テイスティングセミナー(カリフォルニアワインSanta Barbara County)

Santa Barbara Countyのワインをテイスティング
この地域にはおよそ100のワイナリーがあり、高品質なシャルドネピノ・ノワール、シラーの産地。
そのほとんどが個人もしくは家族による小規模生産者で、
年間生産量は100万ケースだそうです。

Brander Sauvignon Blanc 2006
Santa Ynez Valley
煌く淡い黄色。
グレープフルーツのような香り。
アタックはなめらかで、まず酸、そして甘味、苦味を感じます。
アルコールのボリューム感をもつキレのある辛口。
樹齢30年のブドウでつくられているそうです。
旨し旨し。

Kenneth Volk Vineyards Chardonnay 2006
Santa Maria Valley
ミネラルとミルク、ナッツの香りを持ち
レモンのような酸味とほのかな苦みのあるスリムな味わい。
余韻も長くて、
うん、なるほどぉ。。。樽に負けてないじゃん。というシャルドネ

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ハートふたつをつけたのは
Zaca Mesa Viognier 2006
Santa Ynez Valley
白い花束と蜜のような香りを持ち
酸味に加え、ほのかな甘みももつふくよかな白ワイン。
すべて手摘みを行い、ステンレス発酵ののちフレンチオーク樽で熟成だそうです。

これはね、グラスにずーっと鼻をつっこんでいたくなる芳しさ♡

カリフォルニアのピノノワールは濃色のイメージがあったけれど、
こんなにかわいらしい赤は
Melville Winery Pinot Noir Estate 2006
Santa Rita Hills
いわゆる「森の下草」とよばれる香りと、ほのかな梅、そしてミルキーな香り。
ほんのり甘く、とても丁寧につくられたことが伝わる味わい。
でも、アルコール度数は15.1°ということで、うっかりしていると足をとられるね(--;

Jaffurs Syrah 2005
Santa Barbara County
なめし皮とイチジクのニュアンスをもち、おぉ、獣さんですね、という香り。
なめらかで酸味もあり、うん、おいしー。

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そして、アメリカではあまり「はずれ」がないような気がするカベルネ・ソーヴィニヨン

Star Lane Vineyard Cabernet Sauvignon 2005
Santa Ynez Valley
木の香りがして、ボルドーのものとはニュアンスがちょっと違うけど、
なめらかなアタックに甘みと渋み、そして収斂みを感じて、
うーん、いつものやつだ。
おいし~・・・と思ったのは飲みなれているからかな。
でも、素直に美味しいと思えるグラスでした。

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全般的にとても上品で丁寧につくられている印象。
繊細なワインたちでした。