Serbian Night Vol.63《Pasulj Prebranac(ベイクドビーンズ)とGibanica(チーズパイ)で、がっつりランチ&ブランチ》
昨年は営業自粛の中で迎えた新年でしたが、おかげさまで今年はセルビアンナイトでも仕事始めが迎えられました。
セルビアの人々はユリウス暦でクリスマスと新年を祝います。グレゴリオ暦から2週間遅れのユリウス暦では、東京都心で10cmの積雪があった1月6日はユリウス暦のクリスマスイブ。翌1月7日がクリスマスでした。8日のセルビアンナイトは、積雪からの路面の凍結も気掛かりでしたが、渋谷ではほとんどの雪も消えており、ほっと胸をなでおろしました。
メニューは、新年恒例の正教会のクリスマスにちなんだメニューとしたところ、ユリウス暦のクリスマスイブがお誕生日というお客様が、誕生日祝いのお食事に来店くださいました。幾重にも重なる「おめでとうございます」で気分はとても晴れやか。
おいでくださったお客様、そしていつも気にかけてくださる皆さま、ありがとうございます。おかげさまで、おだやかな年のはじまりが迎えられました。
第6の波も気になりますが、お店は引き続き毎週土曜に開けていきます。がっつりランチとブランチで、のんびりまったり寛ぎに来てください。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分の青山通り沿いにあります。イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下1階にあります。
入り口の目印はセルビア国旗。、右の階段を地下に降りた、つけ麺やさんの奥が入り口です。
コロナウィルス感染症対策について
- 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください(健康理由のキャンセル料は無料)。
- 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
- 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
- 対面席およびカウンター席にアクリル板を設置しております。
- 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
- お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。
- 換気のため入り口ドアを開放しています。暖かい服装でおいでください。
衛生対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を9名様までの定員としています。時間帯は11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制とし、料理も大皿での取り分け形式から、銘々盛りのコース仕立てに変更しています。
今週のコースメニュー(ご予約制):
- Ajvar(アイバル) / パプリカペースト
- Kiseli Kupus(キセリクプス) / サワーキャベツのサラダ
- Pasulj Prebranac(パスリ・プレブラナッツ) / ベイクドビーンズ
- Gibanica(ギバニツァ) / チーズパイ
- Reform Torte(レフォーム・トルテ) / チョコレートケーキ
- Domaća Kafa(ドマチャ・カファ) / トルココーヒー
今週の仕込みの様子あれこれ
ベイクドビーンズには、この夏セルビアに渡航した友人からのお土産を使い、少しでも現地の味に近いものをお客様に味わっていただけるように。
サワーキャベツのサラダは、丸ごとを3週間漬け込んだ自家製です。
今週の前菜は、左からナッツとドライフルーツの盛り合わせ、パルミジャーノとブリーチーズ、セルビア産アイバル。
3週間塩漬けで発酵させたキャベツを刻みサラダにしました。
クリスマスまで肉や乳製品を禁じるセルビア正教会の慣習により、家庭でのクリスマスイブの定番料理がベイクドビーンズです。クリスマス(1月7日)からは肉食が解禁されるため、8日開催のセルビアンナイトでも、晴れて大きなソーセージをトッピング。
例年、年明けのパーティでは、Božićna Česnica(ボヅィツィナ・チェスニッツア)という大きなクリスマスのパンを焼き、コインを仕込んで運試しをしますがコロナ禍での今年はそれも自粛。
かわりにGibanica(ギバニッツァ)という / チーズパイを焼きました。トルコ発祥の、バルカン半島で最も有名で人気があるパイの1つで、セルビアでは、クリスマス、イースター、スラヴァなどの伝統的なお祝いの席やレストランの定番料理です。
"Reform Torte"は、和訳すると「改革のケーキ」という、社会主義国家の歴史が色濃く感じられる名前。クリスマスやイースター、聖人の日など、祝いごとの席に欠かせないケーキの女王です。レシピはとてもシンプル。スポンジには小麦粉の代わりにアーモンドを挽いた粉を使います。クリームは卵黄とチョコレート、バターのみ。
〆はいつもどおりにトルココーヒーで。粉が沈んでいるので、お気をつけてお召し上がりください。
営業自粛の間、気分的に何となく音楽はPOPなものよりもクラシックやジャズを多く聞いていた流れで、BGMは以前のバルカンブラスよりもクラシックが多い新生セルビアンナイト。今週のBGMも、セルビア人ヴァイオリニストのNemanja Radulovicでした。
セルビアンナイトは、本年も引き続き毎週土曜に青山通り営業中。
がっつりランチとブランチで、のんびりまったり寛ぎに来てください。
ご予約はこちらのチケットサイトで4週間前から前日まで受け付けています。
https://peatix.com/group/2043652/events
皆様にお会いできるのを楽しみにしています。