バラクライングリッシュガーデン@蓼科
毎年のこの季節は花をおいかけてあちらこちらへ。 今年は蓼科高原バラクライングリッシュガーデンのフラワーショーへ出かけました。
開園20年目を迎えたこちらのガーデンは、 オープン時に20年先を見据えた庭づくりを計画だてていたそうです。 まさにいまが見頃かしら。
高原の春は花盛り。 5月のヴィラデスト行きでも、田畑の畔のあちこちらに咲く姿に あれは杜若(かきつばた)か、菖蒲(しょうぶ)か菖蒲(あやめ)か はたまたアイリスか・・・と同行の友3人で議論をしていましたが そんな悩ましい姿がこちらでもたくさん見られました。 花菖蒲(はなしょうぶ)っていうのもあるんだけど、まんなかが黄色くなっているのがそれ。 英語だとアイリスね。 中央の黄色くうかんでいるのがまさにアイリスと呼びたくなる群生。 ====
正岡子規に いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春行かんとす という短歌があるのですが、この「いちはつ」という名も菖蒲の別名。
アイリスはギリシア語の「虹」をさす「イリス」を英語読みしているんですって。 ギリシア神話でイリスは結婚と母性、貞節を司る女神の忠実な部下とされ しばしば神々の伝令を務めるんですって。
上から2枚目の写真は黄色と茶のまじりでしたが 真っ黄色のアイリスはゴッホやモネも描いていたよね。 (ゴッホのアイリスはこちら、モネのアイリスは こちら)
アイリスの横の花もかわいい。
これは花菖蒲と呼びたくなる和の趣き。
池の端に蒼と黄の群生が茂り、黄色のコイが泳いでた。 緻密で鮮やかな色彩計画。
純白のアイリスもあって
横の丸い花は葱坊主みたいだ。
これは血のような茶色でちょっとこわい
ボーダーという塀のような植え込みのそここにもアイリスの姿。
ギリシア風(ローマ風?)の東屋が見えるので
ぐるっとまわってみる
つるバラのからまる東屋
この日はローズウィークのまっさい中だったので さまざまなバラも咲いていました。
つるバラで覆われたアーチ
白いの
ムシいり
ピンク。 撮っているうちに「いいね、いいね~♡」って どんどんアップになっていく。 そんな様子はちょっとオヤジっぽいかも。
もういっちょ
清楚な白
くしゅくしゅ
キュートなヒップ
常に手入れを怠らない庭づくりの姿勢がこんなところにも。 いまこれから植える苗たちがそこここに。
こんな風にあちらこちらで作業中。
猫の目線ってこのくらい?
この日のランチは、バラクライングリッシュガーデン内のレストランで。 予約なしの場合はバイキング、予約をすればコース料理が可能ということで あらかじめ席の予約を。
窓辺の席に通されて あれ、お庭はイングリッシュガーデンだけど レストランはイタリアンなのね。 ま、いっか、ここは日本だしカタイこと言わなくても(笑)
スプマンテにしようかなぁ、と思ったのですが ピエロパンのソアーヴェがあったので白ワインに。
まずは冷たいスープとパン
ホワイトアスパラと有精卵の温泉卵
パスタは私はグリーンアスパラのラザニアに変更して
友達はコースそのままの 信州海老(だったかな)とバラの花を練り込んだパスタ。 ↓以下気付いたらここから下が消えていたので書きなおしました。
お腹がいっぱいだと思っていたのに 目の前に出てくるとちゃーんとおさまったラム。
もちろんデザートも、まだあった別腹に。
コーヒーを飲んだら帰りのバスの時間まで またお庭をめぐりましょう。
小屋にはどんな鳥が住んでいるんだろう。
欝蒼とした森は20年の歳月の賜物ね。
黄色い藤はティファニーランプのモチーフみたい。
黄色い菊もここではゴージャス。
つぶつぶお豆みたいな植物もあったよ。
芍薬は木陰に神秘的にひそみ
野の花や高山植物の可憐さも知っているつもりだけど
こんな艶やかさには
抗えないのです
オトメなカフェでお茶を飲んだら そろそろ帰りのバスの時間だね。 ご興味のある方は、昨年秋のダリアウィークの記事はこちらで。 そして、今回利用したオフィシャルバスツアーはこちらです。
では、また~