はちみつ収穫体験・採蜜
昨日は「0からはじめるはちみつ収穫体験」の最終回。
初回の巣枠づくり、2回目のラベルづくりからの続きで、採蜜体験をしてきました。
蜜でもりもりの巣枠。
たしかに自分たちでつくった巣枠の証明の刻印入りです。
汚れてもいい服装で、ということなの、やる気まんまんでツナギを持参。養蜂家のイメージで淡色を選んだのですが、蜂には赤が見えなのだそうす。赤でもよかったな。室内だけど(笑)
ひとつの巣枠に最大で2kgほどの蜜が溜まります。満杯になった六角形の枠には蜂が蓋をするので、その部分を専用の道具で開けて遠心分離機にかけ、採蜜をします。
ベタベタになりながら、熊って本当に蜂蜜を舐めにくるんですか?って聞いてみたり。関東には熊がいませんが、いちど味を覚えたら来るらしい。鎌倉では台湾リスが蜂の子を狙うとか。
ほかにも、養蜂の経済貢献は蜜よりも受粉のほうが高いこと。開花時期と農薬散布の関係でリンゴの花の蜜を集めるのを難しいこと、ミカンの花は受粉すると種ができてしまうので蜂を嫌う農家さんも居ることなどなど。蜂蜜について考えるということも、自然環境全体を考える入り口のひとつになるのだなぁ。
これは、農家さんや漁師さん、養鶏家さん、酪農家さんの話を伺ったときにも感じたことで、農家さんは土だけを見ているのではないし、漁師さんは森のことも考えている。養鶏家さんは田畑のことも考えている。酪農家さんも自然エネルギーのことも考えている。
大磯の湘南ゴールド主体の蜜と、三浦のハゼが主体の蜜は濃度も風味も異なり、ワインでいうテロワールの違い。私がいいな、という生産者さんは土地によって生み出される味の違いを大切にされている方が多く、その特徴を生かした料理をつくらねばな、と自分の役割を考えることにつながります。
私は食べる人と生産者さんの真ん中にいる者として、つないだり、伝えたり橋渡しをしていこう。
次は、いざ、蜜源(^^