2009年10月 ベルギー(ブルージュ、チョコレート物語)

帰国して「あれっ?」と感じたのは朝が明るいこと。

オランダで迎える最初の朝 いつもと同じ6時半に目が覚めて ヨガをやってみた。

うーん、縮こまっていた体がほぐれて気持ちいー♪

 

実はアムステルダムの他にも どうしても行きたい場所があったんです。

出発は8時。

朝焼けを眺めながらドライブのはじまり。

'70sも'80sも'90も流れるFMを聴きながら 「あ、この曲知ってる?」なんて

バックシートから前のふたりに話しかけて

男性の声の日本語で丁寧に説明してくれるカーナビに

「道をよく知っているし、車線まで指定してくれて親切だなぁ」って感心。

 

空がだんだん明るくなってきて あ、雲の切れ間に虹!!!

 

サービスエリアで、手づくりサンドイッチの朝ごはん。

うーん、美味しい♡ やっぱり、チーズの味が濃厚ね。

えっ?こっちにも柿があるのね。

実家の木になっているのより、さっぱりとして美味しいな。

今日は寒くなりそうだけど、元気にあそぶぞ~♪

 

「いかにもオランダ」という風景は、どこまでも続く平原。

牛・牛・牛・羊・風車。 ときどき並木。

「国境を越えるときは何か表示が出るの?」って気になっていたことを聞いてみた。

なるほどー。

日本の高速道路で県境にあるような看板があるのね。

 

本日の目的地、ブルージュに着きました♡

オランダ行きを考えはじめたとき 自由行動の多いツアーに参加しようかな、と探しはじめ

でも、ブルージュまで足をのばせそうなツアーは少なくて

完全な個人旅行になったのでした。

そのおかげで、素敵な体験がたくさん♡

 

ただただ少女っぽい憧れで、「いつか行きたいな~」と夢見ていただけだけど

地球の歩き方」によると、世界遺産に指定されているブルージュ

12~13世紀には西ヨーロッパ第一の貿易港となり、

中世ヨーロッパの商業の中心として繁栄していたそうです。

実際に行ってみると、くぐるところの多い街。

そして壁に嵌めこまれたたくさんの像。

マリア様かと思った女性像は「ブルゴーニュのマリー」という姫君なんですって。

 

鐘楼の前に観光バスがついたところ。

15分ごとに響く47個のカリヨンの音色と 背後からカポカポと迫りくる馬車の音が今でも耳に残っています。

 

こうやって州庁舎を見上げても 自分が日本ではない場所に居るという実感が なかなかつかめない。

 

とにかくカメラを抱えてマルクト広場をぐるーっと撮ってみた。

 

チョコレートみたいな時計を発見♡

 

旧裁判所があるブルグ広場には

 

聖血礼拝堂・・・って名前が怖いよね。

入らなかったけれど、12世紀にコンスタンチンノーブルから持ち帰った 「聖血の遺物」が納められているのだそうです。

(↑「イエス様のかさぶた?」って思っちゃった)

そして、ブルージュは私にとってお買いもの天国なのであった。。。。

(以下、実際の道順と写真の順番が若干ごちゃごちゃですが)

 

ベルギービールが欲しいけど、帰りに空港で買えばいいかな」 って友達に相談をしたら 「いろいろ揃って迷い放題の酒屋さんがあるよ」って。

 

KRIEK.jpgDELIRIUM NOCTURNUM.jpgbrugse Bok.jpg

うーんどうしよ。

「やっぱりピンクの象じゃない?」ってアドバイスをもらう。

DELIRIUMにもいろんな種類があるのね。

うーん、象の絵が一番大きいのにしちゃお。

そう、『もやしもん』にブルージュのビールが出てきたね。

あれはbrugse Zotだけど、めずらしそうなbrugse Bokというのを選んでみた。

あと飲んでみたいのはチェリーの。

たくさんあってわからないので、お店の人に聞いてみる。

「チェリーのが欲しいんだけど・・・」 「DRYなタイプ?それとも甘いほう?」

「甘いのがいいなぁ・・・」 「それは棚のこのへん。どれも同じような味だよ」

じゃあ、柄で選んじゃおうっと。

って選んだのがLindemans Kriek ブルッセルの地ビールだね。

 

もやしもん(8) (イブニングKC)

もやしもん(8) (イブニングKC)

 

 

あれ、うちでも飾っている絵の天使が刺繍になっていたのは 友達のお勧めの手芸店。 しかもこの天使たち、友達の家でも出迎えてくれていたの。

 

ベルギーはレースでも有名な土地。

小さくても本場の手編みのものが欲しいなぁ・・・と 日本では買わずに楽しみにしていました。

迷って迷ってハンカチを選びました。

 

「あ、もうクリスマスのディスプレイだね。 かわいいお香人形がある!

入ってみてもいい?」

(調べてみたら、このお店には日本語のHPもありました)

 

「あたしこれ買う~!!!」と店内で一目惚れ♡したのが

前記事のトップの写真にある てんとうむしのお香人形♪

"クリスマスの香り"というお香と日本語の説明書を

友達のダンナ様に見つけてもらって完璧!

 

「ベルギーに行くの」と言うと必ず 「チョコレート食べに行くんでしょ^^」

と切り返されたんだけど

 

目移りしちゃうくらいたくさんあるチョコレートショップ。

どうしよう、全部欲しい(笑)

でも、この先におめあての場所があるので 今は買わずにおきましょう。

 

それは、ここ 『チョコレート物語』という博物館です。

 

マヤでカカオは「木からとれるお金」であって、 ウサギ1羽は豆10粒と交換できた なんて展示もありましたが

 

神に捧げる儀式で血とともに使われていたようで そんな像がたくさん。

ちょっと怖い。

 

古代のチョコレートの淹れ方は、 こうやって高い位置から壺に注ぎ入れ、

泡をたっぷりたてるのだ。

 

コロンブスが上陸したときもカカオの実を捧げられたということですが

その貴重さにきづくことがなくスペインには持ち帰らなかったとか。

もったいない。。。。

 

その16年後にはヨーロッパに紹介されたそう。

こんなチョコレートポットで泡をたてていたんですね。

 

タマゴの形の容器はヨーロッパの伝統みたい。

 

チョコレートを板状に固めたのはイギリス人

ミルクを入れたのはスイス人で

カカオを精製してココアをつくったのはオランダ人。

たくさんのパッケージや

 

缶の展示もあって愉しい♪

日本人は私たちだけのようでしたが 家族づれや、

社会科見学に来たような子どもたちがたくさん。

 

実演コーナーではプラリネの作り方を見学。

 

うーん、食べたくなってきて

choco-story01.jpgchoco-story02.jpg

ショップでお土産のチョコレートをたくさん買っちゃった。

 

 

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choco-story-brugge.be

 

 

開館時間は10時から17時までで入場料は6ユーロ。

興味のある方は、ブルージュへ行かれる機会があればぜひ♪

 

チョコレート物語の壁のマリア様(それともマリー姫かな?)に別れを告げて

ふたたびブルージュの街をそぞろ歩きます。

 

こんな小路をくぐりぬけて

 

街かどのレストランのメニューを眺めながら歩くけど、

ムール貝は夕べたーっぷり食べちゃった♪

 

それに、興奮しているからかな ちっともお腹がすかないの。

 

運河沿いのお菓子屋さん。

覗いてみるとチョコレートがたーくさん 目移りするな~

 

焼きたてのワッフルを手にしたら ものすごい勢いでハフハフ完食しちゃった(笑)

 

どうやら私は運河のある街にヨワいみたい。

ヴェネチアでしょ、アムステルダムでしょ、天橋立も良かったし♡

もちろん横浜も!

ブルージュは「北のベニス」とも呼ばれているんですって。

 

船着場をみおろして でもクルージングの予定は別の場所。

ここでは眺めるだけ。

 

マルクト広場で出会った撮影の一行と ふたたび遭遇。

日本人ではないみたい。

 

運河って見飽きない。

 

どこの土地に行っても、橋や岸から 水面とそれに写る風景の写真ばかり 撮っている気がするなぁ。。。。

 

このあたりは美術館も多い場所。

ここがグルーニング美術館。

ガイドブックには「ヨーロッパを代表する美術館のひとつ」って書いてある。

入りそこなったということは、 うーん、またブルージュに行く理由がひとつ増えたかも。

 

この建物はメムリンク美術館です。

ここも「いつか行きたい場所リスト」に加えておきましょう。

「この、景色に見憶えない?」って聞かれたら あ、ここを描いた画があったね。

 

本屋さんのウィンドーにはフェルメールの画集。

 

お月さまの看板にも見覚えが♪

 

「ここ入るよ」という言葉に誘われて入ったのは 聖母教会。

13~15世紀の建築だそうです。

それとは知らずに見惚れていたマリア様は ミケランジェロの手によるもの。

光に透けるステンドグラスにもうっとりと魅入られてしまいました。

シャルル公とマリーの霊廟にお詣りして

旅の安全とみんなの幸せを願います。

 

1日の観光ではとっても足りないね。

 

 

ずっとこの街に居たくなってきたけれど

 

あ、もう夕方近いんじゃない? そろそろ車に戻らなくっちゃね。

 

この日のお買いもの。

左奥から、「チョコレート物語」のチョコレート。

地ビールが3本、バラの花入り紅茶、チョコレート風味紅茶、

ベルギーレースのハンカチ、てんとうむしのお香人形

そしてサービスエリアで見つけたタマゴ型のおまけ入りチョコレート、

キンダーサプライズ。 旅はまだまだ続きます。

 

では、また~

 

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