トーク・『行ってみた、あれからのヨーロッパ』

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昨日は”旅行エッセイスト森優子さんによる【行ってみたシリーズ】三連夜!”、第一夜『行ってみた、あれからのヨーロッパ』へ。

森さんは過去7回セルビアへと足を運んでおられますが、その最初のきっかけは2007年のユーロビジョン・ソング・コンテスト優勝者Marija SerifovicのCDを買うためでした。 (ユーロビジョン・ソング・コンテストは、1956年から開催されているヨーロッパの、いわば「レコード大賞」や「紅白歌合戦」的な人気長寿番組で、ABBAセリーヌ・ディオンはこの大会で名をあげ、成功のきっかけとなった大会だそうです)

 

言葉はわからずともとても惹きつけられるすごい歌い手。 私もAmazonでダウンロードしてしまった。

 

もうひとり別の方が、セルビアにひきつけられたきっかけとなった歌手が↓2010年セルビア代表のMilan Stanković。 ↑2007年のMarijaがThe西洋という曲調であるのに対し、東洋風の旋律。 音楽の面でも、まさに西洋と東洋の交わる位置にあるのだと感じさせてくれます。

というのはトークショーの余談の部分。

 

本題は、(以下引用↓)

 

---- テロ、難民、英国のEU離脱……気になることだらけの欧州へ、かつて訪れた土地や気になるあの人の「いま」をたずね歩いた、ふたたびの旅・約一か月。欧州で何が起こっているのか、湯気がホヤホヤたっているうちにお届けします。 ----

 

セルビアのこと、ほかの旧ユーゴスラビアの国々のこと、知れば知るほど、友達が増えれば増えるほどわからないことが増える。 それはインドや、中国、ほかの国々、日本の国内だって岩手のひと、宮城のひと、福島、鹿児島、大阪、いろんな出身のひとと知り合うたび、自分が何者なのか、立ち位置をどうしたらいいのかわからなくなってくる。

でも、昨夜の森さんのお話しで、ふっきれた。 ニュートラルに、わたしはわたしでいればいいのだ。 「世界にひとつだけの花」とはちょっと違う、対立軸の狭間の葛藤。

 

同じ土地を旅していても、それぞれの視点や知識を通すと違う側面が見えてくる。
私のなかのセルビアは、平面のスナップから少しモザイク模様が増え、厚みを持ってきた?

前回はほとんど基礎知識ゼロで、連れられるがままで行ったけれど、少し知識の増えた今では景色も違って見える気がします。

 

また行かなければ。

 

旅を重ねて双方に同じように個として知り合う友人が出来てしまうと、どちらかの側に立たなければいけないかという問いが生まれる時がある。 でも、それは自分の頭が生み出したもので、別に望まれていないかもしれないし、望まれていたとしても、あえて空気を読まずニュートラルで居る強さ、というか、鈍感さ、というか、しなやかさを持とうと、ハラを決めた夜。

 

今日の『行ってみた、アウシュビッツ』明日の『行ってみた、イスラエルパレスチナ』も聞きたいけど、先約があり残念。再演を望みます。

 

パンチの効いた森優子さんの

著書もお勧め

旅のそなた!

旅のそなた!

  • 作者: 森 優子
  • 出版社/メーカー: 旅行人
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本