2018年6月 おいしいはたけ「田植え・かまど体験」
2018年6月3日は、”おいしいはたけ”主催「田植え・かまど体験」にて料理を担当いたしました。
”おいしいはたけ”主宰の冨田さんは、小田原市でお米、みかん、季節の野菜を完全無農薬有機で栽培し、古民家でワークショップなども開催されています。
共通の友人を通じてご縁をいただき、かまどで炊くご飯と、小田原の野菜、自然養鶏の卵にあうセルビア料理のおかずをつくりました。
田んぼの位置する下曽我は、富士山の東。
乗換の御殿場線、新松田駅からもくっきりと富士山が見え、テンションが上がります。
9:30に古民家に集合し、着替えて田んぼにむかうみなさんをお見送り。
大人と子どもをあわせて30名ほどの参加者でした。
当初は田植えも参加するつもりでしたが、タイムスケジュールと調理手順をすりあわせると、仕込みに専念しないとね、ということで。
田植えの体験の済んだ田んぼを帰り際に見学。
今回はほとんどの食材を主催者側にご用意いただきました。
さすが産地!野菜の色、大きさ、瑞々しさがぜんぜん違う。。。
萌える、というか、燃える!!
前の晩に洗ってざるにあげておいていただいた玄米。
ざるも竹だし。。。。
萌える。
玉ねぎは白と紫。人参の根のオレンジと、葉の緑。
いままで作ったなかで一番鮮やかなキャベツの煮込み!
田植え体験から戻った参加者の皆さまは、かまど体験へ。
昔ながらの土間でご飯を炊きます。
大人数のためカセットコンロの力も借りてメインの煮込み。
(お客様撮影)
玄米を炒るなど、根気のいる作業は人海戦術でお手伝いいただき
さらに野菜のカットなど、立っているみなさんの手はどんどん借りまして
(お客様撮影)
二間つづきの部屋にお膳を並べて盛り付け、配膳。
-------------------------
2015年のセルビアの山の上や農家でのおもてなしが思い出され、土地の恵みを抱いた新鮮な食材。大勢で囲む食卓。豊かさってこういうことなんじゃないかと思う。
-------------------------
(お客様撮影)
みんなで、そろって両手をあわせ「いただきます」。
メニュー:
・辰巳芳子さんの玄米スープ
・自然養鶏場「春夏秋冬」の卵で手作りマヨネーズ
・Jorgovan torta / ライラックサラダ
・Zelena salata / グリーンサラダ
・Svadbarski kupus / スバヅバルスキ クプス
・辰巳芳子さんの玄米スープ
今回のテーマ食材は「お米」。
参加者にはお子さんもおり、田植えで疲れた身体を癒す料理をつくりたい。
ならば、ということで、セルビア料理の枠を超え「いのちのスープ」として有名な養生スープを提案(写真は試作時のもの)。
小田原名産の梅でつくった梅干しもご用意いただき、ご自宅に帰っても作れるよう玄米を炒る作業をお願いし、手順を説明しながらの調理となりました。
・自然養鶏場「春夏秋冬」の卵で手作りマヨネーズ
もうひとつのテーマ食材が「卵」。
同じ小田原で養鶏場を営まれ、親交もある自然養鶏場「春夏秋冬」の卵を使用ということもあり、通常は市販品を使用のところを手作り。
写真は最寄りの店で購入した卵使用の試作時のもので、このときも美味しく感じましたが「春夏秋冬」の卵を使用した本番はすごかった。
本来はサワークリームとヨーグルトを加えますが、 あまりの美味しさに勿体なくなり、手作りマヨネーズのままと、ハーフ&ハーフで調理に使用しました。
・Jorgovan torta / ライラックサラダ
そのマヨネーズを使ったサラダ。多層になっており、食べる直前に混ぜます。
4つのうち3つはお客様が盛り付け。
横から見るとこんなふう。
・Zelena salata / グリーンサラダ
スーパーのものより、ふたまわりほど大きなラディッシュ。採りたてのアサツキ。
すこしミカンっぽいレモンを絞ったドレッシングで小田原の味。
(お客様撮影)
・Svadbarski kupus / スバヅバルスキ クプス
今回の食材は、3週間発酵させたこのキャベツのみ持参。あとは主催者側に手配いただきました。出来上がり写真を撮れなかったので、持参の鍋から盛り付け中の写真で。
食後はくつろぎの時間。
大人たちは話がはずみ、外へ出た子どもたちが縁側にひょこひょこと顔を出し、ゆったりと流れる時間。
古い農具なども見せていただき、帰り際に田植えの済んだ田んぼにも寄らせていただきました。
1本づつ丁寧に手植えしたキヌヒカリの苗。
無事に育ちますように。
(お客様撮影)
関係者のみなさま、ご参加のみなさま、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
もう稲刈りが楽しみです。
気が早っ。。。。