Serbian Night Vol.78《Pljeskavica(グルメバーガー)とReforma Torta(アーモンド風味のチョコレートケーキ)で、がっつりランチ&ブランチ》
セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店です。1年8か月の営業自粛を経て、昨年の11月より再始動しています。
バルカン半島では、” Ćevapi/チェヴァピ (別名Ćevapčići/チェヴァプチチ)”や”Pljeskavica/プリェスカヴィツア"が人気のストリートフードです。セルビアンナイトでも 、肉団子のグリルのチェヴァピを目当てに来店されるお客様も多く、毎月第4土曜日のメニューとしてお出ししています。グルメバーガーのプリェスカヴィツァも、セルビア在住経験のあるお客様や、近隣諸国を含む外国人のお客様からのリクエストも多いメニュー。今月の第4土曜日のメインメニューは趣向を変えて、ストリートフードつながりのプリェスカヴィツァとしました。
本場のプリェスカヴィツァは、お皿を覆いつくすようなサイズがスタンダードです。とはいえ、日本人の胃袋には、かなりきびしい。現地のハーフサイズで焼いているパンにあわせ、肉もハーフサイズにしました。それでも(直径30cmほどのお皿に盛り合わせたため、写真では伝わりにくいですが)、調べてみると、それでもマクドナルドのパティの重量の3-4倍!!おそるべし、バルカンサイズ。
フライドポテトと、パンと、お肉、「映え」ない色味の三つ巴となってしまいましたが、茶色は裏切らない。ワインも進む、「がっつり」ランチ&ブランチの名にふさわしいメニューになりました。これからも定期的に出していきますので、今回ご都合あわず逃してしまった方も楽しみにしていてくださいね。
毎週土曜日にオープンしているセルビアンナイトですが、第5土曜日の4月30日はお休みをいただきます。副反応の可能性が高いため(1.2回目ともあったので)3回目のワクチン接種をためらっていましたが、2週間あれば寝込んでも大丈夫かな、ということで、お休み中に行ってきます。次回は5月7日㈯です。
ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。セルビアンナイトは、これからも感染防止対策につとめながら、毎週土曜日にオープンいたします。おひとり様も大歓迎。セルビアワインのご予約も承ります。ワインはセルビアの土着品種を中心に揃えています。興味のある方は、ぜひワインリストをご覧くださいね。
週末のお昼のひとときを、セルビアンナイトで、ゆったり寛ぎに来てください。
セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分の青山通り沿いにあります。イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下1階にあります。
渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂~青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。
入り口の目印はセルビア国旗。、右の階段を地下に降りた、つけ麺やさんの奥が入り口です。
コロナウィルス感染症対策について
- 発熱や咳など体調がすぐれない方はお申し出のうえ、参加をご遠慮ください(健康理由のキャンセル料は無料)。
- 入店時にアルコールによる手指の消毒をお願いしております。
- 飛沫感染予防のため、ご利用いただける座席を限定しております。
- 対面席およびカウンター席にアクリル板を設置しております。
- 飲食時以外のマスクの着用にご協力ください。
- お飲み物、食べ物の持ち込みおよび、お持ち帰りはお断りしています。
お食事の時間帯を、11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制としています。感染防止対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を8名様までの定員としています。
メニュー
- Ajvar(アイバル) / パプリカペースト
- Šopska salata(ショプスカ・サラータ) / ショプ地方のサラダ
- Pljeskavica(プリェスカヴィツア)/ グルメバーガー
- Lepinja(レピニャ)/ ピタパン
- Reforma Torta(レフォルマ・トルタ)/ アーモンド風味のチョコレートケーキ
- Domaća Kafa(ドマチャ・カファ) / トルココーヒーまたは、Biljni čaj(ビリィニ・チャイ) / ハーブティー
今回の前菜は、左からセルビア産アイバル、自家製ピクルスとスモークチキン、ハチミツでした。
ハチミツは、セルビアでは、アイバルとともにテーブルに並ぶ食卓の必需品。今回仕入れた、隣国のマケドニア産はちみつは、の花やアカシアなど、森の香りが漂い、パンにつけたり、いろいろな料理に「ちょい足し」をして「味変」する食事お供にぴったりです。
ショプスカサラータは、ブルガリア、セルビア、マケドニアにまたがる「ショプ地方のサラダ」という名前のサラダです。山がちなその地方では、山岳牧畜民が多く暮らしているため「羊飼いのサラダ」というニュアンスも含み、特徴は、角切りした野菜に、山羊や羊のチーズをたっぷりと振りかけること。
今回はトルコのホワイトチーズをたっぷり載せました。
直径30cmほどのお皿に盛り合わせたため、写真では伝わりにくいですが、調べてみたら、ハーフサイズでつくっても、マクドナルドの3-4倍の重量だったプリェスカヴィツァ。つなぎを一切入れず、肉と調味料だけで成型しているため、ボリュームも見た目以上です。
パンに挟んで豪快にかぶりついたり、それでは大きすぎる場合には(たとえば、顎関節症の、いまのわたしには無理・泣)、ひと口づつにカットして召し上がっていただけるよう、大きなプレートにプリェスカヴィツァとレピニャ、フライドポテトを並べてお出ししました。
社会主義時代から伝わるレフォルマ・トルタは、セルビアの人びとから「おばあちゃんがよく作ってくれた」「ママを思い出す」という言葉をよく聞くケーキです。小麦粉を使わず、アーモンドとメレンゲで焼いたスポンジに、卵黄とチョコレート、バターでつくったクリームをコーティングするレシピは、濃厚でクセになる。
豊かな農業国なんだなぁと感じながらも、カロリーも気になるので、こちらも日本人にあわせたサイズでお出ししています。
”ドマチャ・カファ”日本語で自家製コーヒーという意味のトルコスタイルのコーヒーです。写真の上部に写るジェズヴァ(Džezva)という、胴がくびれた小鍋でコーヒー煮だして淹れます。
今週のBGMもバルカンブラス。
話題にのぼった映画「炎のジプシー・ブラス~地図にない村から」の予告編動画をご紹介。
青山通りは渋谷でも落ち着いたエリアです。週末のお昼のひとときを、寛ぎに来てください。
ご予約はこちらのチケットサイト↓で4週間前から前日まで受け付けています。
https://peatix.com/group/2043652/events
アイバルやセルビア雑貨のお求めは、直営のオンラインショップでどうぞ。
皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。