(セルビアンナイトHPより抜粋)

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・Mućkalica(ムチュカリッツァ) / 豚肉のパプリカ煮込み

「振り、かき混ぜ、混ぜる」という意味のムッチカティに由来するメニュー名は、意訳すれば「肉の”ごった煮”」。2021年2月に放映されたNHKの番組「今日、うちでなに食べる? 世界のぽっかぽか料理編」でも紹介され、いま日本で一番有名なセルビア料理です。そのレシピは、地方ごとにバリエーションがあり、セルビアンナイトでは、セルビアで一番美味しいお肉を作る町として有名なレスコヴァツ地方のものを採用しています。お鍋でことこと煮込んだのち、オーブンで水分を飛ばして焼きあげます。辛口パプリカパウダーでスパイシーに仕上げた人気の定番料理です。

・Vila Vina Rose(ヴィラ・ヴィナ・ロゼ) 2017

ロゼ│品種:プロクパッツ60%, メルロー15%, カベルネ・ソーヴィニヨン15%, タミヤニカ10%│Vinarija Milosavljevic(ミロサヴェヴィッチ・ワイナリー)

 セルビアでワイン用「ブドウの王」と称されるプロクパッツ、「女王」と呼ばれるタミヤニカの双方がブレンドされたこちらのワインは、香り高い夕焼け色のロゼです。中東発祥で、バルカン半島でも人気のデザート、バクラヴァとのペアリングでお召し上がりいただきました。

・Baklava(バクラヴァ)/胡桃パイのシロップ漬け

Domaća Kafa(ドマチャ・カファ)/ トルココーヒーまたは、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ)/ ハーブティー

デザートのお飲み物はトルココーヒーかハーブティをご用意しています。当日の気分でお選びくださいね。

 

 

店内のパンフレットなどもご自由にご覧ください。

 

 セルビアワインもお料理とあわせてご予約を承ります。興味のある方は、ぜひワインリストをご覧ください。

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今週のBGM 


www.youtube.com

食べ物、お飲み物の持ち込みはお断りしていますが、音楽の持ち込みは大歓迎です。

今週のBGMは、お客様のプレイリストより。↑の動画は、そのなかから、2007ユーロビジョンにセルビア代表として出場した Marija Šerifović の 優勝曲 "Molitva"です。

 

青山通りは渋谷でも落ち着いたエリアです。週末のお昼のひとときを、寛ぎに来てください。

 

今後のスケジュール

がっつりブランチ&ランチ
11月:26日(土) 11:30-13:00│13:30-15:00
12月:3日(土)17日(土) 11:30-13:00│13:30-15:00
1月:7日(土)から

バルカン・ディナー
12月:7日(水)21日(水) 19:00-21:30

ご予約はこちらのチケットサイト↓で営業日の前日23:55まで受け付けています。

https://peatix.com/group/2043652/events

 

https://2022-11-26.peatix.com/view

https://2022-12-03.peatix.com/view

https://2022-12-07.peatix.com/view

https://2022-12-17.peatix.com/view

https://2022-12-21.peatix.com/view

https://2023-01-07.peatix.com/view



現在、1月7日㈯までのご予約を受け付け中です。以降は、ご予約ページの準備ができ次第、ホームページや弊社SNSでお知らせいたします。フォローよろしくお願いいたします。

https://www.instagram.com/serbian_night/

https://www.facebook.com/serbiannightcom



 

 

Photo: Vladimir Veličković




皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。

 

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