Serbian Night Vol.85《Burek sa prazilukom i mesom(ネギと挽肉の渦巻きパイ)とLeskovački Uštipci(レスコヴァッツ地方の肉だんご)で、がっつりブランチ&ランチ》
セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店です。メニューは週替わりの完全ご予約制となっています。
毎週日曜日に更新しているこのブログですが、写真の整理をすませ、いざ文章を書こうとPCに向かったところ、キーボードを打っても反応せず。ログインできず、いろいろやってみましたが、ストライキ?あきらめて月曜の朝に、時折フリーズする機械のご機嫌をうかがいつつ書いています。PCさん、動いてくれてありがとう。がんばってね。
毎月第3土曜日の主役は、左のお皿の渦巻きパイ「ブレク」。昨年の再開以来、大皿ではなく銘々盛りのコースで提供していますが、今回のメニューは同時に召し上がっていただいたほうが美味しいよね、と料理を一度にお出ししました。今週のブレクは、しっかり炒めて甘みを引き出した長ネギと、ジューシーな挽肉が具材。和や中華でも馴染みのある組合せで、日本人にはエキゾチックさが足りない?とメニューに入れるか迷いましたが、オレガノやオールスパイスの漂う香りは、しっかりとヨーロッパ。セルビアンナイトでは、セルビア人や現地経験の多い方に人気です。予備の分を出したところ、今まで食べたブレクのなかで、いちばん美味しい!と、バルカン渡航経験のない家族にも絶賛されました。まだ召し上がっていない方は、ぜひトライしてみてくださいね(個人の感想です。好みには個人差があります・笑)。
ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。すこしづつ、コロナ禍以前の「日常」が戻ってきました。グラスでワインを召し上がりたいというリクエストや、2年間開催が見送られていた催事など、スポットの仕事も入りはじめたため、8月以降の営業時間と曜日の見直しを検討しています。
7月いっぱいは、毎週土曜日の昼にオープンいたします。時にはおひとりで、時にはご友人やご家族、大切な方と、寛ぎにきてください。
セルビアンナイトの場所をお借りしているコラボカフェは、渋谷駅から徒歩7分の青山通り沿いにあります。 渋谷駅の改札を出て東口方面に向かい、ヒカリエの2階通路を抜けて宮益坂~青山通りへと向かうと、ハチ公口やスクランブル交差点の人込みを避けたアクセスが可能です。 入り口の目印はセルビア国旗。渋谷から青山通りを旧こどもの城、国連大学方面へ向かうと、道の青山学院大学側、スターバックス渋谷2丁目店の先3軒めが、青山台ビルです。セルビア国旗とセルビアンナイト看板右手の階段を地下へ降りてください。通路つきあたり左が入り口です。 お食事の時間帯を、11:00からのブランチと13:30からのランチの二部制としています。感染防止対策のため、座席はすべて1名様または2人名様でのご利用に留め、全20席を8名様までの定員としています。 小さなお子様連れのお客様には、ソファー席をご用意いたします。ご予約の際にお声掛けくださいね。 6月18日㈯のメニュー 週替わりの前菜盛り合わせでお馴染みのアイバルですが、今回はお肉の付け合わせに移動。今週は左からスモークチキンとサラミ、フェタチーズとプルーンに朝摘みのディルを添えました。右端は、4月からレギュラーになった左端のマケドニア産はちみつです。 日本では、フルーツやジャムで甘みをつけて食べるヨーグルトですが、ヨーロッパでは発酵飲料としてそのまま飲んだり、料理の食材として酸味を生かす食べ方が主流です。 「タラトル」は、オスマン帝国発祥のヨーグルトにニンニク、キュウリなどを加えたサラダです。セルビアナイトでは、よく作り方を訊ねられる人気の料理です。 しっかり炒めて甘みを引き出した長ネギと、ジューシーな挽肉の組み合わせ。和や中華でも馴染みのある組合せですが、オレガノやオールスパイスの漂う香りは、しっかりとヨーロッパ。 オスマン帝国時代からつくられるようになったブレク(トルコ語では börek)は、バルカン半島でも人気の軽食です。小麦粉の生地を、文字が透けてみえるほど皮膚のようにうすーく均一に伸ばし、具を巻き込んで細く長いパイにします。その成型はとぐろを巻いて渦巻き状、折りたたんで蛇腹状など、バリエーションがみられます。 セルビアで一番肉が美味しい地域といわれているレスコヴァツ地方の名のついた肉団子(Uštipci)は、チーズとベーコン入り。銘醸地の名物料理にふさわしく、赤ワインにとてもほくあいます。こちらもレスコヴァッツ産のアイバルを添えました。 トルコ語で「甘い」という意味の、チーズケーキです。焼き上がりにレモン風味のシロップをたっぷりと浸み込ませました。 バクラバやこのケーキのような、シロップ系のパンチの甘さのあるお菓子を、ときどき無性に食べたくなるのは、わたしだけじゃないんじゃないかな?と、定期的にメニューに入れています。 ”ドマチャ・カファ”日本語で自家製コーヒーという意味のトルコスタイルのコーヒーです。写真の上部に写るジェズヴァ(Džezva)という、胴がくびれた小鍋でコーヒー煮だして淹れます。 ハーブティのご用意もありますので、その日の気分で選んでくださいね。 セルビアワインの新銘柄も入荷しました。お料理とあわせてご予約を承ります。興味のある方は、ぜひワインリストをご覧ください。 青山通りは渋谷でも落ち着いたエリアです。週末のお昼のひとときを、寛ぎに来てください。 ご予約はこちらのチケットサイト↓で4週間前から前日まで受け付けています。 https://peatix.com/group/2043652/events アイバルやセルビア雑貨のお求めは、直営のオンラインショップでどうぞ。 コロナウィルス感染症対策について
皆様にお会いできる機会を楽しみにしています。