Serbian Night Cafe@鎌倉ソンベカフェ Vol.12

毎月第2㈬はSerbian Night Cafe@ソンベカフェの日。

 

雨が夜半に初雪にかわる可能性もあるという予報もあった前夜。

どうか晴れますように、と願って目ざめると、積もってなくてよかった!

冷たい雨の朝でした。

そんなはじまりの12月のセルビアンナイトは「人間万事塞翁が馬」の1日でした。

 

ほっと胸をなでおろしたのも束の間、移動中の藤沢駅で、引いていたカートの底が外れるというアクシデント!!!

 

折れかかる心を「たしかに、いつも積載オーバーだったけど。いや、いいほうに考えよう。ラッキーなほうだ。95名の日じゃなく今日でよかった。」となだめ、食材を風呂敷に包み直して鎌倉に到着。

幸いなことにソンベのオーナーが店に居たのでセッティングも手伝ってもらえてラッキー。

 

ということで、今月はいつもの定点観測の外観写真を撮る余裕がありませんでした。。。

 

以下、全体的に写真が少なめですが、師走の忙しいこの時期、寒空のなか、ご来店のみなさま、ありがとうございました。

 

笑顔に元気をいただきました。

充分なおもてなしができていたかな。寛いでいただけたかな。

今月は特に不安が残りますが、おかげさまで来月からソンベカフェでの2年めを迎えます。

人間万事塞翁が馬」。

新しい年にむけ、新しいカートを手に入れて頑張ります☺

 

 

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ジョージアのCHACHA(蒸留酒)とオーストリアの貴腐ワイン

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Georgian Liquir "CHA CHA" and Austrian Beerenauslese.

週末のバルカン勉強会の望年会席上で、参加者持ち込みの貴重なワインをいただきました。

 

乾杯での1本めは、日本で入手困難なジョージアのCHACHAというグラッパ

ワインを絞ったあとの残渣から抽出した果汁でつくられた蒸留酒です。

 

帰宅後、手持ちの2006年度版ソムリエ教本で調べてみると、うむむむむむ、受験当時は何の疑問も持たずにいたけれど、ジョージアのワイン法に関するページがない。

ワイン発祥の地なのにね。

 

いいのか?と感じて、購入したばかりの『La Carte des Vins』でさらに調べると、18のアペラシオンで栽培されている土着品種の数は525種で、世界最多だそうな。

 

いやいや

・・・・・むしろ試験に出なくてよかった😅

 

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2018年11月 醤油の学校・後編

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和食の基本はさ・し・す・せ・そ。

砂糖・塩・酢・醤油・味噌。

セルビアという異国の料理を生業としていますが、セルビア料理の研究は言うまでもないこと。自国の食文化への理解があってこそ、他国の文化の発信ができるというものです。

 

発酵食は両国に共通のもの。

ソムリエ試験で嫌というほど座学は詰め込みましたが、日本で無許可の酒造は

ご法度のため自家発酵をはじめたのは最近のこと。天然酵母パンや手前味噌を仕込んだら、市販品との風味の違いに驚きました。

無理だと思い込んでいた手前醤油も可能と知り、きちんと学ぼうと4月に「醤油の学校」を受講しました。

 

講師は陸前高田の老舗、八木澤商店社長 河野通洋さん。

完成した醤油の容器を愛おしそうに抱える笑顔で、醤油に対する深い愛情が伝わってきますよね。

 

 2013年に一ノ関の新工場を見学した際に、醤油の香りは300種類の集合体であること、丸大豆醤油と廉価版の醤油との違い、などなど知っているようで知らなかったお話を伺い醤油に興味を持つきっかけとなりました。以来、八木澤商店の商品が我が家の定番です。

 

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