2006年9月 中国茶の愉しみ

久し振りにゆったり過ごせる日曜日の午後。
こんな時こそ美味しいお茶を。


中国茶の先生におわけいただいた、鉄観音ナリ。
よいお茶はクルンクルンに丸まっています。
大きなポットでは充分に旨味を引き出すことは難しいし、勿体無い!!!
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茶壷(日本でいう急須ね)の底が見えなくなるくらい入れます。先生曰く「ケチケチしちゃダメ」。沸騰したお湯を茶壷からこぼれるほど注ぎます。小さな泡は蓋で切り、湯をあふれさせます。

 

一煎めはすぐ茶海(このピッチャーのようなもの)に空け、茶海を暖めます。二煎めからも、お茶はすべて茶海を経由します。最も美味なる最後の一滴、ゴールデンドロップを皆が味わえるように、だそうです(^^

茶海から縦に長い茶碗(聞香杯という香りを楽しむための杯)に茶を注ぎ、品茗杯(お茶を飲むための杯)を被せます。キノコのような二つの杯を親指と人差し指ではさんで、エイっとひっくり返し、聞香杯をそぉっと引き揚げます。

聞香杯をクンクンするのが中国茶の醍醐味♪
茶の香りが器に移って・・・そりゃーもぉ、うっとりです。
以前ソムリエの方たちと東方美人というお茶を味わったことがありますが、その芳しさに彼らもノックアウト!!
ワインからお茶の世界へ行かれる方も多いというのも、うなづけます。

ちなみに、きょうのこの一杯はシュナンブランを思い起こす香り。
ロワールの貴腐ワインみたいね。

さあ、召し上がれ。