2018年3月 日本セルビア協会総会
2016年から数えて3度めの日本セルビア協会総会。
いずれも講演からの出席ですが、基礎知識が増えるにつれ理解度が深まり学ぶこと多し。懇親会では話に夢中になりすぎて写真撮り忘れ、記念のツーショットとか撮っておけばよかったなー、とまた後悔ですが、講演の内容をいろいろ( ..)φメモメモってきたので、興味のある方は過去記事もあわせてご覧ください。
懇親会の冒頭ネナド・グリシッチ大使のスピーチでは、今年1月の安倍首相訪問が大きく取りあげられました。セルビア共和国となってから初めての日本首相の訪問であり、今年は特別な年としてさらに経済協力を進めていく。首相に16社の企業が随行されていたとのことでした。
首相のセルビア到着時にはProja(プロヤ)でのおもてなしがあったそうです。
プロヤはセルビアの代表的な郷土料理のコーンブレッドで特別な友人に配るものということです。(写真は過去に大使館に納めたときのもの)
経済協力に加え、文化交流もお願いしたい、ということで微力ながら励まねば。
日本とセルビアの国交の歴史についての大使の講演は過去記事はこちら↓
プロヤの詳しいメニュー説明はこちら↓
講演は舞台演出家、一般社団法人 壁なき演劇センター代表理事の 杉山剛志氏による『セルビアとの演劇交流について』。
杉山氏が演出を務める壁なき演劇センターは、2015年コバチェビッチ作『バルカンのスパイ』、2017年チェーホフ『かもめ』など日本セルビア演劇交流プロジェクトで演劇を通した交流を重ねられています。
セルビアでは演劇がひとびとの生活のなかに根付いており、公演では老若男女さまざまな観客が訪れているそうです。 serbian-night.hatenablog.com
昨年の東京公演を鑑賞していたこともあり、セルビアの演劇は人間への愛情に満ち、ユーモア(特にブラックユーモア)に溢れている。社会風刺や今後の生き方を問いかけるものが多く、他者との関わりを重視している、という杉山氏の言葉に共感しました。
わたしも、この舞台を見たことによりセルビアの国民性に対する理解が深まったこともあり、「演劇は小さなメディアではあるが、時代を映す鏡であり同じ時間と空間を共有することによりつながりは大きい」 との言葉が心に残りました。
こちらのフバッチ作『ビザール』は2019年にセルビア、マケドニア、モンテネグロ、ブルガリアをまわる南東欧ツアーを予定しているそうです。
バルカンのスパイ(Balkan Spy) - Japan and Serbia Collaboration Preview
2015年『バルカンのスパイ』ではソーニャ役、2017年『かもめ』では主演の一人ニーナ役を演じられた東ケ崎さんからも現地スタッフとの心あたたまるエピソードが紹介されました。
懇親会の料理はe-foodによるケータリング。
わたしは仕事がないので、食事も忘れて友人知人と話しこみ、たくさんの方にもご紹介いただき充実の時間。
お腹は二次会で満たし、遅くまでお付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました。
大使館のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。