FOODEX JAPAN 2007(フランスワイン・ボージョレイ)


ボージョレはお好き?
かくいう私はヌーボーがちょっと苦手。

開場間もないFoodexのフランスのブースで様子を伺っていたら、最初に試飲を勧めてくださったのがボージョレの生産者。
フランスオトコやなぁ・・・・
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Maison LORON さん、畑やシャトーの写真を手に熱い語り口。
「どれがいい?どれから味見してみる?」と積極的。

困った、ヌーボは苦手なのである。
「マコン・ヴィラージュの白をお願いします」と言ってみたら、これがアタリ。
なかなかよいのです♪
「次はボージョレ・ヴィラージュで」
うん、今まで私がヌーボーで感じていた「いちごみるく」飴や、かき氷シロップのようなお菓子っぽい甘み、いちご香の印象が払拭され、丁寧なつくりを感じます。

そして、手渡されたパンフレットに思わずハートをつけたのは
クリュ・ボージョレのBROUILLY
「ヌーボーだけがボージョレだけではない。(11月以外の)11ヶ月を知って欲しい」
との言葉に
うん、興味がわいてきた。

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そして、エチケット(ラベル)も自分でデザインをする、とってもセンスのいい生産者がいるとの情報に、次のブースへ向かいます。
冒頭の写真での大きいパンフレットがココのもの。
左側の地図の中央より少し上の黒丸が
Vignes & Vignerons CAVE DE BEL-AIR


なんてキレイなロゼ。
そしてかわいいエチケット☆
ピンクonピンクがオトメゴコロをくすぐります。
「夕焼け色ねっ♪」との同行者の言葉に、それを意図したんだと同意する生産者さん。
(飄々とした雰囲気がおヒョイさんっぽい☆)
そして果実みのある軽やかでキレもある味わい。
取引先は中国料理のレストランが多いというのもうなづけます。


こちらはACボージョレ
このデザインも可愛いよねぇ♪
カーヴへ行くときに使うロウソクの灯りのデザインだそうです。
期待通りのフレッシュ&フルーティさに力強さも備えた味わい。
太陽の光のもとで飲みたいワイン♪


ボージョレのエチケットは花柄が多いことで有名だけど、いままでこんなにチャーミングなデザインを見たことある~??
ボージョレ・ヴィラージュ2006
そしてこんな可愛いエチケットだけど中に入っている液体をナメちゃいけない。
壁のポスターに踊る「男性的」という文字はダテではない味わい。
デザインだけではなく、味だけではなく、意外性も魅力のひとつ。


そして、こちらは
クリュ・ボージョレの MORGON "Le Py"
畑の名前が"Py"なのを円周率のπにひっかけてあるデザイン。
ダヴィンチの環と3.1416という文字も盛り込んで、おっしゃれ~

ここまでくると味わいはどうなるか?
酸化鉄土壌のもと丁寧になつくり手にかかってガメイは凝縮された味わい。
苺に喩えると、ジャム用の小粒で芯まで真っ赤に色づいた苺。

うん、イケる。
ボージョレ美味しいねぇ!!
今まで新酒以外の11ヶ月に対して関心が薄かったのは
勿体無いことだったのかもしれない。。。。

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