セルビアの料理と音楽を楽しむ会・Day2（パラチンケ・カフェ）

12月15日、16日両日は「セルビアの音楽と料理を楽しむ会」で料理を担当しました。

同一会場で複数日のイベントは、ディナーやカフェでの営業は初めての試み。

初日は何とかなるとしても、ふつかめの仕込みは間に合う？お客様の満足度を充たすメニューは？と頭をひねり、昨年秋の「東京味わいフェスタ」で3日間ブース営業の経験のある「パラチンケ」をメインに決めました。

その名に聞き覚えはなくとも、パンケーキやクレープはみんな好きだしね。

写真右端にひらひらと積み重ねてあるのが、その「パラチンケ」です。

『イェレナと学ぶセルビア料理』の書籍代込で3,500円の会費だったため、パラチンケに初日と同じ「ズラクサ村の秋」の章メニューを組み合わせ、お食事メニュー、またはスイーツメニューの2種としました。
それだけではちょっと物足りないかな、と「ティトー大統領のアップルパイ」もご用意。

オーダーが集中したため、ほとんどの時間はキッチンで調理に専念し、あまりお客様とお話しすることができませんでしたが、料理が出そろった演奏終了後、調理のコツなどテーブルごとにお話ししました。

時間が足りず、直接お話しできなかったお客様、申し訳ありませんでした。

この会は『イェレナと学ぶセルビア料理』出版元のセルビア日本音楽交流推進の会が主催。著者のイェレナ・イェレミッチは2008年から2015年にかけての日本滞在中にセルビア料理教室の講師として活躍し、帰国後もたびたび来日して出版の準備。微力ながらわたしも協力者の末席に名を連ね、発売を心待ちにしていました。

前日に引き続き、会場は祖師ヶ谷大蔵の「ギャラリーカフェジョルジュ」。

『イェレナと学ぶセルビア料理』とオリジナルグッズ販売のほか、店内にはナイーブアートや本で使用された写真、工芸品なども展示。セルビア関連書籍やパンフレットも用意しました。

◆プログラム

開店の11:30からはカフェスタイルの営業。

14:30から17:00は、ヴィオリンとピアノによるセルビア音楽と民族舞踊の紹介。

Miljko Ivanovic - Kolubarski vez.mpg

・バイオリンとピアノによる演奏　バイオリン：角崎悦子　ピアノ：福田里香

・民族舞踊紹介：丸山希代子

１．セルビアの子供の歌メドレー

　　アフリカに行った（そしてパプリカを植えた）～子供は世界の宝

　　Išli smo u Afriku – Deca su ukras sveta

２．ピアノ独奏　

　　３つのバルカンのメロディー　　スロヴェンスキー作曲　

３．セルビアの歌メドレー　

　　春の祭典～いいもの買ってあげるね、ダンチェ

　　Ederlezi – Kupiću ti Danče

４．ああ、私の心は何故こんなに痛むのか　Što se bore misli moje

５．セルビアの愛唱歌

　　「タモ・ダレコ（遠くのあそこで）」　Tamo daleko

６．セルビアの歌メドレー

　　初雪が降るとき～コルバーラの踊り　 Kada padne privi sneg- Kolubarski vez

アンコール

　　山のふもとを少女が歩いていた～　　愛しい乙女シャーナ

　　Pod gorom se šetalo devojče - Šano dušo

◆メニュー

　　おばあちゃんのセルビア料理より

Palačinke / Serbian Crape 　　　　　　　　　パラチンケ

　　ティトー大統領のディナーより

Titova pita sa jabukama / Tito's apple pie 　　ティトー大統領のアップルパイ　　

　　セルビアのカファーナより

Orasnice / Walnut cookie オラスニツェ

　　陶器の村 – ズラクサ(Zlakusa)の秋より
Ajvar / Paprika and Eggplant Spread 　　　　ローストパプリカとナスのスプレッド
Svadbarski kupus / Wedding cabbage 　　　結婚式のキャベツ・肉とサワーキャベツの煮込み
Kolac sa visnjama / Sour cherry cake　　　　サワーチェリーケーキ