ステップアップクラス(貴腐ワイン)
ブドウにつく貴腐菌は果皮に穴をあけて水分を抜き、糖分を凝縮させます。
そしてそのブドウでつくったワインは醗酵後にも糖が残り、甘口となります。
あまーい、あまーいデザートワインですね♪
ちなみに、貴腐菌とはイチゴにつく灰色のカビと同じ菌なのだそうです。
おぉ、あれですか。
なるほどぉ。
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イチゴにつくと食べられませんが、ブドウの場合はカビてはいても腐っていないので”貴腐”になります。
ブラインド・テイスティングでう~む・・・・と悩んだけれど、「やっぱりコレが好きなのよ!」と、シートにハートをふたつをつけたのは
Chateau DOISY DAENE 1999
(写真は2003年ですが、テイスティングしたのは1999年)
黄金色で白桃のシロップ、白いバラ、柑橘系のとともに除光液のようなケミカルさ、そしてバニラ、ハチミツ、杏、カスタード(←後半は貴腐ブドウ特有のものだそうです)の香りを有します。
豊かな甘みにおだやかな酸味、しっかりとした渋み。
品種はセミヨン80% ソーヴィニヨン・ブラン20%
ボルドー大学の白ブドウ権威、デュブルデュー教授のワインです。
美味しいわけだぁ。。。。
そして、「やっぱりソーテルヌだった^^
アタシ”あま・にが系”好きだもんね」と自分でも納得。
そして、最後までソーテルヌとハートふたつをどちらにしようか悩んでいたのは
KRACHER Trockenbeeren Auslese N.V.
本日の一番人気でもありました。
またまたオーストリアのワインではないですかっ!!!
オーストリア恐るべし!!
明るい黄金色でありながら、柑橘系や白い花のようなテルペン香とかすかなゴムのようなペトロール香りもあわせ持ちます。
なめらかな口当たりに豊かな甘み、まろやかな酸味に、おだやかな苦味もあり、余韻に豊かな果実味が長くつづきます。
品種はヴェルシュリースリング、シャルドネ、トラミナー、ヴァイスブルグンダー、セームリング88(ショイレーベ)
ソーテルヌよりも軽やか。
とても美味しい^^
お料理はタルトタタン。
甘い&甘いの組み合わせで重いかと思いきや、パイで蒸されたリンゴの酸味と調和しておいしくいただきました。