2015年3月 岩手県陸前高田市・宮城県気仙沼市・唐桑半島
今年も3月11日が終わろうとしています。
謹んで、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
3月10日、11日という日付にも関わらす、快くお時間をくださった皆様、ありがとうございます。
改めまして心より感謝申し上げます。
いまはもう自分のことをボランティアだとは思っていない。
いつの間にか、もうひとつの故郷ができていた。
私に出来ることは、ただ共に生きること。そして「ただいま」と顔を見せることですが、これからもよろしくお願いいたします。
そして、共に東北へ通う仲間達、いつも本当にありがとう。
東北新幹線の車中より。
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陸前高田とのご縁は、2011年11月の災害ボランティア活動がはじまりでした。
その後さまざまなご縁をいただき、例年3月11日は陸前高田で黙祷を捧げています。
今年はいままでにご縁のあった「桜ライン311」、大坂ママ、光香の金野さん、八木澤商店さん、復興サポートステーションP@CTの皆さまを訪問してご挨拶。
唐桑に足を延ばして御崎神社にお詣りし、民宿「つなかん」にも寄らせていただきました。同行のみなさま、陸前高田と気仙沼でお時間をいただきました皆さま、ありがとうございました。
朝の新幹線で各自一ノ関へ向かい、集合場所は一ノ関のレンタカー営業所。
朝食は竹駒食堂。
生姜焼き定食はボリュームたっぷり。
朝食ののち「桜ライン311」で津波の到達地点を後世に伝えるために桜の植樹を行った大坂さんのお宅へ。 慰霊碑に合掌。
竹駒から臨む海。
嵩上げの進む陸前高田の中心部。
離れた場所から見ると土砂を運ぶベルトコンベアーがジェットコースターのレールのよう。
コンベアーレールが市内中心地を縦横無尽に走っています。
高田の一本松やぎさわカフェで小休止。
まだ行ったことがないという仲間とともに唐桑半島へ足を伸ばし
御崎神社にお詣り。
そして半島の先端へ。
ざっぱーん。
太平洋を感じます。
昨年の10月に宿泊した「つなかん」に少しだけ立ち寄り。5か月ぶりの訪問です。
一代さん、竜介さん、ありがとうございました。
復興サポートステーションP@CTでご挨拶ののち
陸前高田での夕食は、地元の方にお勧めのお店を訊ねた「農家カフェフライパン」。居心地がよくて、ふつうのお料理が美味しいって嬉しい。
翌3月11日の朝は雪交じり。
この日は単独行動でそれぞれが思い思いの場所へ向かい、わたしはBRTを利用して米崎へ。
海側から見る防潮堤と浸水を防ぐため並んでいる黒いトン袋。
ひと袋に1トン入るので、トン袋というそうですが災害ボランティア仲間の男性は、これをつくるのが一番つらい作業だったと、いまも口を揃えます。
金野さんの南部小麦の畑で麦踏み。
今年は種をとるための栽培で、粉をつくるのは来年からだ
昨年稲刈りに伺えなかった田んぼにも伺いました。冬も水を張る冬水田んぼ。微生物による土壌改良を試行錯誤で続けていらっしゃいます。
海から数十メートルに位置し、浸水被害を受けましたが2011年の5月に田植えをし、その年に収穫をされたそうです。
出汁のひき方、そばがきの作り方も教えていただきました。
自家製のピーマン味噌はぴりっと辛くてつやっつや。地元の保存食だそうです。
レシピを教えていただきました。
もちろん冬水田んぼ産のご飯の味は言うまでもなく。
贅沢ってこんなことだよね。
八木澤焦点経由で竹駒に戻り仲間と合流。
花巻より新幹線にて帰途につきました。
帰宅後、家族の勧めで検査したところかなりの貧血だったことが判明。
薬を飲んで治療中です。
そんなへろへろな状態に無自覚で詰め込んだ行程につきあってくれた仲間に感謝。
ご迷惑をおかけしました。
そして3月11日という時期にお時間をいただきました皆様に感謝を捧げます。
微力ながら今後とも活動を続けて参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。