映画『アンダーグラウンド』完全版
きょうはこれ。
やっと見ることのできたエミール・クストリツァ監督の代表作『アンダーグラウンド』完全版。
昨年最新作の『オン・ザ・ミルキーロード』を観て以来ずっと気になっていた作品です。
ストーリーの予備知識なく来たので、はじめはひたすらびっくりしていましたが、前半の半ばで状況が読めてきました。
舞台は架空の国であるけれど、そこはほぼユーゴスラヴィアであり第二次世界大戦から解体までの歴史が物語の背景にあります。
美貌ゆえ運命に弄ばれる女性。
花嫁や井戸、たくさんの動物は『オン・ザ・ミルキーロード』にも登場したので、バルカンブラスの音楽、シニカルな笑いとともに語られる監督の世界観がわかってきました。
暴力的なシーンは観ていて辛くなるけれど、きっとまた観直すんだろうな。
でも6時間はさすがに膝が痛くなったので、170分の上映時間の通常版で。