2011年9月 岩手県大槌町(大槌川再生!鮭プロジェクト)

鮭が生まれた川にもどってくるように 私も大槌に戻って来ちゃった。 でも、前に来てから一か月って早すぎるかな。

今回のボランティア活動は、河川清掃。腰まで水に浸かってヘドロを掻き出します。その作業中にも鮭が遡上してきていて、やりがいを感じます(^^)v

目指せ、大槌川再生!鮭プロジェクト|グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

 

ここは本流の大槌川の河口から1.5kmほどさかのぼった源水川。 湧水がさかんな鮭の産卵場。 希少種のイトヨも生息しているそう。 でも、イトヨって何?? と思ったらメダカほどの大きさの魚なんですって。

 

8月のボランティアツアーで知り合った方たちとは その後も情報交換をつづけ、9月には都内の居酒屋で懇親会。 「がんばれ東北!応援キャンペーン」の2時間飲み放題コースで盛り上がったよ。 次はどこへ行こうか、なんて相談をしながら それぞれスケジュールや思い入れのある土地があるからね。 私はここへ戻ってきました。

 

 

いつものように東京駅から深夜バスに乗り サービスエリアのいくつかで休憩と朝食、歯磨き、作業着への着替えをすませ 目的地に到着。

「では、ボランティアセンターで受け付けをしてきますので、トイレ休憩をする方はどうぞ」 という添乗員さんの言葉でバスを降りると あ、ここ知ってる場所だよ。

8月にお手伝いをした花火大会のイベント会場は、山の手前、青緑色の看板のショッピングセンター。

この場所は、打ち上げ前に歩いた道沿いの旧大槌小学校。

 

serbian-night.hatenablog.com

 

 

現在はボランティアセンターとなっているそうです。

 

花火が打ち上げが行われた水門は、あのあたりだったね。

 

でも、今回の作業はこの少し先の川のほう。

 

道具が揃えてあるあたり。

地震の直後はかなり荒れた状態だったようですが ボランティアの尽力に瓦礫の撤去が進み 9月には鮭が遡上をはじめたそう。

 

上流の水が湧き出しているあたりで、雄が雌をめぐって戦いをしていました。

 

 

勝ち残った強い雄だけが雌と結ばれるのだ、と説明する現地NPOの男性。
ちょっと切なそう。

だいじょぶですよー、人間だったら、ちょっと弱気の男性が好きな女性もいますから!
と、慰めるわたしたち(笑)

 

 

地震直後の様子を載せたブログ) (NPOによるボランティア募集の HP

youtubeで見つけた2011/9/21撮影の鮭の遡上の映像です。

作業中は舞い上がるヘドロで透明度が低くなっていましたが 私たちの作業している脇を抜けて遡上していたようで 足をつつかれて「ぉお!」と叫ぶ人が何名か。

 

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私たちの作業は、胸までや腰までの長靴を履いての ヘドロのかきだし。

休憩は大槌中学校の校舎わき。

今は使われておらず、水飲み場も壊れたまま。

ボランティアの作業の手伝いに通ってきてくれている生徒もいる。

でも、学校がこんなふうに荒れたままなのは、子どもたちにとってよくないよね。

私に何ができるだろう・・・と帰ってきてから考えた。

やっぱり公立の機関の建て直しには税金かなぁ・・・。

ふるさと納税で、大槌町に税金を納めてみよう。

 

お昼ご飯はお弁当。 宿泊は仮営業中のホテル。 私にはちょうどいいけど男性には少ないかな?という量の食事だったけど ホテルの従業員さんの真心が感じられて美味しかったよ。

翌日も同じ場所で同じ作業。

だんだんコツもつかんできてチームワークもよくなってきた。

ヘドロの入った土嚢が上がってくるペースも早くなり 紐で縛るのが間に合わない。

 

お弁当とおやつを食べて一休み。 慣れない肉体労働も、やってみれば意外とできるもんだ。

 

そのままでは重い土嚢を、運ぶ前に水切り。 湧水だけあって、袋から染み出てくる水はきれい。

他にも2つの団体が同じ作業を行っており 私たちが帰る時点での成果は、このくらい。

今年は11月までこの場所の清掃を続け 最終的には今年ここで生まれた卵から孵った鮭が ふたたび戻ってくる2年後まで継続するらしい。

 

まだまだできること、やるべきことは たくさんありそうだけど

 

今回はここまで。 そろそろ帰りましょう。 おつかれさま~。 近隣のホテルで入浴をして汗と泥を落とします。 夕食と軽い乾杯をして、仲間たちと記念撮影。 ふたたび深夜の高速で東京へと戻ります。

 

 

この川が清流へと戻る姿を見届けたいな。 きっとまた来よう。

 

では、また~