2015年10月 岩手県大船渡市(魚市場)・陸前高田市(稲刈り)
実りの秋を迎え、先週末は陸前高田で稲刈りをしてきました。
10月2日の22時すぎに新宿からレンタカーの乗合で出発し、大船渡魚市場に翌3日の6時前に大船渡魚市場に到着。
前日の低気圧により出漁した船は少なかったそうですが、1階ホールでガラス越しに水揚げやセリの様子を見学することができました。
1964年に7開設された大船渡魚市場は、2011年の震災により老朽化した設備の整備工事が中断。
2013年から再開されているそうです。
1階のホールには入船予定が続々と表示されます。
メジナマグロの計量。
定置網なので、凍らせない生での水揚げだそうです。
生牡蠣の出荷もはじまりました。
別のモニターでは入札の様子も表示されます。
魚を見定める仲買人たち。
見学を続けるうちに夜も明けてきました。
市場の食堂で朝定食700円也。
市場での朝食後陸前高田に移動し、米崎の金野さんの田んぼで稲刈り開始。
まず、刈り取った稲を縛る藁を腰につけるための縄をなう作業。
指導を受けながら、みな自分の分をクルクルとなう。
カマと縄で準備万端。
刈り取り開始。
刈り取った稲の藁での結び方の要領がつかめなかったため確認。
どんどん行きます。
一枚刈り終ったところで、はぜを立てて稲をかけてゆきます。
無農薬無肥料のため、カエルやバッタとともに作業。
下草の花も実も様々で、足場も湿ったところ、乾いたところ様々。
一枚一枚異なる栽培方法をされているため、田んぼごと、場所ごとに稲の生育状況や下草の生え方に差があり興味深い。
夜は車屋さんで乾杯!
地酒の「雪っこ」
焼き鳥とか天ぷらとか。じゃこピザ旨し!
サンマの刺身!
店主の熊谷さん。
津波の被害にあい、仮設店舗での営業です。
店舗を持たず出張料理で営業をしていると私自身の話をしたところ、何とも言えない表情をされ「まず暖簾をあげ続けることだ」という胸に迫るアドバイスを頂きました。
翌日も朝から作業開始。
帰京のため2日間めは午前中にて作業を終了。
栽培方法や収穫方法により長さや実の付き具合が異なっていました。
市の中心部では解体がはじまるコンベア下を通過。
高田のみなさま、同行のみなさま、ありがとうございます。
7月、8月、9月と東北に行けず”陸前高田ロス”だったので、おかげさまで生き返ることができました。
また行くぜ、東北!