セルビア ローラ民族舞踊団 全国ツアー2018

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3月1日は『セルビアLOLA民族音楽舞踊団』の鎌倉芸術館公演へ。

スラブ地方の民族舞踊は、KOLOと呼ばれる手をつないで踊るダンスで、ものすごくざっくりと説明すると「マイムマイム」のようなもの、というと何となくイメージがわくのではないでしょうか。その輪舞がプロの振付師とダンサーによって壮麗になったものが民族舞踊団の公演です。

例えばバレエがフィギュアスケートのペアだとすれば、アイスダンスのようなイメージ。華麗な足さばきが特徴です。
きらびやかな民族衣装がひらめき、揺れ、首飾りの金属音に目も耳も離せません。

 

 

 
パーティの席では老若男女が手をつなぎ誰でも踊れるような簡単なステップらしいのですが、舞踊団のダンサーともなれば時に激しく時に軽やかに、時に優雅に時に目にもとまらぬリズムを刻みます。

2014年のブランコ・ツヴェトコビッチ民族舞踊団来日公演にも行きましたが、そのときは大ホール。今回は小ホールの前から3列目。大ホールで全体を見降ろした舞台も印象深いものでしたが、今回はステップの力に圧倒されました。

 


AKUD Lola, Šumadija

 

刺繍のソックスに包まれたふくらはぎの躍動に最初から最後まで目が釘付け。
 

民謡は日本人にもどこか懐かしいコブシをまわす節回し。
どこかで聞いたことがあるような、でも初めて耳にする響き。
この懐かしみは料理とも共通するものがあります。 

 

 ある演目は嫉妬深い男性にとりついた悪魔を美しい魔女が歌の力で祓います。
地域や民族、宗教を超えて入り込む、どこかで知っているような、でも初めて見るダンス。ひきこまれてしまいました。 

 


AKUD "Lola" 3

最後は観客も手拍子。ステップを踏んでいるひとも居たかもしれない。

後ろの席からドンドンという振動が伝わってきました(笑) 

 

楽屋でダンサーのみなさんと記念撮影。

セルビア料理人だと自己紹介したら、ちょうど故国の料理が恋しくなっていた頃のようで「サルマつくれる?食べたーい」という声も。
日本は楽しいけれど、ご飯食べに帰りたい。肉が食べたい、ですって。

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みんな大きい、というか、わたしが小さすぎ。

 

 

公演は14日まで。

www.folklorereport.com

関係者の皆さま、ありがとうございました。