ソムリエ資格試験対策講座(ワインの購入、管理と販売)

本日は「優秀なワイン販売者」となるための講義。現地での買いつけから輸入後店舗に至るまでの商品の流れ、決済の種類、節税の方法、保管方法などなどから原価計算、営業面積あたりの売上の算出までもが。
後半は得意分野なので出題は多いほうが嬉しいのですが(笑)これは簿記の検定じゃないってば(^^;

ブラインドティスティングの意義は、「ワルい人にダマされずに、よい品を適性な価格で入手するための手段」。そしてお客さまに接するときは販売目的が前提であるので、ポジティンブな表現を用いてご満足いただける品が選べるようお手伝いをするのが任務であります。
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参考までに主なワインの一般的熟成年数を抜粋いたします。ヌーヴォーが6ヶ月(ヌーボーとしての味わいを楽しむにはこのへんが妥当)、ボルドー赤は4~10年、ブルゴーニュの白は2~6年、赤は2~8年。
ただし上級なものはボルドーの赤で50年、ブルゴーニュの赤は30年、貴腐ワインはなんと80年!!それ経過したものに関しては美味しいかどうかは別の話ですって。価値を楽しむのが主眼ごなるのだそうです。。。。


テイスティングは疲れた頭に喝をいれるスピリッツ4番勝負!
毎度おなじみ独断に満ちたてんとうむし的格付け。ハートふたつは左から3番目のコニャック。Love!と思ったらレミーマルタンのVSOPでした。香りの第一印象は甘さ。これはカラメルが由来であり、色カラメルでの着色だそうです。続く華やかな香りと酸味は、残り物ではなくコニャック用として育てられるぶどうで作られているおかげとのこと。なるほど。

ハートひとつは左から2番目のカルバドス。こちらの原料はリンゴなのでコニャックほどの洗練はみられませんが、リンゴのタルトのような余韻がgood!酸味もきちんとあって好印象。

左端はラム。第一印象は香りの砂糖水。まんまですね(笑)さとうきび原料であるので、味の特徴は酸味のなさ。
私がお菓子作りに愛用しているものとまったく違う香りなので不思議に思って調べたところ、愛用のネグリタはマルティニク島原産ですがボルドーで熟成をしているんですって。やっぱりそうかぁ・・・。

右端はマール。ワインをつくった後のぶどうの搾りかすが原料なので茎や梗など由来の土や草の香りが特徴。けっこう渋い。コニャックを素朴にした感じかな。