ステップアップクラス(白ワイン)

今回のテーマは白ワイン。

てんとうむし的格付けでハートふたつをつけたのは
SCHARZHOFBERGER Riesling Kabinett 2004
エゴン・ミュラー家が誇るドイツの最高峰です。

色調はグリーンがかった淡い黄。
香りの第一印象は青リンゴや草の香りであり、ペトロール(灯油やゴムのような匂い)、ミネラル(鉱物系)、トロピカルフルーツのようなニュアンスも感じさせる複雑な雰囲気をあわせもちます。
しっかりとした酸味にほのかな渋みを感じさせ、余韻にやわらかな甘さを持つキレのいい味わい。

 

でも、リースリングは好きな品種なので「美味しい」と感じるのはいつものこと。。。。

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おぉっ!と、てんとうむし的格付けにハートひとつつけたのはオーストリアワイン。

そして、料理が出てきたあとに最も早く飲み干してしまったのもこの銘柄。 ひとつとふたつの間くらいかな。。。。
HIRSCH Gruner Veltliner 2005  (←uにウムラウトをつけるのが正しい)
格付けはクヴァリテーツヴァインで上からふたつめ。トロッケン(辛口)です。

グリュナー・フェルトリナーはオーストリアの固有品種。初めて出会う味わいであり、ブラインドテイスティングのため「何これ?何だかすごいワインだ!」という第一印象でした。

色調はグリーンがかった淡い黄。
香りはハーブのような清涼感を持ち、グレープフルーツと甘いキャンディ香、白い花のニュアンスもあり、白胡椒のようなスパイシーさも感じられます。
やさしい酸に豊かな果実み、そして長い余韻をもつキレのいい辛口白ワインでした。




キルスティン・ダンスト演じるハプスブルグ家の姫君マリー・アントワネットの写真を進呈してしまおー!
ただ、私は「すごい!」と思ったけれど、人気があったのは別の銘柄でした。念のため。。。


今読んでいる「NYスタイル・ワインブック」を引用すると
「僕はグリュナー・フェルトリナーを玄人のワインだと思っている。
野球でいうなら一軍選手、宝石にたとえるならブラック・ダイヤモンド。
(中略)いつ飲んでもさわやかで、ときに心惹かれる複雑な風味を秘め、料理と見事に調和し、
入手困難で、しかも響きがエキゾティック(Uに点々-ウムラウト-までくっついているのだから、まったく恐れ多い)」

うんうん、同感です!! しかも2,000円前後でした。 これ買いだわぁ^^


シュークルートをつまみに美味しくいただきました♪

 

NY(ニューヨーク)スタイルワイン・ブック

NY(ニューヨーク)スタイルワイン・ブック