Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.13 【特別編】Balkan Night

おかげさまでSerbian Night@渋谷Vol.13も満員御礼にて無事終了。

今回はゲストシェフにお迎えした特別編のBalkan Night。

ブルガリアセルビアの伝統料理をコラボレーションし、両国のワインとラキヤでおもてなし。ブルガリアについてのプレゼンテーションも行いました。

  

 

ゲストシェフのアントニオ・アナトリエフ・アンゲロフ(Antonio Anatoliev Angelov)さんは、ブルガリア ヴァルナ出身。

東京福祉大学教育学部卒、早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科を修了し、将来の夢は、ブルガリアだけではなく、世界と日本の架け橋になること。通訳者として様々なコンテンツをあらゆる地域で提供したい。極真空手の黒帯をとりたいという青年です。

モデルや俳優業の傍ら料理教室の開催や、テレビ番組でもブルガリア料理を紹介されています。

 ↓こちらの番組でも、ブルガリアの伝統料理でつくったお弁当を紹介

www4.nhk.or.jp

  ↓ 横浜市保土ヶ谷区の交流事業の一環として定期開催中の料理教室

www.city.yokohama.lg.jp

共通の友人の紹介で8月のSerbian Nightに来店され、セルビアとは国境を接した隣国なので(調べてみるとセルビアの首都ベオグラードブルガリアの首都ソフィアは、東京ー気仙沼間より近いのです)共通する料理も多く、ブルガリアにはセルビアにはない専用のピーマン(パプリカ)焼き器まである!など話がはずみました。

いつかバルカンメニューでコラボをしようという企画が持ち上がり、幸運にもその「いつか」が翌月に実現。

 

ご縁に感謝いたします。

 

当日は、ドラマの撮影後に民族衣装とブルガリア食材を持って駆けつけ、料理2品とワイン、ご実家でお父様が蒸留したラキヤを振舞われました。

ともに調理をしていると、慣れ親しんだ共通の食材や手順あり、少し違った角度で、あれっ!と驚くような発見ありで、まるで親戚のキッチンで従兄弟だか甥っ子と居るような錯覚におちいりました(笑)

 

 

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会場はいつもの、渋谷駅から徒歩7分のコラボカフェ。青山通り沿い、イタリア専門旅行会社右隣の青山台ビル地下。急な階段を降りたつけ麺やさんの奥です。 

   

メニューは以下のとおり

 ◆Bulgalian and Serbian Rakija
・アントニオさんのご実家のプラムラキヤ、お客様よりセルビアのお土産のプラムラキヤ

◆Vino / Wine

Cabernet Sauvignon 2017 Villa Yambol, Burgalia

赤ワイン(品種:カベルネソーヴィニヨン) ヤンボルワイナリー ブルガリア

Terrazas Reserva Cabernet Sauvignon 2016 Terrazas de Los Andes

赤ワイン(品種:カベルネソーヴィニヨン) テラザスデロスアンデスワイナリー アルゼンチン

Domać voćni sirup / 自家製フルーツエード(ピーチ)

ブルガリア
焼きナスのヨーグルトソース添え
バナギュルスキ地方のタマゴ(ブルガリア風目玉焼き)

セルビア

Pečene Paprike / ローストパプリカのマリネ

Burek / バルカンのうずまきパイ

Cevapi / 皮なしソーセージ

Tufahije / ボスニア風焼きりんご

Domaća kafa / トルココーヒー

 

◆Vino / Wine

Cabernet Sauvignon 2017 Villa Yambol, Burgalia

赤ワイン(品種:カベルネソーヴィニヨン) ヤンボルワイナリー ブルガリア

ふくよかなカベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワイン。

ヤンボルはブルガリアで人気のワイナリーで、日本でも入手できるそうです。

( ..)φメモメモ

 

ブルガリアから持ち帰ったお父様のお手製ラキヤは、アルコール度数がとても強くクリアな味わいでした。

 

 

(お客様撮影)

Terrazas Reserva Cabernet Sauvignon 2016 Terrazas de Los Andes

赤ワイン(品種:カベルネソーヴィニヨン) テラザスデロスアンデスワイナリー アルゼンチン

偶然にもカベルネ・ソーヴィニヨンつながりとなったこちらのワインは、セルビアちゃんねるの大塚さんから、この夏帰国の折に、いただいたもの。

ひとり占めにするには勿体ないので、みんなで美味しくいただきました。

m.youtube.com



(お客様撮影)

セルビア】Pečene Paprike / ローストパプリカのマリネ

こちらのPecene Paprrikeは、よく「パプリカのトロです」とお出しする一品。
とろりとなめらなかな口当たりはクセになること必至です。

 

(お客様撮影)

セルビア】Burek / バルカンのうずまきパイ

ボスニア発祥の「ブレク」というパイは一度食べたらクセになる「粉もん」です。
セルビアで人気の朝ごはん。出勤途中にベーカリーで調達し、ヨーグルトとともにオフィスの机で摂ることも多いとか。

 

つくり方は折り畳み方式、「とぐろ」方式とありますが、最初に習った「とぐろ」方式が個人的にはつくりやすい。

小麦粉と水とほんの少しの塩でつくった生地を透き通るくらいに薄く伸ばし、中央に切り込みを入れます。円周に置いた具材を外側からくるくると巻いていきます。

たいてい直径50cmほどに伸ばしますが、初めて習ったときはテーブル一面1m四方以上に伸ばしました。

大きな輪ができたら、一か所を切りひも状にして、ぐるぐると「とぐろ」を巻き、焼き上げれば出来上がり。

仕上がりはパイなのですが、途中経過は餃子だなぁ・・・といつも感じます。

 

セルビア】Cevapi / 皮なしソーセージ

名刺代わりのようなセルビアケバブ、チェヴァピ(ヘヴァプチチ)ですが、意外にも渋谷のディナーではあまり出していないことに気づき、今回のメニューに組み込みました。 

 

(お客様撮影)

ブルガリア】・焼きナスのヨーグルトソース添え

水抜きをした茄子に小麦粉をまぶしてフライパンでしっかり焼き、ヨーグルトソースをかけた料理。さっぱりして食が進みます。

後日、改めてアントニオさんの料理教室に参加して習いました。

 

こちらの写真は、ブルガリアの一般的なヨーグルト。日本のブルガリアヨーグルトの2倍くらい酸っぱいそう。

アントニオさんの口には日本のヨーグルトのほうがあうそうです(笑)

 

 

(お客様撮影)

ブルガリアバナギュルスキ地方のタマゴ(ブルガリア風目玉焼き)

Fetaチーズを塗った皿に目玉焼きを載せ、パプリカで風味をつけたバターソースをかけた料理。シンプルで繊細。大学時代のルームメイトに教わったレシピだそうです。

覚えてブランチに食べたい味。

 

ブルガリア製のチーズを使用。心遣いが嬉しいですね。

 

(お客様撮影)

セルビア】Tufahije / ボスニア風焼きりんご Domaća kafa / トルココーヒー

 残暑は厳しいけれど、空には秋の気配が漂うこの時期。はしりのリンゴを丸ごと使ったデザートをひんやり冷やし、差し入れにいただいた巨峰と、我が家のベランダで育てているワイン用品種のリースリングリオンを添えてお出ししました。 

 

 

今月のBGMは、料理と同じようにセルビアブルガリアコラボにしたいけれど、どうしよう。。。と迷っているうちに当日となってしまいましたが救世主現る。

アントニオさんを紹介してくれた友人が、私的コンピレーション・ミックスを持参してくれました。Hvala lepo!

 

当日は調理のかたわら耳を傾けていましhたが、ブログに掲載するために送ってもらったリストの楽曲を聴いて、映像を観て、音楽でも両国の似ているところ、違うところを発見して楽しくなってしまい、いつもより多めに掲載。

両国とも日本の民謡や演歌に通じる、土の香りのするような「こぶし」の旋律あり、懐かしい'80ポップのニュアンスもあり。ぱっと見た印象では女性はセルビアのほうが成熟志向、ブルガリアのほうがかわいい系なのかな、と感じたりも。

BGMの持ち込み、熱烈歓迎いたします。

 

セルビア

B92.MUSIC

B92.MUSIC

2000年代にB92という反ナショナリズムの独立系ラジオ局が編纂した「Srbija: Sounds Global」というエスノ&フォークのコンピレーションアルバム。

 

 


VRELO . Ustaj ne spavaj / Demo 2014 (Official Video)

ブルガリアンヴォイス系の女声エスノ〜エレクトロポップの Vrelo、

 


Van Gogh - Da li zna - (Audio 2016)

フォーク〜ロックの Van Gogh

 


Tose Proeski - Boze,brani je od zla

26歳で夭逝したマケドニア出身の旧ユーゴ全域のスーパーアイドル、Тоше Проески

 

ブルガリア


DIA - Огън (Fire)

エスノフォーク〜ジャズ系の Dia こと Димана Мирчева

 


Михаела Маринова Стъпка напред original version + lyrics

ポップ〜R&B系の Михаела Маринова

 


Графа, Любо и Орлин - Заедно (Grafa, Lubo & Orlin - Zaedno)

ブルガリアのスーパースター Графа こと Владимир Ампов

 

今回の特別編では、ゲストシェフとの食のコラボレーション、(いままであるのはわかっていたけれど使用を躊躇していた)プロジェクターを用いたプレゼン、そして音楽のコンピレーションと、Serbian Nightの可能性と枠をぐっと広がり、関係者のサポートに感謝!いつもありがとうございます。

 

ご参加のみなさま、気にかけてくださったみなさま、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

★現在募集中

↓3週おきを目安に㈪㈫㈬で開催中。次回は10月9日㈬の開催です。

serbian-night-shibuya14.peatix.co

 

↓10月よりアントニオさんの4回講座も開催

 

 

 

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  みなさまにお会いできることを楽しみにしております。 

 

serbian-night.com