Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.9
おかげさまで6月のSerbian Night@渋谷も無事終了。
今月はセルビア料理の神髄、三種の神器とも言えるラキヤ(蒸留酒)、アイヴァル(パプリカペースト)、カイマック(高原牛の発酵クリーム)を揃えた渾身のメニューでしたが、お客様はまさかの、おひとり様。
ただ、そのまさかが友人の吉田かおりさんで、ちょうどこの日は彼女が挑戦中のクラウドファンディングもあと10日あまりというタイミング。
Serbian Nightもクラウドファンディングの企画として生まれ、参加券をリターンとして回を重ねたこともあり、この日はともに話して食べて、
採算を度外視すれば(してはいけないのですが)充ち足りた時間を過ごしました。
けれども、せっかくの「これぞセルビア!という」メニューの魅力をお客様にうまく伝えられなかったことが悔やまれてなりません。 日頃の説明も言葉足らずではなかったか。
セルビア料理をロシア料理ほどに知名度と人気を上げたい!と、都内のロシアや旧ソ連の国々のレストランで相談に乗っていただいたり、食べて勉強をしています。
続きを読む2019年6月 プライベート・シェフ出張
セルビアからお迎えするお客様を囲む席にセルビア料理の軽食を、とケータリングのご依頼をいただきました。
打合せに向かった会場は、銀座の由緒ある店舗。深く考えると緊張がつのって味に影響が出るので、こんな時こそマインドフルネス。極力淡々と無の境地でいつものように仕込み。
バルカン料理を仕事にするうえで尽きない悩みは、大きな型を見つけること。
カイマックなど、一部の限られた食材以外はセルビア国内よりも割高になりますが、何とかならないこともありません。
けれども、現地で目にする業務用サイズの型は、日本人にとって洗面器ですか、タライですか、というサイズ感。何でどう代用するのかが悩みどころ。
1mほどの麺棒はアメ横でも見つからず、ホームセンターの木材売り場で。
4×4cmサイズで30人分を一度に焼くために見つけたパイ型は、IKEA製のバット。両側に持ち手もついて、使い勝手もなかなかGood。いろいろ探してみるものです。
続きを読む園田あけみ個展 ACO Factory collection
5月28日は、"園田あけみ個展 ACO Factory collection"のレセプションで料理を担当しました。
2015年11月にセルビアンナイトを初めて開催した代官山のカフェで、同時期に展示されていた「食」をテーマにした立体作品に作品にひとめ惚れ。
食品サンプルとは一線を画した作家性を保ちながら、ピザやラーメンがちょっぴりユーモアを含んだ愛らしい作品として仕上げられており、聞けばレストランからの依頼による製作とのこと。
わたしもセルビア料理のアイコンとなるものが欲しいなー。。。。と、ひそかに思いを募らせていました。
翌年のゴールデンウィークの代官山春花祭でのブース出店でご一緒した際、思い切ってオリジナルグッズの製作を依頼。
セルビアンナイトのシンボルである、このマスコットは、そんなご縁で園田あけみさんの手から生み出されました。
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