ボルドーの古酒を味わう会

 

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ムートンを飲んだのは過去に一度だけ。

2006年4月「ボルドーの古酒を味わう」がテーマのワイン会にて。

 

第一印象は沢庵臭。 ISOのグラスからボルドーグラスへ移すとクローブの香りに変化して、「あれ?」と感じたのが記憶に残っています。

 

しかーし、帰り間際に飲み残したムートンのグラスに鼻を近づけたら・・・・・!!

 

うむむむむむむ・・・・なーんと、秘かにチョコレートとフローラルな香りの複雑なハーモニーを奏でていたではありませぬか。

 

当日の記録↓には2位と記していますが、現在一番記憶に残っているのはムートンです。 (テイスティングシートに「♡」と「♡♡」をつけはじめたのもこの頃・笑)

 

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○Chateau Mouton-Rothschild  1971  

正直くさかったのですが、飲んでみるとうーん、さすがでした。  

ボルドーグラスに移すとさらに花開いてカエルが王子様に変身したような印象。

授業でのテイスティングのコメントとしては失格だけど、でもそうなのよ。

時間とともにクローブのようなスパイスの香りとなり、最後はチョコレートの香りに!!

てんとうむしランキング2位。

 

 

○Chateau Haut-Brion 1973  

オーブリオンは最もメルローの比率が高く、やっぱり私はカベルネ・ソーヴィニヨン派なのだと実感した一本。

繊細で肉太で素敵だったけれど好みでいうと5番目。

 

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○Chateau Margaux 1976  

これも沢庵のような匂いだったのですが、Princess was disguised as an old woman.老女に身をやつしたお姫様でした。

3番目かな。

 

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○Cheateau Lafite-Rothchild 1980  

お茶の香り。

はじめにランキングをつけたときは4位だったけれど時間の経過とともに花開き最後には1番好みとなったワイン。

 

○Cheateau Latour 1984  

こ・れ・は・好きな味!!と思ったらやはりこの5つのうちでカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が最も高いシャトー。

森の奥のような苔の香り。酸味と果実味がグッド。第一印象がベストの1本でした。  

チョコレート色のボルドーを飲んだのは初めて。

カカオの香りも初めて。タンニンがまろやかになるとはこういうことか!と実感もできたし、開栓をし、グラスをまわし、デカンタージュをすると花開く、なんだか低血圧のお姫様達がたくさんいらっしゃいました(笑)

 

 

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お料理はラム

 

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その他の古酒は

 

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この体験が「ワインを真剣に勉強しよう」と決心するきっかけとなりました。