Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.18 【特別編】Balkan Night
数日前からの雪の予報と、当日の大雨にもかかわらず、おかげさまで3回目のブルガリアとセルビアのコラボ企画「Balkan Night」も無事終了。
ずっと気になっていて参加してみたいけれど、一緒に行ってくれる人が見つからないし。。。という方も、どうぞご安心を。ほとんどのお客様がおひとり様での参加です。料理やバルカン地方など、共通の話題で毎回盛り上がっていらっしゃいます。
ゲストシェフのアントニオ・アナトリエフ・アンゲロフ(Antonio Anatoliev Angelov)さん(通称トニー)は、ブルガリアの都市 ヴァルナ出身。通訳やモデル、俳優業の傍ら料理教室や、Bulgarian Nightで自ら腕をふるい、テレビ番組でも母国の料理を紹介されています。
将来の夢は、ブルガリアだけではなく、世界と日本の架け橋になること。極真空手の黒帯をとりたいという目標も持ち、東京オリンピックに向けたNHKの『世界を応援しよう』ブルガリア編にも出演しています。
Japan-Russia News、語ろうアースカフェ、 ルーマニアへ行こう!Let's go to Romaniaの皆さまもおいでくださり、お席に余裕があったためキッチン部隊も同席。空気中に漂うバルカン指数は今回も濃厚でした。
続きを読むSerbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.17
おかげさまで2020年初回のSerbian Night(セルビアンナイト)も無事終了。
正教会に属するセルビア人はローマ時代から続くユリウス暦でクリスマスや新年を祝います。一般的なカレンダーのグレゴリオ暦からは2週間遅れのため、セルビアンナイト当日の1月15日は新年の2日にあたりました。
折しも オープン間もない渋谷スクランブルスクエアのTSUTAYAでは、12月末から「旧暦で時間を刻む人々の新年と暮らし」と銘打ちセルビア共和国にスポットをあてたフェアも開催中。関連本とならび食品、雑貨が紹介されていました。
わたしもGrandSoccoの手刺繍製品を何点か購入。
年末には『イェレナと学ぶセルビア料理 』の著者、イレェナ・イェレミッチも来日。
世界で最もワイルドといわれる交差点がある渋谷で、地理的にも文化的にも世界の交差点に位置するセルビアのフェアが、この時期に開催されるのは象徴的に感じます(そういえば我がセルビアンナイトの拠点も渋谷でした)。
(CNN.co.jpより)
スクランブル交差点のど真ん中のような位置がセルビア、と考えていただければこの国の持つ文化の多様性も理解しやすくなるのでは。
セルビア正教会ではクリスマス前から肉や乳製品を断つ慣習があります。メインは魚、付け合せは豆やザワークラウトのサラダ。ドライフルーツなどが食卓にのぼります。
クリスマスツリーは、日本でもおなじみのモミの木ではなく、枯葉のついたナラの木を飾り、クリスマスイブの夜に集めて燃やすそうです。
ユリウス暦の12月24日、25日は一般的なカレンダーの1月6日、7日あたり、松の内が終わるタイミングとも重なります。ともにキリスト教や仏教伝来の前の土着信仰の行事だったのでしょうか。教会の前で行う大きな焚火は、日本のお正月の「どんど焼き」を思わせて親しみを感じませんか。
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Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.16
前職でのこと。レストランの改装工事にあたり、新入社員の「なんでなんで攻撃」に丁寧に答えてくれた、当時の事業部長だったか店長か、えらいひとから
「いいレストランの灯りは、女の人が美しく見える明るさなんだよ。オフィス用の蛍光灯とは光の色も強さも違うんだ。」
と聞きました。「おおおー! なんて素敵な心遣いなんだ!」
忘れられない飲食サービス業の教えのひとつです。
セルビアンナイトの客席が若干暗めで、写真が撮りずらいのも主催者のそんなこだわりから。
そのかわり、キッチンはキチンと明るいけれど、ベストショットを狙っていつまでも料理を出さないコックもどうかとお待たせしないことを優先してしまうため、撮り忘れも多い。。。。。。
にもかかわらず、美しく料理を撮ってくださり、ブログへの掲載を快諾くださるお客様に感謝です。
通算50回めとなる今回は、貸し切り営業。
幹事様とメニューや演出の事前打ち合わせを重ね、セルビアゆかりの音楽をBGMとし、プロジェクターで壁に民族舞踊を映写。試行錯誤を重ねていたテーブルセッティングも、16名でワンテーブルを囲むスタイルが実現。
いろいろな面で今年の集大成になりました。
ありがとうございます。
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