2017年2月 岩手県葛巻町(まきばのWinter グランピング)
だいぶ日にちが経ってしまいましたが、2/11㈯12㈰と、岩手県のくずまき高原牧場へ行ってきました。
2015年に食材フェアをとおして岩手県のくずまき高原牧場を知り、牧草を食べて育ったグラスフェッドの牛ならではの乳製品の味に感銘をうけ、生き生きとしたいのちに溢れた空気に惹きつけられています。
昨年3月、8月、そして今回は出産期にしか味わえない「初乳豆腐」を求め3度目の訪問。
今回は「岩手県くずまきまち まきばのWinter グランピング」モニターツアー参加という形の滞在。「いわて農縁カレッジ」のツアーに合流させていただきました。
県外に出すものはA級品まで。 特級品は葛巻町まで来なければ味わえない、という牧場直営ならではの料理を堪能してきました。
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スケジュール 1にちめ
15:00 チェックイン
*フリータイム
*雪灯りづくり体験
*スノーチュービング
18:00 スペシャルディナー(コテージ2号棟)
19:00 一夜限りのアイスバー
2にちめ
7:00 朝食(プラトーレストラン)
9:00 スノーアクティビティ
*スノーシューでのまきばのお散歩
*羊小屋で羊の赤ちゃんを見よう
*雪上車乗車体験
11:00 チェックアウト
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バケツとスコップで雪灯りづくり体験。 思わぬところで、災害ボランティアでの雪かき経験が役に立ちました。 雪を詰めた逆さにしたバケツを逆さにし、プリンのように立った根元に穴を掘ってロウソクを灯すと幻想的な灯りになります。
くずまき町のみなさんが前日吹雪にも拘わらず、歓迎の意味を込めて100個ほどつくってくだった(じ~ん・・・) 列の端に旅行者の灯りも連なりました。
「スノーチュービングやりますか?」と尋ねられて「??」でしたが、タイやチューブによる雪山すべりのことでした。 おっかなびっくり参加しましたが、見ため以上のスピードにスリル満点! 夕暮れの明かりが残っている間、それぞれが何回か楽しみました。
夕食は、白金高輪のレストランNORI秋元シェフと、くずまき高原牧場の五枚橋シェフによるスペシャルメニュー。 もちろん、これを食べに来たのよ!という初乳豆腐もありました。
ANTIPASTO
・くずまき高原牧場の練りたてモッツァレラチーズ
・自家製 高原牛ネックの燻製
・初乳豆腐
PASTA
・郷土料理「そばかっけ」の牧場肉味噌ラザニアとピッツォッケリのオーブン焼き
PRIMO PIATTO
・くずまき「風」ワインの牛コンソメスープ
SECOND PIATTO
・高原牛テールの赤ワイン煮 DOLCE
・牧場牛乳の濃厚なババロアと山ぶうどう入り牧場ティラミスの盛り合わせ
TODAY'S KUZUMAKI WINE
・さくらスパークリング(ロゼ・中口)
・風(白・辛口)
・澤登(赤・辛口) 二次会は一夜限りのアイスバー。
三次会はシェフやくずまき町のスタッフの皆さんと合同で深夜まで盛り上がり、この日、5時起きで岩手入りした私も早く寝ようと思いつつ12時過ぎまで話し込んでしまいました。
ふつかめの朝食も夢のよう。
SPECIAL BREAKFAST MENU
・くずまき高原ボ工場ミルクで作ったオリジナルブレッド
・色とりどりの野菜盛りとスクランブルエッグ
ここのフレッシュチーズやヨーグルト、牛乳の朝ごはんは、ほんと泣きそうにうまい。
たっぷり朝食を摂ったあとは、しっかり着こんで、地元のひともなかなか体験したことがないというアクティビティー!
スノーシューを履いて雪上散歩(積雪2mですからっ)
牛さんはもちろん放牧。雪の中でも元気です。
牧場内の牛乳は「くずまき高原牧場」ブランドとして販売。 牧場外のくずまき町の牛乳は、横浜市民におなじみの「タカナシ低温殺菌牛乳」になります。
目的地は羊舎。
こちらで飼育されているの皇室の御用牧場から譲り受けた子孫たち。
顔の黒いサフォーク種は食肉用です。 野太い声で鳴いていますが、ここに居るのはほとんどがオンナのコ。オスは生まれてすぐに去勢され、ラム肉となる運命なのだそう。
切ない。。。
人間の8倍の速度で成長し、1月のはじめに4kgで生まれた赤ちゃんはすでに8kgになっていました。
雪上車でのドライブはレールのないジェットコースターのようで楽しかった!!
ただただ「初乳豆腐」を食べるために出かけましたが、葛巻町のみなさんの心からのおもてなしに触れ、命の洗濯となりました。
日本では入手がむずかしい羊や山羊のチーズもつくってもらえるといいなーと、最後にまた呟いてみる。
くずまき町のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。