2015年10-11月 宮城県亘理郡山元町(ないとうファーム・青巣稲荷神社例大祭)

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10月30日の夜から11月1日にかけて、宮城県に行ってきました。
今回は田代ジャパン(http://tashiro-japan.jimdo.com/)のツアーに初参加。行先も初めての亘理郡山元町。昨年1月の典子食堂からの田代ジャパンとのご縁ですが、参加者のほとんどが初対面という緊張の中での出発でした。


今回の作業は、1日目が埼玉県から移住し山元町で新規就農した「ないとうファーム」での農業支援。2日目が青巣稲荷神社で震災後初めて執り行われる例大祭の運営ボランティアでした。

 

 

 


山元町到着後、廃校となった中浜小学校を見学。
校舎右上の青い札が津波の到達地点。
児童と職員、保護者、町職員、地区民合わせて90名屋上で津波の直撃を回避したそうです。

山元町の人口は9月現在で12,646人。震災による死者636人、行方不明者0人。2010年の統計では16,711人なので4,000人ほどの人口が流出しています。

 


震災遺構でいつも感じる水の恐ろしさ。
そして、離れて生活している私たちこそ、忘れてはいけないのだと感じます。

 

 

 

 

作業場所の「ないとうファーム」に移動し、作業開始。

 

まず、肥料を撒き、畝をつくる作業と併行しながら、タネとなるニンニクを1片1片に割り、植え付けに適さない未熟な部分や、痛んだ部分を選別。

 

 

 


午後いちばんにマルチの張りかたの指導を受け、マルチが1本張れたところで、ニンニクの植え付け。時間の経過とともに能率が上がってくるので、止めたくなくなるのがボランティアの性。

 
立ち去り難く、作業を終了しました。

 

 
すると、なんとなんと!
今回のボランティア作業のお礼としてパプリカを大量にいただきました。
しかも、山分けの際に、料理家ということで多めに!

ニンニクの植え付け作業では、タネに適さない未熟な片や、皮の内部が複数に別れている片を譲っていただきました。料理するには何の遜色もありません。

ということは、これで、飛行機の重量制限のため、泣く泣くセルビアから買わずに帰ってきたアイバルがつくれるではないですか!!!

 

宿泊は近隣のお寺のご厚意により、もったいなくも本堂に寝袋で。

 

翌朝は初めての座禅体験。

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Preparation of autumn festival.#典子食堂 #autumn #festival #shrine #おまつり

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青巣稲荷神社のお面#典子食堂 #お面 #mask #神社 #sherine

震災後の人口流出により町ではお祭りの人出が読めず、準備に苦労されたようです。始まってみれば、用意した250名分の芋煮が足りるかどうかヒヤヒヤするほどでしたが、私たちは12時までしか居られなかったので、その後どうなったのでしょうか。

 

「ないとうファーム」で植え付けたニンニクが収穫を迎える来年の春に再訪し、見られなかったお神輿や直会の様子を聞くのが楽しみです。

 

 

 

今回の旅を主催した田代ジャパンの皆様、
山元町の皆様、同行の参加者の皆様、ありがとうございました。