Serbian Night Vol.68《Sarma(サワーキャベツのロールキャベツ)とBajadera(バヤデーラ)で、がっつりランチ&ブランチ》
セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店です。2月15日はセルビアの建国記念日にあたるため、2月11日の今回は、両国の建国記念日を祝うメニューを組みました。
週の初めから、大雪への警戒情報がくりかえされるなか、たくさん積もったら困るな。今回はイレギュラーで3連休の初日の金曜日でもあるし、ご予約のお客様は日にちを間違えずに来てくれるかな、と、気をもんだ数日間。おかげさまで、すべてが杞憂におわりました。余計なことを考えて、準備を一日前倒ししなければいけないことを失念しかかった、わたしのほうがが危うかったです。はい。
ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。11月からはじめたブランチ/ランチ営業も3か月が過ぎ、定期的に足を運んでくださるお客様も増えました。お気に入りの席も決まってきたのかな。リラックスしてお食事を楽しんでいる空気を嬉しく感じながら調理しています。とはいえ、毎週なぜか、午前、午後のどちらかにご予約が集まる不思議。予想外の貸し切り状態になっても、心地よくゆったり過ごしてくださるお客様に感謝です。親しいご友人やご家族の集まりや、お持ちのお酒やワインでお食事を楽しみたいお客様には、ご相談のうえでの貸し切り営業も承っているので、お気軽にお声掛けくださいね。
セルビアンナイトは、これからも感染対策につとめながら、毎週土曜日にオープンいたします。青山通りは渋谷でも静かなエリアです。週末のお昼に、ゆったり寛ぎに来てください。
セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分の青山通り沿いにあります。イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下1階にあります。
入り口の目印はセルビア国旗。、右の階段を地下に降りた、つけ麺やさんの奥が入り口です。
コロナウィルス感染症対策について
- 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください(健康理由のキャンセル料は無料)。
- 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
- 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
- 対面席およびカウンター席にアクリル板を設置しております。
- 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
- お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。
- 換気のため入り口ドアを開放しています。暖かい服装でおいでください。
衛生対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を9名様までの定員としています。時間帯は11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制とし、料理も大皿での取り分け形式から、銘々盛りのコース仕立てに変更しています。
今週のメニュー:
- Ajvar(アイバル) / パプリカペースト
- Paprika sa sirom(パプリカ・サ・シロム) / パプリカのチーズ詰め
- Sarma(サルマ)/ サワーキャベツのロールキャベツ
- Lepinja(レピニャ)/ ピタパン
- Bajadera(バヤデーラ)/ ウォールナッツサンドチョコレート
- Domaća Kafa(ドマチャ・カファ) / トルココーヒー または、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ) / ハーブティー
※アルコールの提供は、セルビアンナイト営業当日の行政からの要請状況に応じて行います。提供可能な場合はキャッシュオンといたします。
今週の仕込み風景。
2月15日はセルビアの建国記念日にあたるため、2月11日の今回は、両国の建国記念日を祝うメニューを組みました。
お客様の写真より。今回の前菜は、左から自家製ピクルスとオリーブ、ブリーチーズ、生ハムと胡桃、セルビア産アイバル。
パプリカを使った料理はセルビアにたくさんありますが、私的な「推し」はこのPaprika sa sirom(パプリカ・サ・シロム)。「今回はこれを食べに来ました!」というリピーターのお客様の言葉に、マスクの後ろで、うふふ、そうでしょ、と、ニヤリ。
お客様の写真より。初対面のセルビア人に「セルビア料理専門の料理人」と自己紹介すると、必ず尋ねられる質問が「サルマつくれる?」。「もちろん!」と答えると「わかってるじゃん」「いいやつ」認定がもらえます。現地では、これが上手にできると「お嫁にいける」メニューでもあるそうです。
お祝いの定番ですが、肉を包む丸ごと発酵させたサワーキャベツが市販されていないため、調理は漬け込むところからスタートの、数カ月かかる料理になってしまいます。秋風が吹き始める頃から「今年はいつ頃から食べられそう?」と、リクエストがはじまる人気メニュー。追加でキャベツを漬けて、もう一度くらい提供できるよう頑張ります。ユリウス暦のイースター頃に出せるかな。
レピニャ”は粉と牛乳、水にイースト、塩胡椒を加えてつくるシンプルなピタパン。インドからアドリア海までの広大な地域で愛されている平たいパンです。
市販のピタパンもありますが、ぷっくり膨らんだのが食べたいな、と、せっせと自家製。セルビアンナイトのテーブルに欠かせない存在です。
お客様の写真より。
両国の建国記念日を祝う、とは言いながら、その11日と15日の間には聖バレンタインの日もありますね、ということでデザートはもちろんチョコレート。
セルビアでチョコレートといえば、やっぱりこれだよね、というバヤデーラ。3cm×3cmに切り分けて、ひとつだけ、もうひとつだけ、と思いながら手が止められない、ひとをダメにするお菓子です。
コーヒーが苦手な方には、ハーブティをお出ししています。
左から、ラベンダー、ハイビスカス、ブルーマロウの3種類のご用意がありますので、その時の気分にあわせてお選びくださいね。
今週のBGMは、イーヴォ・ポゴレリチ(Ivo Pogorelich)のモーツァルト。
ソナタは、むかーし、わたしもお稽古していたので、まだうっすら暗譜もしておりますが。そうか、こんな弾き方もあったのか!耳からウロコを落としながら、飽きもせずヘビーローテーション。
セルビアンナイトは、引き続き毎週土曜に営業中。
青山通りは渋谷でも静かなエリアです。週末のお昼に、ゆったり寛ぎに来てください。
ご予約はこちらのチケットサイト↓で4週間前から前日まで受け付けています。
https://peatix.com/group/2043652/events
アイバルのお求めは、直営のオンラインショップでどうぞ。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています。