日本シルクロード芸能文化協会 jsco sarai オープンハウスパーティ
(撮影:唐亨)
9月16日は日本シルクロード芸能文化協会が事務所/スタジオ /シェアスペースとしてオープンした jsco sarai(saraiはペルシャ語で家、宿の意味で、シルクロードの隊商宿”Caravan Sarai”より)のオープンハウスパーティへの出張を承りました。
1年前に日本シルクロード芸能文化協会を立ち上げた代表のYoshika Sawairiさんとは、セルビア大使館をはじめ、いくつかの国際交流イベントでお会いしたご縁で今回お声掛けをいただきました。今後はこの場を通して、レッスン、ワークショップやお話会等を開催(主にシルクロード圏の料理を食する会を含む)されるそうです。
「シルクロードの終点ひとつ前」と位置関係を説明することもあるセルビアは東西文化の交差点。前職では中国料理とイタリア料理に関係が深く、長らく趣味でスパイスカレーも習っていたのも何かのご縁かと。
ご参加のお客様もシルクロード各地にゆかりがある皆さまいうことで、今回はバルカン料理のなかから東西の影響を意識したメニューづくり。
出発点の日本に因んで蓮の葉を模した鎌倉の皿を持参し、豆やヨーグルト、パプリカ、などインドや東欧、中東の国々と共通する食材をセルビアの伝統のバルカン料理をセレクト。初対面の方とも、それぞれの地域との味付けの違いなどが会話のきっかけにすることができました。
パーティでは雅楽を皮切りに各地の民族音楽の演奏があり、ワインを学ぶ過程で知った「真にローカルなものが真にインターナショナルになり得る」という言葉は、芸能の世界にも通じる理念だと知りました。
穏やかながらも情熱を秘めた空間にたくさんの刺激を受けた一日に感謝。
私もがんばらなくちゃ。
◆jsco事務局
代表 Yoshika Sawairi(左端) (撮影:唐亨)
事務局長 村越力(撮影:唐亨)
芸術監督(雅楽・笙) 大塚惇平(撮影:唐亨)
◆プログラム
開会の挨拶・乾杯・写真撮影ののち料理の紹介。(撮影:唐亨)
隣ではYoutuber の Aiko & Emil さんも撮影中
・歓談
メニュー:(飲み物、フルーツは主催者様ご用意)
Tarator Salata ヨーグルトとニンニクのディップ
Greek fava / ギリシャの豆のスープ
Pečene Paprike / ローストパプリカのマリネ
Cevapi / 皮なしソーセージ
Gibanica / バルカンのチーズパイ
Vanilice / ジャムサンドクッキー
Tarator Salata ヨーグルトとニンニクのディップ
ブルガリア、ギリシャ、マケドニアの料理教室でも学んだヨーグルトのディップを、セルビアのレシピで。
Greek fava / ギリシャの豆のスープ
インド料理のクラスでは、豆のスパイスカレーをつくりました。
ムングダールをギリシャのレシピで固めのスープに。
Pečene Paprike / ローストパプリカのマリネ (撮影:唐亨)
ローストパプリカのマリネは、ポーランドでも食べるそうです。
Cevapi / 皮なしソーセージ (撮影:唐亨)
イランでは、ケバブの付け合わせは生のタマネギを丸ごと齧るんですって!
Gibanica / バルカンのチーズパイ (撮影:唐亨)
国際交流イベントでよくブルガリアの方が買っていかれるギバニツァは、ブルガリアでバニッツァという名前だそうです。
Vanilice / ジャムサンドクッキー (撮影:唐亨)
日本産の桃とブルーベリーの自家製ジャムで2種のヴァニリツェをデザートに。
・演奏
演奏 篠笛 吉井盛梧 (撮影:唐亨)
・ディスカッション(伝統芸能が過去に培ってきたものを未来に生かすには)
演奏 ブルガリア・ガドゥルカ ヨルダン・マルコフ(Yordan Markov)(撮影:唐亨)
(撮影:唐亨)
主催のjsco事務局の皆さまをはじめ、ご参加の皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
↓関係記事:日本シルクロード芸能文化協会様