セルビア・ドナウ川流域の味を楽しむ夕べ in ココシバ

 5月25日は「セルビアドナウ川流域の味を楽しむ夕べ in ココシバ」で埼玉へ。

会場の Antenna Books & Cafe ココシバは、『イェレナと学ぶセルビア料理』の出版社である「ぶなのもり社」のお膝元。3月の「サラエヴォごはんを楽しむ夕べ」に引き続き、今回は「夏のドナウ川」の章のメニューを再現しました。

  

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準備にあたり、試作したクグロフをFacebookにアップしたところ嬉しいサプライズ。

セルビア旅行でお世話になったタマラさんの目にとまり、レシピを提供くださったカティツァさんにつなげてくださいました。タマラさん、ありがとう。

SNSってすごい!!

 

そして、夏のドナウ川で思い出すのは、そのセルビア旅行で訪れたゼムンの街。川沿いの店で食べた川魚のスープとローストが、はじめての現地レストランでの食事でした。 

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ベオグラード旧市街ゼムンのレストランにて)

 

名物料理に使われた魚は鯉やナマズ、川マス。それを日本で手に入れることは難しい。『イェレナと学ぶセルビア料理』の監修にあたっていた昨年秋から、このメニューを実際に出すときは何の魚を使おうか、実はずっと悩んでいました。

 

スープのレシピも東京で習ったものからマイナーチェンジしてあったため、試作を重ねて落ち着いたのが青魚を数種組みあわせること。出汁にアラをたっぷり使い、野菜とスパイスでさっぱり仕上げ。

 

 

 

川魚のローストは、現地では輪切りにした魚と乱切りポテトでしたがお客様の人数や調理時間、提供方法を考えると、ちと難しい。三枚おろしを天板に敷き詰める調理に落ち着きました。
 

 

そして迎えたイベント当日。

この日はココシバの法人設立記念日ということもあり、心ばかりのお祝いに「ポガチャ」を持参しました。

 

 

◆プログラム

 ・バルカン地域についての講演(ココシバ店主:小倉美保さん)

ココシバ店主の一人、小倉さんが過去のバルカン旅行写真をもとに、セルビアの魅力を講演。ちょっとゆるくて、懐の深いセルビアの魅力は、3月に参加されたリピーターのお客様には改めて、今回初めてのお客様にとっては新鮮なお話し。

 

カウンターの中では、料理も紹介をいただき、調理中の匂いでお客様の食欲も高まるのを感じつつの仕込みとなりました。

 

◆会食 

(ココシバFBページより)

 

イェレナと学ぶセルビア料理

イェレナと学ぶセルビア料理

 

メニュー:

       『イェレナと学ぶセルビア料理』夏のドナウ川より
Katicin kuglof / カティツァさんのクグロフ
Riblja čorba/ ドナウ川の漁師風スープ
Pijana riba iz Smedereva / スメデレヴォ風魚のオーブン焼き
Gomboce iz Novog Sada / ノヴィ・サドの伝統デザート
Pogaca / ポガチャ

 

ひととおりメニューの説明の後は、お祝いのパン「ポガチャ」をわけあいます。

セルビア語で「丸いパン」を意味する伝統的食で繁栄の象徴。お祭りや伝統行事には欠かせない料理です。

 

正式には教会で神父様の祝福を受けたものを食卓に並べ、

食べるときは、みんなで回し持ち

  

一斉にちぎります。 

 

 

 

Pogaca / ポガチャ 

 

 

 

Riblja čorba/ ドナウ川の漁師風スープ

出汁をとるところから会場で準備し、漂うスパイスの香りで講演を邪魔してしまいました(笑) 

 


Pijana riba iz Smedereva / スメデレヴォ風魚のオーブン焼き

直訳すると「スメレデヴォ風酔っ払い魚」という名前のとおり、ワインをたっぷり回しかけ、ジャガイモの薄切りで蓋をしてオーブンの中へ。

焼きたてをお出しして、瞬殺。あっという間にみなさまのお腹の中へ。

 

試食した一切れはガーリックトーストに載せたところ、ベストマッチ。

またやろう。 

 

 

Katicin kuglof / カティツァさんのクグロフ

どうやったらこんな味になるの?と質問が相次いだこのクグロフ。

その決め手はおそらく数種類のナッツをすり鉢でつぶすことと、その組み合わせ。柑橘系のピールも数種練り込み、すこし発酵させて焼き上げます。

かつてハプスブルク帝国の一部だったドナウ川以北のスレムスキ・カルロヴィツィという町で一番伝統のある店につたわる味は、イギリスのクリスマスプディングやイタリアのパネットーネを想像していただくと近いかもしれません。

 

 

Gomboce iz Novog Sada / ノヴィ・サドの伝統デザート

ユーゴスラビア圏の友人から「ゴンボツェつくらないの?美味しいのに」と、たびたび促されておりながら、食材の入手がネックで二の足をふんでいたゴンボツェ。

教わったときはフレッシュなプラムや桃でしたが、セミドライで大粒のプルーンで試作したところ、なかなかよい。

これからもメニューすることに決めました。

 

 

 そんなあれこれを交わしながらのお客様との時間。

 ゆっくりと時間の流れる和やかな集いの宵でした。

(ココシバFBページより)

 

ご参加のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

  

関連記事:

ココシバさんのFacebookページにも掲載いただきました。

 

 

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