ハンス・コパー展、日本美術のヴィーナス-浮世絵と近代美人画展

 

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友達と8月最初の週末に出かけたのは、 パナソニック電工 汐留ミュージアム はじめて行ったけど、美術館までは、ショウルームを抜けていかなくてはいけないの。 それがなかなか面白い場所。 来場の人たちはみんな家を新築するのかな、かなり熱心。 私たちは、こんなお風呂場いいね~。 あ、ジャクジーだ。 丸い湯船があるね、なんて冷やかしながら4階へ

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ハンス・コパー展へ。 ルーシー・リーと制作を行っていたハンス・コパーの作風は とてもストイック。 形を追求した求道的な作風は・・・ちょっと近寄りがたいかな。 最後のコーナーに女子心にひびくルーシー・リーの作品があったので 「やっぱりピンクの器かわいいよね~♡」「金縁とかいいよね♪」って はしゃいでしまったよ。 お茶を飲みながら、ミュージアムショップにあった他の美術展のチラシを広げてひと休み。 「あ、これ私新聞で見て行きたいと思ってたんだ」 「いいね、いいね。あ、ちょうど昨日からじゃない?」 「このまま行っちゃおうか!」 「うん。はしごしちゃおう!!」

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美人画って、だーいすき♡」 「見てると美人がうつる気がするよね^^」 なんて勝手なことを言いながら出かけた先は出光美術館

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今回のおめあては、日本美術のヴィーナス - 浮世絵と近代美人画 - ≪更衣美人図≫ 喜多川歌麿 江戸時代 さすが歌麿、艶やかな立ち姿。 引き目かぎ鼻の美女ってこういう方なのね♡

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≪灯≫ 上村松園 1937(昭和12)年 松園さんはいつも素敵。 殿方が描くと襟元がはだけたり、しどけなかったりするのですが いつもきちっと乱れない。 毛先だってね。 でも、生え際や鬢の黒髪の、もや~っとしたぼやけように うっとりしちゃうの。

序の舞 (中公文庫)

序の舞 (中公文庫)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1985/01
  • メディア: 文庫
 

追記: 上村松園を題材とした小説もあります。 実家にいたときに母に借りて読んだけれど 9月からの回顧展に備えて、また読み返してみようかな。

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≪天のうづめの命≫ 小杉放菴 1951(昭和26)年 そして、今回の一目惚れ。 しどけないとかじゃないよね(笑) あっけらかんと踊る姿に、たとえ神様だってこれじゃぁ天岩戸にこもっていられない。 天照大神(あまてらすおおみのかみ)の気持ちわかっちゃう(爆)

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そして、陶片室にハマる。 陶芸好きな友達と、あーこれいいね。 これも素敵じゃない?って ほとんどぜーんぶの引き出しを開けて 時を過ごしました。 皇居を飲みながらセルフサービスのお茶を飲んでひと息。 そろそろお昼食べにいきましょうか。

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丸の内ブリックスクエアまでお散歩。 あ、ジョエル・ロブションのベーカリーがあるね。 お食事もできるみたいじゃない?って覗いてみる。 はいっちゃおうか。 暑かったぁ・・・・って、シードルをぐびっ。

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ガレットを食べながらおしゃべりに夢中になっているうちに、すっかり長居。 ケーキも食べちゃおうか。 パンも買って帰ろう♪ってここで完結できちゃった。

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たくさんしゃべってリフレッシュ♪ また遊びにいこうね^^

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次の週末にはビールの師匠のお伴で、ヨーロピアンビアハウスの横浜チアーズへ。 ちょうどその日は、ビールの著作が多数ある藤原ヒロユキさんが講師をつとめる 「ビールのルーツに乾杯!」というイベントの開催日にあたりました。 各国のビールにあわせたお料理とのマリアージュということで ランチにもちょうどいいかな。 横浜駅で待ち合わせて「お店こっちです」と 急ぎ足でご案内。

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左)横浜ビール ピルスナーボヘミアンピルスナー)と 右)富士桜高原ビール ヴァイツェンヴァイツェン)と 下)シュレンケルラ ラオホメルツェン(ラオホ) 横浜ビールは、関内と伊勢佐木町の間あたりで醸造しているとか。 いつか行ってみよう。 最初に乾杯したときよりも、少し時間がたってぬるくなった方が フルーティーな香りがしました。 バーコードが味のチャートになっていたのも ビール初心者には、わかりやすくて嬉しい配慮ね。 ピルスナーという製法は日本で一番メジャーですが その発祥地はチェコだそう。 富士桜高原ビールは飲みやすくて、 色も淡いので質問してみたら小麦で醸造しているんですって。 うん、それがヴァイツェンね、覚えておこう。 呪文みたいなシュレンケルラはドイツのビール。 燻製した麦芽でつくるのがラオホという製法だそう。 ザワークラウトとヴァイスヴルスト、自家製ハムも美味しかったんだけど 写真撮り忘れてました。

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左)アンカースティーム(スティームビール) 右)ベアードビール 帝国IPA(アメリカンIPA) アンカースティームはアメリカのビール。 アメリカのホップはシトラス系の香りがするんですって。 知らなかったけど、けっこうスキ。 ベアードさんは沼津のアメリカ人。 IPAというのは、イギリス人が植民地のインドまで運ぶために生み出した製法だとか。 当時はワインも赤道を通るときに煮えちゃって品質が変わっちゃったんだって スクールで習ったっけ。 どちらも軽くてフルーティで好きなタイプ。 夏にあう感じだ。

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お料理はハリウッド風コブサラダピッツァ バッファローチキン ブルーチズドレッシング&セロリスティック添え

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左)プレストン ペールエール(英国ペールエール) 右)蓑面ビール スタウト(スタウト) イギリス産とアイルランド産のビール?と思ったら イギリスやアイルランドの製法で、日本で醸造したビールなんですって。 酔った頭にはややこしい(笑) 高校生の頃、イギリス人に英語を習っていたので 彼らがこだわる"エール"や"スタウト"は耳にしていた単語。 「日本には"ラガー"や"ドラフト"しかないって」嘆いていたっけ。 こくがあって、しっかりしているから、ラガーが苦手な私もOKなタイプ。

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ローストビーフ、ジャケットポテト、ラムのミートソース 一口づつのお料理だけど、このくらいのほうが ビールの味をちゃんと覚えていられて助かります。 左に講師、右に師匠というベストポジションで 何でも質問しまくりでビールを飲み続け ずっと笑い転げていたような記憶がありますが。。。 ビール以外の話題は『のだめ』など。 その時説明しきれなかったのですが えーと、私が昨年の秋に旅行したベルギーで飲んだのは 『のだめ』で千秋センパイがコンクールで指揮をした 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」の主人公の ティル・オイレンシュピーゲルという名の地ビール。 いま考えると、狙ってもできないすごい偶然。 (ベルギー旅行の記事はこちら)

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左)カンティヨングーズ(グーズランビック) 右)リンデマンクリーク(フルーツランビック) そして、最後のビールはそのベルギーから。 カンティヨングーズは、強いクエン酸と、たとえれば青チーズのような刺激。 嫌いじゃないけど、一杯でいいかなぁ。 瓶内二次発酵をさせているということで、コルク栓がしてありました。 最初に飲んだシュレンケルラにもコルク栓があって あぁ、だから各テーブルにあるのは 栓抜きじゃなくソムリエナイフなのね、って納得。 コルク栓を王冠で抑えてあるっていうのは初めて見ました。 中からの圧力でコルク上がってこないのかな、なんて心配しちゃいましたが そっかぁ、それもありなのね。 リンデマンクリークはブルージュから買ってきたけど 家の近所でも売っていて脱力しちゃったチェリービール。 気に入ったので今も冷蔵庫で冷えています。 この日も美味しくいただきました。

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ベルジャンチョコレートのチーズケーキ ミニワッフル添え 濃厚なチョコレート入りチーズケーキがカンティヨングーズと 相性よくって、ぱくっと食べちゃった。

Smile☆Sign

Smile☆Sign

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fugaimaginations
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: CD
 

ビールとお料理はここまでで終了ということで、ライブに。 Niinaという沖縄出身の女性は、すごーくキレイな人で、彼女も日本のビーナスね^^ 「泣きそうな君に心からスマイルサイン」というリフレインが印象的な Smile☆Signという曲はFM横浜のミュージックアウォードで1位になったんですって。 そういえば聴いたことあったかなぁ。 ご興味のある方はyoutubeでどうぞ。

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左)HACHIY 厚木ビール (樽生ビール) 右)まりはなブラウン 大阪國乃長ビール (樽生ビール) 貸切イベントが終了し、お店は通常営業になったけど せっかくなので、もう少し(って・・・どんだけ飲むんかい・笑)。 私が選んだのは、馬車道で採取したハチミツを使って醸造したハッチー ハチミツの味、あんまり感じないのは発酵するときに 酵母が糖分を食べちゃうからかな、って話になりました。 師匠は地元で飲んだことのないそうで、貴醸ビールを。

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左)ハーベストムーン グレープフルーツエール(樽生) 右)フランチスカーナ(ドイツ) ヴァイス(樽生) 念のために写真を確認したら、あれれ?まだあった、と 出てきたこの2杯。 私がグレープフルーツで師匠がフランチスカーナ。 グレープフルーツだからすごーくフルーティな味を期待したけれど スティームエールとかIPAのほうが爽やかに感じたのが意外。

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昨年の秋までビール音痴だったので こーんなに飲んだのは初めての体験。 そして、それぞれにこんなに個性があるんだ! という発見の一日でした。 追記: 11種類飲んだけど、11本飲んだわけではありません。ふたりで1瓶づつのサーヴィスだったし、味見程度で済ませたものもありますので 念のため。。。。。 どうやらビールを飲むと眠たくなる体質のようで 帰宅したら、いつの間にかうたた寝。 目が覚めて、着替えたら朝までぐっすり トータルで12時間くらい眠りこけちゃった(笑) ワインの酔い方とちょっと違うのね、という学習もできたのでした。

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こうやって改めてふり返ると、こんなに長時間お付き合いいただいてしまって 反省しきりですが^^; 楽しい時間をありがとうございました。 では、また~