2012年11月 宮城県石巻市(畑の瓦礫撤去)・牡鹿半島「おしかのれん街」1周年記念感謝祭

週末に石巻牡鹿半島に行ってきました。

石巻ではJENのボランティア活動に参加し、先月に草刈りと瓦礫撤去を行った上釜地区のまったく同じ畑の側溝清掃を行いました。
この土地は民家と畑が混在する場所であり、震災前の1000世帯から400世帯に減少しているとはいえ、人が住んでいる側の側溝は清掃がなされています。
今回清掃するのは畑側。


そこがまったく手つかずであったことは今回の依頼を受けるまでは不明だったそう。依頼者側も、区画整理が済み、先祖伝来の畑を続けていける、続けていくと決まるまでは手を付けられずにいたそうです。
このような潜在的な需要はまだまだあるのではないかと推測されました。

 翌日は、牡鹿半島でも活動の際に、何度も何度もお世話になった「のれん街」の1周年記念感謝祭に参加。
のれん街で営業している地元のお店が、いままでの感謝を伝えるために主体となって開催ということを知り、何をおいても駆けつけなくては!と飛んでいきました。

 

 

 17日土曜日の早朝5時近くに石巻に到着し、JEN事務所前にて仮眠。
7時すぎに朝ごはんの調達に駅のコンビニへ向かいます。

 

駅前のサイボーグ003と一緒にお約束の記念撮影。

コンタクト入れる前だからまだメガネ。
防寒対策に着込んでもこもこ。

 

今回の作業は、前回草刈りと瓦礫撤去を行った上釜地区の畑の側溝清掃でした。

 

同じ道でも、人が住んでいる家のある側の側溝は清掃済みで、畑の側は手つかず。
今回はフリーで参加した私たち5名と20名ほどの企業のグループでの作業でした。

 

「どぶ太郎」で蓋をあけると、ヘドロがもりもり。

詰まった側溝は2層になっており、上の層は重油の混じったぷりんぷりんの状態で、下に行くに従い砂の割合が多くなっていました。

 

スコップで掻き出す担当、いっぱいになった土嚢袋を運び、新しい袋を輪っかにセットする担当、蓋をあける担当が自然にわかれ、交代しながら作業が進みます。

 

次々と蓋を開けていきます。

 

 一緒に作業してくれた台湾からの留学生サンドラと私は雰囲気が似ているため、企業さんのグループには姉妹だと思われていたよう。

 

お昼は作業場近くのお店で秋田比内鶏のネギ塩らーめんと餃子。
美味しかった~。

 

午後の作業のはじめに右手の上流からスタートし、午前中の成果を確認。

 

時折小雨が舞い散る中、貫通を目指して持参した土嚢袋を使い切るまでラストスパート。

 

雨の中、側溝の蓋を閉めて

 

清掃をし、作業は終了。

 

個人参加者で記念撮影。
ひさしぶりのがっつりガテン系作業で、どろどろになりました。

 

宿泊所近くの銭湯で汗と汚れを落とし、夕食は栄さんお勧めの石巻駅近くの居酒屋にて。

 

仕事を終えた栄さんと、夜に東京から到着したらんさんが合流。
みんなおつかれさまでした!

 

18日は石巻でボランティア活動をする、らんさんとサンドラとは別行動。
私たちは牡鹿のれん街1周年感謝祭に参加するため朝一番で牡鹿半島へ。
早めに到着したので御番所公園へ奈々さんと泉さんをご案内。

 

石巻市の方角の海は乳白色がかって輝く海。

 

太平洋側の海は明るい青。

 

暴風の中を、セルフタイマーで記念撮影。
こんな風に映っていたんだね。

 

 

開会式に間に合うように山を降り、1周年記念感謝祭へ。
見どころ満載。

 

地元の中学生もそわそわ。

 

オープニングセレモニーの檀上には知っている方たちが並び、見ている私もわくわくどきどき。

開会のあいさつは、実行委員長の黄金寿司の古内さん。

 

石森さんより、感謝状の授与。
震災直後から支援活動を継続しているPikari支援プロジェクトの遠藤さんへ。

つづいておしかのれん街を寄贈した団体であるJENの宍倉さんへ感謝状が。

来賓あいさつはJENの宍倉さん。

 

地元の中学生によるよさこいソーラン
大漁旗の衣装がいいなぁ~。

 

いけすくくい。
漁で網にかかった魚を水槽に入れて、ひとすくい500円。
魚料理のレパートリーに乏しいから買えなかったけど・・・うーん、がんばろう。

 

 

子どもも大人もみんな笑顔。

 

目玉はマグロ解体ショー

 

カマもこんなに大きい。

 

黄金寿司のおとーさんと若旦那のチームワークで
さばかれていくマグロ。
今年で創業40年だそう。

 

マグロの切り口を披露する石森水産の石森さん。

 

もうマグロから目が離せなくなっちゃって撮りまくる私。

 

なかおちを披露する黄金寿司のおとーさん。

 

マグロ男登場。

 

檀上で解体したばかりのマグロをサービスしていただきました。
これ、臭味がまったくなくて
ほーーんとに美味しかった。

 

食事をすませたあとは、杉野さんと梶ケ野さんが前回に作業を行った狐崎浜へ立ち寄りました。

 

突風の吹きすさぶ中ジャンプ!

 

やっぱり浜はいいなぁ・・・。

 

海を一歩離れると日差しはあたたか。

 

作業小屋も建築途中でした。

 

いつか私も浜で活動したいなぁ、と希望を胸に狐崎浜を後にして

 

渡波の牡蠣小屋にも立ち寄り。

 

今年は小粒どいうことですが、旨味はたっぷり。

東北は美味しい!

 

今回同行してくださった大田区ボラのみなさま、活動の受け入れをしてくださったJENのみなさま、いつもいつも温かく受け止めてくださる牡鹿のみなさま、いづもありがどね。

また行きます!
そのときは、またよろしくお願いいたします。