2017年6月 日本セルビア国交135周年懇親会
『日本セルビア135周年懇親会』に出席しました。
講演で勉強になる話がたくさん。
ひたすら( ..)φメモメモメモ
ネナド・グリシッチ特命全権大使の講演は「セルビアと日本の135周年」。
セルビアと日本は1882年にミラン・オブレノヴィッチ国王と明治天皇が外交文書の交換がはじまりで2017年に135周年を迎えました。
1890年には防衛特使として福島安正がセルビアを訪問。
1893年に東伏見宮依親王、1899年に近衛篤麿、1909年に久邇宮邦彦王が訪問しました。
セルビア人の訪日は1909年にドゥシャン・トドロヴィッチがロシア語教師として訪れたのがはじまりで、1933年にセルビア紙『ポリティカ』の特派員としてブランコ・ヴケリッチ氏が来日。ベオグラード大学の日本語学科で教鞭をとられる山崎洋氏はご子息にあたるそうです。
1968年には旧ユーゴスラビア大統領のチトーが来日。
グリシッチ大使の父上も外交官として1978年まで日本に滞在されていたそうです。
個人的には大使が日本で卒業したインターナショナルスクールが
私の中高の隣駅だったのがツボ。
長井忠 日本セルビア協会会長「50年にわたるお付き合い」
長井氏は1976年に現天皇陛下が皇太子の時代に通訳として旧ユーゴスラビアに随行し、2泊3日の行程で5つの共和国をまわられたそうです。
チトー大統領の晩餐会では、通常は同じメニューの食事を摂ったのち通訳として出席するものだが、特別の配慮でディナーの同席を許されたという思いでを話されていました。
セルビアはオスマントルコに対し1804年に第一次蜂起をしロシアに救援を求めたが、そのときにロシア国旗を逆さにして使ったという伝説がある。
国旗に使われている紋章はカラジョルヴィッチ王家のもので、宝石商カルティエは各国王室御用達として店頭に顧客である王家の紋章を掲げているが、銀座店にはそのカラジョルヴィッチ家の紋章があるそうです。
直接の関係はありませんが、この王家の名がつく料理もあります。
小柳津千早 大使館通訳「日本とセルビアのスポーツ交流」
日本で活躍したセルビア人スポーツマンの多さに驚きの連続。
サッカーのドラガン・ストイコビッチをはじめ、
1992年に来日したミリャン・ミリャニッチ氏は選手の育成が大切であると説き、前日本代表の岡田監督(当時はコーチ)に多大な影響を与えたそうです。
バスケットやバレーボール、テニス、剣道、柔道、野球などでの交流も幅広く、目からウロコがぽろぽろ。
演劇集団ア・ラ・ブラスによる日本・セルビア演劇交流プロジェクトのお知らせもありました。
セルビア人脚本家による作品『ビザール』の日本語版を翻訳を行った高橋ブランカさんの挨拶。
高橋ブランカさんの小説についてはこちらで↓
懇親会はe-foodによるケータリング。
セルビア共和国と日本の国旗をモチーフにしたケーキも供されました。
友人知人とも交流でき、たのしいひととき。
大使館のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。