京都の大風呂敷とか山のウィスキーとか

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古い街並みと近代的な街並が モザイクのように散りばめられている 魅力的な場所だね。

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土地勘のある友達と一緒なので いつもの旅では諦めてしまいそうな場所にも思い切って足をのばした (どうもありがとー♡) 春旅の続きです。 ====

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雨上がり霞む朝、ホテルの窓から見える京都駅におはよう。 朝ごはんを食べようと降りて行ったら うわっ、レストランの外まで行列だ。 そうか、今日は葵祭りの日だったね。 並んでいたら駅で9時すぎの待ち合わせに間に合わないかも。 外でごはん食べようかな。。。 急いでホテルのチェックアウトしなくちゃ。

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地下街でモーニングセット営業のお店を見つけたよ。 駅構内よりも落ち着けるかも、と玉子サンドで朝ごはん。 食後に紅茶を飲みながら、ふと目をあげるとコインロッカーが。 今日もたくさん歩くから重い荷物は置いて行ったほうがいいな。 うん、身軽になりました。 待ち合わせの場所に早めについたので インフォメーションセンターに寄って 地元のフリーペーパーを入手して やっぱり地元だと情報がたくさんある。 行きたいお店が増えちゃった。 午前中の予定はショッピング。 待ち合わせ場所にあらわれた友達に「おはよう^^」って挨拶もそこそこに 「ねぇ、見てみて。こんな可愛いのあるのよ。」 「可愛いね、寄ってみようか」 「午後は移動だけどスケジュールは大丈夫そう?」 「うん、大丈夫。」 「決まりだね。」 あのお店に最初に行こうか。 バス?それとも地下鉄が早い? 今日は一日パスいらないかな?って 行動開始!!

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あれ、ちょっと早く着きすぎちゃったね。 お店まだ開いてないかも。 商店街をそぞろ歩きながら写真も撮っていたら 美味しそうなものがたくさんある。 「ここ、入ってみようか。」 ゆばのスープとお菓子を買いました。

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本日最初の目的地はここ。 京都掛札という風呂敷やさん。 古典柄を大胆にアレンジした木綿の風呂敷を トートバックのように結んだ写真を 京都特集の雑誌やガイドブックで見かけて気になっていました。 あ、店頭の自転車のハンドルにもかけてあるね。 店内に入ると大ぶりの色とりどりの風呂敷が並び ブティックのよう。 迷っていると、ご店主がそれぞれの柄の由来や意味を説明してくださいます。 「梅の花や菊の花はいい女の象徴」、「不老不死はいまでいうアンチエイジング」 なんて聞くと、どれも欲しくなっちゃう。 でも、それよりも何よりも持って鏡にあわせて ご自分に一番似合うものを選んでくださいね。 洋服やスカーフ、アクセサリーを選んでいる気分になってきた。

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結局ビジュアル重視で店主の奥様の見立てで選んだのが写真奥の「蝶」。 文様の意味は、古来より「蝶」は一度さなぎになって 生まれ変わる姿を不滅・復活・立身出世に例えられ つがいで飛ぶことから夫婦和合、 幼子の美しい成長を願うそうです。 手前のウサギ柄は前日に京町屋「繭」で買った小風呂敷です。 ちなみに、奥はワインのボトル手前はベルギービールのボトルを包んであります。

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そしてもう一枚選んだのが、下に敷いている「鳳凰」。 奥様によると、並んでいる商品の中で私に一番似うのがこれ。 「鳳凰」は平和の象徴。 風を司る霊長でもあり、のちに四神の「朱雀」と混ざって火の守り神となったそう。 なんかどっちも派手な色柄で由来も立派すぎですが。。。 ま、いっか、ご店主も自分に似合うのが一番いいって仰ってたし。。。 友達は彼女ぴったりの爽やかなのを選んでたよ^^ 手前の四角いガマ口は、駅で見つけたフリーペーパーに載っていた 花圃というお店で買いました。 スカル柄って、いままでは敬遠していましたが、これは可愛い。 説明によると、髑髏(ドクロ)は「これ以上悪くなることはない」という意味から 厄除けや悪縁切り、お守りとして縁起物の伝統柄だったそうです。 本来は名刺入れですが、Walkmanを入れるのにぴったり♡ 和柄は関東にもあるけれど、 京都ははんなりやさしいデザインが多いように感じます。 基本的に江戸のものは地味派手なんだね。 裏地に凝るのとかは、関東の文化なのかな。

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鳩居堂の本店では伊藤若冲の花のカードを選びました。 左から山桜、ひまわり、ボタン。 掛札のご店主に「地味めなのばかり選んでいらっしゃる(←というニュアンスの京都ことば)」 と言葉をかけられたので、えっ、そうかな?明るめがいいよねって選びましたが あれ、黒い縁だった。。。

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友達にもらった大津絵のカードはキュートなオニにLove♡ 大津絵の「大津」は滋賀県の地名から来ているんですって。 古い町並み、比叡山、長浜のガラス工房、甲賀の忍術村。 信楽焼の狸も本場は滋賀ね。 いつか滋賀にも行ってみたいなぁ。

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ショッピングの途中で通りがかった老舗の料亭は近又さん。 外観に惹かれて足を止めていたら、中から和服姿の女性が出てきました。 ため息がでちゃう。。。。 いつか入ってみたいなぁ。 老舗は「老後の楽しみ」じゃなくもう少し早めがいいなと言っていたら、 来月都内の老舗の料亭へ行く機会がめぐってきました。 楊貴妃観音のご利益かも。 望みは何でも口に出してみるもんだな~♪と実感したよ。

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京都駅に戻り電車で向かったのは山崎駅

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ちょうどお昼時でおなかもすいていたので、目的地に向かう前に駅前のカフェへ。 tabitabiという可愛いお店でした。 店内に『家庭画報』の5月号があったので 「メイコさんのガッタイオーラ・ドルチが載っているんだよ」なんて話もしながら 日替わり定食をでランチ。

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そして向かったのがアサヒビール大山崎山荘。 春旅の一日を奈良で過ごすか京都で二日間か迷っていた私に 「もし京都を二日間にするのだったら」と、友達が提案してくれたのがここ。 「じゃ、京都に二日間で決まりね!」

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チューダー様式の建物は、元の所有者である加賀正太郎が 大正から昭和初期にかけて建築された「大山崎山荘」(登録有形文化財)の本館です。 新館は安藤忠雄設計により1995年竣工されたそう。 どんなところかな。

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コレクションの多くはアサヒビール初代社長の山本爲三郎が収集し 美術館設立に際し、遺族から寄贈されたものだそうです。 民藝運動の支援をしていたということで、ゆかりの作品も多数。 「京都に行くならば河井寛次郎記念館に行くといいよ」と 友達からアドバイスをもらっていたのですが、時間の制約であきらめていたんだけど ここで見られそう。

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その時に開催していた企画展は『美しきカントリーライフ~理想郷への回帰と旅立ち~』 フランスのバルビゾン派のコローや、イギリス発アーツ・アンド・クラフツ運動の『チョーサー著作集』 そして、バーナード・リーチの陶芸も多数。 中央の燕の絵皿がリーチの作品。右隣の水差しは濱田庄司。 右奥はイギリスのスリップウェア烏文鉢。 またまた時間が不足気味なので 早足で展示室を巡ります。 余談ですが・・・

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春旅の翌日は、河井寛次郎記念館を勧めてくれた友達と 新国立美術館『ルーシ・リー展』へ行きました。 ルーシー・リーはバーナード・リーチと親交があり、 作風に対しアドバイスを受けた間柄。 うーん、私はルーシー・リーの洗練された作風も大好き♡ですが なるほどぉ、素朴な作風のリーチは色々口出したくなっちゃったのね。 なんて、納得。

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アサヒビール大山崎美術館からの出品も多かったの。 もしも、大山崎でルーシー・リー展が開催されたら、 また行って見てみたいなぁ♡ 話は戻りまして・・・

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中国茶会も開催していたのでお点前をいただきました。 3箇所あったけれど、時間の関係で1箇所だけ。 蓋椀(ガイワン)で、台湾の阿里山浙江省の緑茶と、福建省四川省の緑茶の飲み比べだったかな。 同じ製法でも茶処の阿里山浙江省のほうが香りもまろやか 福建省四川省のほうが角がある。 (飲み比べたお茶の産地を間違えて覚えていたので訂正です)

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重厚なインテリアの素敵な洋館だったね。 展望台からの眺めも堪能したら 次の目的へ急ぎましょう。

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おとなりの醸造所は私のリクエスト。 山崎の地名で、「あれ、サントリーにそんな名前のウィ スキーあったよね」って思いだしたから。 実はウィスキー飲めないんだけど。。。。 「それでも、行くか、私?」って自分に突っ込みを入れつつ 「でも言ったら飲まずキライが治ってしまうんだろうなぁ・・・」 と自問自答のうえ、友達にお誘い。

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そういえば、ワインの資格試験のときにウィスキーの製法も勉強してたっけ。 ここが日本のウィスキーのふるさと。 サントリーの創業者鳥居新次郎が1932年に日本初の蒸留所を開設したそうです。 仕込槽の部屋では、湿度の高い室内に麦と酵母の香りが漂って 蒸留釜の部屋では柑橘系の香りも漂います。

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窓から原酒がぽこぽこ沸き踊る様子が見えています。 ストレートヘッド型では重厚な味わい くびれのある型では複雑な味わいになるらしい。

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セラーには5種のオークの木樽が並び壮観。

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右が4年熟成、左が12年熟成。 熟成の過程で目減りするのは「天使の分け前」というの。 けっこう多いなぁ・・・。 ここの天使はけっこうイケる口ね。

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醸造所の裏手の泉は清らか。 千利休もこの地に茶室を構えたという名水です。

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試飲は左から山崎の10年と12年。 そして、白洲(はくしゅう)の10年。 熟成の年月を経るにつれ色が濃く、味わいは深くなる。 飲み比べてみると山崎はシャープで重厚。 比較すると、よりやわらかな白洲のほうが好みかな。

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ウィスキーはブレンドの妙に負う部分も大きいため、 ライブラリーには、熟成の経過年数、使用された樽により さまざまな色合いの原酒のボトルが並びます。 こんがりローストしたバーレル、それを解体した側板に大きい鏡板を使ったホッグスヘッド樽。 北米産ホワイトオークでつくられたパンチョン。 スペインでシェリーの貯蔵用に使われていたシェリー樽。 日本産オーク(ミズナラ)の樽も。 小さな樽で仕込んだ方が、 そして年数が短いうちよりも長くなるほうが、 樽に由来する甘いかおりなどのの味わいが強くなるんだよ なんて話しながら眺めているうちに、 興味のある樽の原酒を試飲したくなってきた。。。

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試飲カウンターで、私は好きなものを組み合わせの シェリー樽で仕込んだ、ブレンド前の「白洲」の原酒を。 まろやかで美味しい。 うん、ウィスキー嫌いが治ったみたい。 友達はこの日試飲にでなかった銘柄の「響」の何年ものだったかな かなり熟成年の経過しているものを選んでいました。 (↑これ、強かった、カァーっときました) またまた余談で・・・

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翌日『ルーシー・リー展』のあと『和ガラス』展をはしごした のだけど いろいろな酒器にあれ、なんだかデジャヴ。。。。 そういえばそこはサントリー美術館だったのでした。 山崎で観たノベルティグッズやポスターの記憶とつながって 私の春旅は六本木での番外編もあったみたい。

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ほろ酔いで気持ちよーくなりながら 花の写真を撮りながら そろそろ帰りの新幹線も気になって

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JR京都伊勢丹で会社や家族にお土産を選んだり本屋さんで立ち読みしたり。 考えることはみな同じのようで、エスカレーターではみんな左に並んでた。 関西では左をあけて右に立つはずだから、 ここにいるお客さんがほとんど関東の人ってことだ。 晩御飯は「お互いに帰ったらなかなか食べられないものがいいよね」 って、私は湯葉、友達は大海老のうどん。

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濃厚な2日間をありがとう。 名残惜しいけれど、帰らなくっちゃ。 オランダとベルギーの秋旅につづき 春旅は京都だったから、次の旅はいつ・どこで実現できるかな。 望みは口にしてれば、きっとまた叶うよね。

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そして、最後まで 旅記事におつきあいくださったみなさま ありがとうございました♡ では、また~