2009年11月 ハプスブルク展・大開港展
珠玉の作品揃いでしたが、私が「おぉ!!」と思ったのは
ティッツァーノの≪イザベラ・デステ≫。 塩野七生の作品でおなじみの名前ですが、 こんなに愛らしかったとは。。。。 まっすぐな眼差しと、きりっと引き締めた口元が 意志も強そう。 全作品を観終わった最後にまた戻ってきて どこかでまた会えるといいな、って 心にメモをしてきました。
ハンス・フォン・アーヘンの≪神聖ローマ皇帝ルドルフ2世≫には、 むふふふふ♪ 自分の顔を野菜と果物で描かせたシャレのわかる王様でしょ^^ あの画は写実だったのね~!
フランドル絵画の部屋で 懐かしいオランダの風景に再会。 サロモン・ファン・ライスダールの≪渡し舟のある川の風景≫ そうそう、こんな色の空に、こんな色の木々が本当にあったんだった。。。。
フランツ・クサファー・ヴィンターハルターの描く 美しい≪オーストリア皇妃エリザベート≫。 この御顔を拝見すると、なぜか食べたくなるものがあって・・・・
それはそう、ザッハトルテ。 ちょうどミュージアムショップで デメルのものが売っていたので買ってしまった(笑)
そして、思いっきりホームグラウンドの 横浜美術館に帰って来ました。
150周年記念の 『大・開港展』は観ておこうっと。 徳川ゆかりの品々が、皇室ゆかりのゆかしく雅で品々とはまた違った シンプルで清しくて、またよいなぁ。 でも5月に観た尼門跡が一番ツボだった・・・と再確認したりして。
心に残ったのは輸出用の工芸品の部屋。 ≪桜花に蝶図七宝皿≫は清水三年坂美術館の収蔵品だから 京都のものでしょうか。
こちらは横浜真葛焼 初代宮山香山の≪高浮彫南天ニ鶉花瓶≫ 欧州では、みんな日本のこんな品々を欲しがって 王侯貴族もこぞって蒐集していたんだよなぁ・・・って。 気持ちわかっちゃうな。
日本丸と観覧車に、心の中で 「ただいま」って挨拶。 この海は、あの運河へつながっているんだよね。 そう考えると これからもがんばれる気がする。
では、また~