FOODEX JAPAN 2008(フランスワイン・ボージョレイ)
今年のFoodexでは、昨年のボージョレイとの再会もありました。
ボージョレイ北側の10箇所の産地にはAOCが認定され、それぞれ魅力的な名前がついたクリュとなっています。
Brouilly(ブルイィ)・・・歴史の女神
Cote de Brouilly(コート・ド・ブルイィ)・・・雄弁の女神
Chenas(シェナス)・・・哀歌の女神
Chirouble(シルーブル)・・・天文の女神
Fleurie(フルーリー)・・・音楽の女神
Julienas(ジュリエナ)・・・悲劇の女神
Morgon(モルゴン)・・・喜劇の女神
Moulin-a-vent(ムーラン・ナ・ヴァン)・・・抒情詩の女神
St-Amour(サン・タムール)・・・踊りの女神
Regnie(レニエ)・・・ここは末っ子のクリュ
昨年ファンになったLovelyなエチケット揃いのVignes & Vignerons CAVE DE BEL-AIR(カーヴ ド ベレール)のボージョレ・ヴィラージュは日本でも入手できるようになっていました。
今年テイスティングさせてもらって「旨いっ♡」と感じたのがFleurie。
がっしりしたMorgonに対し、華やかで女性的でした。
新しい出会いはCote de Ventoux。 ローヌ南西部のMeridional(メリディオナル)地区のAOC。 目がハートになったのはこれ。
あまり情報のない産地で・・・ソムリエ教本によると「太陽のワイン」「果実味豊かなワイン」と呼ばれているそうです。
La Cavee 2005 Terra Ventoux
トリフを意味する"caver"という言葉にちなんで名付けたグルナッシュ60%とシラー40%のブレンドです。 グルナッシュは樹齢25年以上、シラーは樹齢15年以上の果実を使い、フレンチオークの樽で12か月熟成とのこと。
丁寧につくられた特別なキュヴェなのですね。
黒いベリーと甘いスパイス香、バニラの香りと豊かな果実み。 やわらかで複雑で重層的な味わい。 とってもじゃないけど、ひとりで飲むワインじゃないね。
ロマンチックなディナーにいいなぁ・・・ ちょっと妄想はいるワインです。
「もう一杯いいですか?」 と おかわりして帰ってきました。