リースリング覚え書き

リースリングというのは、ドイツやフランスのアルザスなど冷涼な気候の産地でつくられるワイン用の白ブドウ品種です。

オレンジの果実の花や黄色い種類の花などの華やかな香りを中心として、黄桃やトロピカルフルーツのような香り(パイナップルの缶詰のシロップみたいな時もある)が中心。

その向こうにかすかな重油香(灯油をポンプでシュポシュポってファンヒーターのタンクに入れるときの香りね)がするので「ヘンな匂い。あまり好きじゃない」という人もいます。

でもわたしはそんなところも含めて好き。


味わいはしっかりしたリンゴ酸と、余韻に長く残る心地よい渋みが特徴。

フランスのものはアルコール度数が12.5~13%としっかりしていますが、ドイツのものは7~9%のものもあるのでワインがお酒がそれほど強くない人と一緒に楽しめてよいのではないかなぁ・・・・と思うのですが、どうでしょう?それでも度数高い??


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そんなわけでリースリングソーヴィニヨン・ブランと並んで好きな品種。
ちなみに両方の共通点はリンゴ酸。ちなみに、ミュスカデのようなレモンやライムを連想させる酸っぱさはクエン酸ですね~。
わたしはリンゴ酸派なのです。

 

たまたま通りがかったデパートの催事。
いろいろ試飲させてもらって気持ちがよくなって、「んめー」と思ったドイツのリースリングを衝動買いしちゃった。

 


デンホーフ・リースリング2004 2,730円也

ドイツのリースリングはシュバルツカッツという黒猫ちゃんのラベルに誘惑されて呑みなれていましたが、デンホーフ氏のものは初めて。

ナーエはもとよりドイツを代表する生産者で、ワイン評論家パーカー氏も5ツ星生産者と評価したそうな。


ナーエ(NAHE)は周囲を銘醸産地のモーゼルとラインヘッセン、ラインガウに囲まれているので要チェックかもしれません。


ちなみに、2003年はドイツでも当たり年だけれどリースリングのキリっとした酸味を好む私には果実味が強すぎる感(北の味わいなのにトロピカル感が強く出ているので)があり、リースリングに限っては2003年じゃないほうがいいかなぁ・・・・と思ってます。嗜好の問題なので異論はあると思いますが。。。。。

 

帰ってきて教本にてラベルに記載してあるドイツ語の記載事項を確認。
ERZEUGERABFULLUNG・・・・生産者元詰め
WINGUT HERMANN DORNNHOFF・・・・HERMANN DORNNHOFF氏の自社栽培醸造
QUALITATSWIN A.PNr. 77530103005 ・・・・05年に公的検査を受けた生産地限定上級ワイン

上記のA.PNr. の数字の有無と並んで、ドイツワインの美味しさの目印のひとつはこちら。


VDP(ファウ・デー・ペー)といいます。
1910年創立のドイツ高級ワイン生産者連盟による品質基準を満たした印。

そうそう

和光のおとなり銀座三越でもワインフェアやってます。


私が行った日曜日にはラトゥールをグラス売りしていました。
お昼過ぎだったので売り切れていて残念。

25日にはオーパス・ワンもグラスで出るらしい。。。。
知ってたら有給とったのに・・・・・