2015年6月 岩手県陸前高田市(田植え)・宮城県石巻市(大川小学校)

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昨年に引き続き、今年も陸前高田で田植えのお手伝いをさせていただきました。
ツナギに着替えて長靴を履くと何でもアリ!泥の中でも動けて楽しい!!

 


童心にかえってみんなで作業。
2年目、3年目のメンバーが多いこともあり、昨年よりもはかどった気がするのは気のせいでもないかも?
でも、もしかして取材のカメラが入っていたせいも大きいかもしれない(笑)
 

 

  

夜は車屋さんでウニとかホヤとか初鰹とかモウカの星とか

 

とにかく美味しいものづくしで、ヤザワトークで大盛り上がり

 

 

 

宿泊は竹駒のペンション福田にて。
ちょうどオープン一周年だったそうで、宿のおかあさんとケーキでお祝い。

 

 

 

2日目は機械植えの田んぼで株が少ない箇所などを手直し。

 

無農薬無肥料米の田んぼには、生きものもいっぱい。

 

田んぼからは広田湾も一望できます。

 

作業の合間にクローバー畑で休憩。

 

昼ごはんは手作りのちらし寿司と

 

 大根サラダ

 

お魚(えーとなんだっけ、名前失念しました)たっぷりの、うまうまの汁をいただきました。

 

翌日はみんなと別れて石巻の友人宅へ移動。

 

ぶらりBRTの旅。大船渡線で経由地の気仙沼まで。乗り継ぎに1時間かかるのがちょっと難点。

 

失われたレールの跡を舗装し、踏切のある道路をバスで走るBRTは何ともシュールな乗車感。
3月の初旬には使えなかったPASMOも使えるようになり、どんどん便利になることは喜びも感じつつ。

 

気仙沼から気仙沼線で友達との待ち合わせ場所である志津川着。

 志津川って、さんさん商店街の入口の駅の名前だったのね。

 

商店街で夕食の買い出し。

 

 

 石巻へと向かう途中で神割崎に立ち寄り。

 

打ち上げられた鯨を争う村々の対立を諌めるために神様がこの岩を割ったそう。

 

ざっぱーん。

 大川小学校跡地へ移動し

 

震災で大きな犠牲を出した大川小学校跡地にて合掌。

 

 

 

胸を打つ長面浦の夕日。

 

今回の旅で出会った、初めてなのに懐かしい風景。
葦原の中つ国って言葉がぴったりで
北上川のほとりは瑞穂の国で神話の世界だった。

(もともとは西のほうのことなんだろうけど)

 

 大川小学校をはじめ、大きな被害を受け、深い哀しみが漂っている場所であるけれど、積み重なるブロックとダンプカーの行き来から想起される都会のコンクリートの固まりがここの未来の姿なのだろうか。

 

まだまだ知らなければならないことがたくさんある。

 

 

 

林道を上がり、追分温泉へ。風情のある木造建築。
日帰り湯もOKなんですって。

 

 

渡り廊下で宿泊棟とお風呂場が繋がっており、旅情が高まる。

 

ちょうど女湯が貸切状態になったので写真が撮れました。

 木の浴槽でゆったり躰を伸ばすと天井は葦簀張り。極楽極楽。

 

夜は友達の家に泊めてもらい、さんさん商店街で仕入れた食材で一緒に料理をして乾杯。

 

 

嵩上げの四角い山が立ち並ぶ陸前高田と、初めて目にする北上川河口の”葦原の中つ国”という言葉を呼び覚まされた風景の違いは、まだ自分の中では整理がついていないけれど、それは緯度の違いなどのもともとの地域性によるものだけではなく、被災状況や復興の進み具合などによるものでもありそう。

 

そして石巻から仙台へは仙石線の旅。

 今回も同行してくれたボラのみんな、あたたかく迎えてくださった東北の皆さま、ありがとうございました。

また来るね、東北!

日本の原点を感じるこの風景を後世に伝えていきたいと感じました。