2016年9月 スロベニア(生ハム工場、ポストイナ鍾乳洞、ワイナリー)
クロアチア&スロベニア旅のレポートに戻ります。 6日めの9月23日はクロアチアのStrunjan(ストゥルニャン)で迎えた2日めの朝。
いつものようにがっつり朝食をとり、午後遅くなる試食をかねた昼食までの活力を養います。 バルカンのクレープはガスウォーター入り生地でもちもちした食感。ハチミツはお約束。
朝食後にホテル裏山のハイキングコースを散策
浄土ヶ浜を思い出させるようなプライベートビーチ
この日の予定は:
朝:朝食後Kras地方へ移動(63km・1時間)。
Gostilna Kobjeglava Restaurant生ハム工場見学および試食。
午前:Postojnska Jama(ポストイナ鍾乳洞)見学
午後:PlavjeのKlenArt premium Istrian winesにてワイナリーと畑の見学および試飲。 夜:Terme Krka (Strunjan)泊。
Gostilna Kobjeglava Restaurantに到着
Kobjeglavaで見学者むけに公開されている生ハムの旧作業場を見学しました。
オーストリアむけに出荷していた歴史を持ち、工場の入り口には1816年から使われている大きな井戸がありました。
生ハムづくりは例年気温が6℃以下に保たれる12月から1月にかけて行われるそうです。豚は国内産のもの。屋外にある木製の作業台は豚の解体に使われていたそうです。
室内で豚の足にピラノ産塩をもみ込んで2~5週間漬け込みます
余分な脂肪を削って重しをかけ均一な厚みに成形
胡椒と粉(小麦粉または米粉)で風味づけと蠅よけに塗り、11℃~26℃の範囲で20か月以上乾燥させるそうです。乾燥が済んだら50℃の水で洗い、完成。
端麗なセッティングでがっつり試食。
程よい塩味とゆたかな旨味。大変美味でした。
試食後はPostojnska Jama(ポストイナ鍾乳洞)へ移動
スロベニア有数の観光地。欧州最大の鍾乳洞です
イヤホンガイドを聞きながらトロッコに40分ほど乗り、徒歩で1時間ほど見学。
閉所恐怖症も麻痺するほどの大きさ。
天井の高さ40m、フルオーケストラ収容可能な「コンサートホール」と呼ばれる広場などなど
少し疲れたので、おやつにクレームシュニッタ
ワイナリー訪問3件めは、スロベニアのPlavjeでKlenArt premium Istrian wines。
世界各国から集めたワインコレクションが並ぶ試飲ルームでスパークリング2種、白1種、赤3種、デザートワイン1種をテイスティング。
KlenArtワイナリーは家族経営でご主人が醸造、奥様が畑、ご子息がマーケティングを担当し、年間生産数は120,000本以下に抑えているそうです。
すべて自社畑で手摘み、海の見えるセラーでステンレスと樽で発酵を行っていました。カベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワール、シャルドネなどの国際品種のワインも、エレガントで赤は今回訪問した3件の中で私的Best!(もともとアルプスの麓の産地が好みということもありますが)。
ワインも美味しかったけれど、お母さま手作りのパンやデザートも美味でした。
クロアチア、スロベニアとも土着のマルヴァジア(白)、テラン(黒)が主要品種。南は鉄分の多い赤い土壌で、ふくよかで香り豊かな味わい。アルプスを臨むこちらの畑は白土で味はスレンダーな印象。
8/15から収穫をはじめ、マルヴァジアなどは終了。すべて手摘みで、ひとりが摘む量は1t!
カヴェルネソーヴィニオンは私たちの訪問後からはじまるそうでした。
畑から地中海へ沈む夕陽が見えました。Strunjan(ストゥルニャン)に戻りTerme Krka泊。
旅はまだまだ続きます。