セルビアワイン( Srpsko Vino)について②気候・風土・土壌

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Serbia com. Dragoljub Zamurović – Serbia, life and customs

 主題の「ワイン」からは少し離れてしまいますが。パプリカの実りで真っ赤に染まる大地の写真を目にするたびに、セルビアのこの土壌の豊かさの秘密は何だろう・・・と、常々頭をひねっておりました。

その長年の疑問の答えが、いまここに。

 

 

 

セルビアワイン(Srpsko Vino) について
①歴史
②気候・風土・土壌      ←いまここ
③主な栽培ブドウ品種     
 1.白ブドウ         
 2.黒ブドウ         
④ワインの産地と特徴
⑤ワインの法律と品種分類
番外編:
①セルビアのラキヤ(Srpska Rakija)について
②2015年9月セルビア(ラシュカ、修道院にて「アガペシロップ」づくり)

 

 ワイン産地の分類は、植生、地域の気候の一般的な特性に基づいて行われる。セルビアは、中央ヨーロッパと南東ヨーロッパの交差点に位置し、北部のカルパチア山脈アルプス山脈・ディナル・アルプス山脈の尾根に囲まれた肥沃な盆地の南端から、南東の古代の山と丘に及んでいる。国土は高品質のブドウの収穫がみこまれる北緯41度から47度の間の「ワインベルト」内に位置している。世界のトップワインのほとんどは、地中海(トスカーナなど)、沿岸(ボルドーなど)、または大陸(コロンビアバレーなど)の気候地域に属しており、北半球と南半球の緯線の30°から50°の位置を占めている。
 ブドウの成熟は気温と現在の土壌水分に依存し、気温が+ 27°Cになると、ブドウの木の生理的プロセスが始まり、ブドウが成熟する。気候ワインの地域の違いにつながる特徴の1つは、熟成中にこの最適温度に達するまでに必要な時間の長さである。また、降水量と追加の灌漑の必要性の有無も重要である。風、気圧、毎日の気温の変化など、ブドウの成熟に影響を与えるその他の気候要因は、気候地域によって異なる。

 セルビアの国土の総面積88,509㎢(コソヴォ自治州を含む)は北海道ほどの大きさであり、その65%を農地が占めている(2015年)。ドナウ川が588 kmに渡り国土を横断し、西からのサヴァ川、北からのティサ川と合流ののち、南でボスニアおよびヘルツェゴビナとの境を流れるドリナ川、北西でクロアチアとの境を流れるモラヴァ川を集めて南東でルーマニアとの国境を形成している。

  セルビアの気候は地域ごとに地形から受ける差が大きく、北の平原は乾燥した寒い冬と、蒸し暑い夏の大陸性気候を有している。4つの山系からなる南部の山間部は山岳性の気候、また、南西部はアドリア海から流れ込む空気の影響をうけた地中海性気候で、夏は暑く、冬は穏やかである。 

 

 

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ドナウ川と支流のサヴァ川はベオグラードで合流する

  北部の平野部とドナウの渓谷では、冬に北極圏と西ヨーロッパからの気団が南向きに張り出して寒気がもたらされる。夏にはサハラからの熱気が地中海を通して侵入し、北西と西からの風が強く吹く。秋から冬にかけては、カラパチア山脈から吹き降ろす南東からの冷たい風(コシャバ・Košava)が強く、朝方の気温が低下する。平均気温は平地(標高が300 mまで)で11.6℃、高地(標高が300〜500 m)はおよそ11.0℃(1981〜2017年)。南西部を除き夏の初めの5月〜6月が最も雨が多く、 2月と10月は降水量が最も少ない。寒い冬と晴れた日の多い暖かい夏は、ブドウに適し、ローマ時代からブドウが栽培されていた。 

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Geography of Serbia - Wikipedia セルビアの山地と渓谷)

 

中央から南部にかけての地形は主に丘と低から中高山で構成されており、山岳地帯の合い間を縫うように流れる大モラヴァ川(Velika Morava)、西モラヴァ川(Zapadna Morava)、南モラヴァ川(Južna Morava)の3河川からなるモラヴァ水系(トリモラヴェ)が、支流の小さな川とともにネットワークを形成している。

 南西のディナル・アルプス(Dinarske planine / Dinaridies)は北西から南東に伸びる最大の山地であり、ズラティボル(Zlatibor)とコパオニク(Kopaonik)はこの地域の最高峰である。西モラヴァ流域のコパオニクは年間降水量が最も少なく晴れの日が年間200日を占めている。

 カルパチア山脈石灰岩質の山脈であり、北東から大モラヴァ川に沿って伸び、スタラ・プラニナ(Stara planina あるいはバルカン Balkan)山脈は南モラヴァ川に沿って南北方向に伸びている。これらの山地とアドリア海パンノニア平原は気候に影響を与えており、南西部の山岳地帯では南西風が強い。

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Pannonian Sea - Wikipedia (1千万年前のパンノニア海域と現在の国境)

 北部に広がるパンノニア平原は、カルパチア山脈アルプス山脈・ディナル・アルプス山脈の尾根に囲まれたパンノニア盆地のうち、パンノニア海(Pannonian Sea)が干上がって残された平地である。パンノニア海は、古代に存在した浅い海であり、現在のドナウ川カルパチア山脈を横断する部分の峡谷「鉄門」(Gvozdena vrata)から流れ出し、最大時にはセルビア南部まで広がっていた。現在のモラヴァ川渓谷に位置した湾はグルデリカ(Grdelica)、ヴラニエ(Vranje)、プレシェヴォ渓谷(Sukobi u okolici Preševa)を経由ののちエーゲ海とつながり、フルシュカ・ゴーラ(Fruška Gora)や、ヴルシャク(Vršac)山脈は、パンノニア海の以前の島々の名残である。およそ60万年前に消滅するまでの900万年間に3-4000mの海洋堆積物が堆積し、地盤に厚い層が形成された。「パンノニア」という名前は、古代ローマ帝国時代にこの地にあった州名に由来し、現在は主要な農業地域である。

  

①歴史 に戻る

③主な栽培ブドウ品種 1.白ブドウ に続く

 

参考:

『SOUL FOOD SERBIA』セルビア観光局

セルビア 心のリズムで生きる』セルビア観光局

『ワインの世界地図-56カ国92地域のワイン産地の歴史と現在-』

日本ソムリエ協会教本 ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート2006』

『セルビアを知るための60章』

『バルカンを知るための60章 第2版』

Vinogradarstvo i vinarstvo Arhive - Ministarstvo poljoprivrede, šumarstva i vodoprivrede

Serbia.com

Serbian Wine Guide

Serbian Wine Experience

What You Need to Know About Serbian Wine

Serbia: Europe’s secret wine country

Republic of Serbia The Intellectial Propety Office

FARM WITH SCIENCE

СВИЛЕН КОНАЦ SILKEN THREAD

Crvena vina Balkana - Wikipedia

Serbian wine - Wikipedia

Christian views on alcohol - Wikipedia

Sacramental wine - Wikipedia

Ancient Rome and wine - Wikipedia

Geography of Serbia - Wikipedia

Pannonian Basin - Wikipedia

Pannonian Sea - Wikipedia

Košava (wind) - Wikipedia 

Wine-Sercher

Made in Serbia | JancisRobinson.com

Jedinstvena sorta grožđa i vina “muskat krokan” lako može da nestane!

Dvorac Gedeona Rohoncija na Bisernom ostrvu

Balkan Wine Project

Muskat krokan - Biser bisernog ostrva - poljoprivreda.info

vinopedia

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serbian-night.com