2012年6月 フランス(アルザス、ワイン街道)

オー・ケーニグスブール城からの続きです。

ずっと憧れていた場所だけど とにかく日本でアルザスの情報を集めるのは大変でした。 『地球の歩き方』の数ページとフィガロのバックナンバー、 古本屋さんで見つけた『お菓子好きのための フランス地方の過ごし方』 というガイドを頼りに計画を立てましたが、結局詳しい地図はワインの教本だったりしてね。

郊外の村には野生のコウノトリがいて、幸せの象徴として愛されているそうです。
町の中にこんなぬいぐるみがあふれていて、「買わないぞ、買わないぞ」って念じてたけど、ついに友達の赤ちゃんのお土産にひとつ買ってしまいました。

 

 

オー・ケーニグスブール城の山を降りて 向かった先はリクヴィールという町。

 

 

街の店先には、アルザスワインとともに美味しそうな果物がたくさん。

 

ケーキはこんなかんじで。

 

 

豚の飾りでいっぱいの肉屋さん。

 

またまたケーキ屋さん。

 

試食をさせてくれたお菓子屋のおじさん。
カロン(手前でショーケースの上にのってるのがそう)を買って「写真も撮らせてね」ってお願いしたら照れてたよ。

 

 

 

試飲は、ミュスカのスパークリングと、リースリングを4種、ゲヴェルツトラミネールの貴腐を1種。
貴腐ワインはあの店で一番高いお酒だったんだよ、ってあとでガイドさんがこっそり教えてくれた。

 

 

 

serbian-night.hatenablog.com

 

 

 

町の裏山でバスを降りて ブドウの畑を抜けて町の中心へ向かう風景は 夢の中を歩いているみたい。 

 

我が家のベランダにもリースリングが1本あるけれど 「わ、ほんものだぁ」と、いちいち感激しながら一歩一歩。

 

場所は確かリボーヴィレという町だったかな。 ガイドさんのお勧めのお店で注文もしていただいて、

 

ランチはアルザスの郷土料理のベックオフという煮込み。

家庭の主婦が土鍋に肉や野菜を入れてパン屋さんの釜の残り火で焼いてもらったのがおこりだそうです。
あと、有名なのはシュークルートとキッシュロレーヌかな。

 

テラス席からのんびりと町を眺めて、

 

背中側に座っているおばさんものんびり座ってたっけ。

途中で雨が降ってきて、私の席はシェードがちゃんと降りて大丈夫だったけど 同じツアーのご夫婦が座った席は運悪くシェードが降りなくて 席を移ってたりね、そんな思いでも。

 

ゆっくり食事をしていたら残りの自由時間が少なくなってしまって、

 

試飲もできる酒屋さんがたくさんあったけど どこも入れず、それが少し心残り。

 

 

どの町もまずバスはブドウ畑に到着して 市庁舎をめざして散歩。

カイゼルスベルクには素敵な教会があるから ってストラスブールで出会ったご夫婦に 勧められていたから絶対に行かなくちゃって早足で歩く。

 

あ、ここのことだ。

 

教会でこの場所に立てた感謝の祈りを捧げたあとは ガイドさんが地図に印をつけてくれた絶景ポイントへ。

 

時間があったら博物館になっている シュヴァイツアー博士の生家も見たかったけど もう集合の時間だね。

 

集合場所の駐車場にあった公衆トイレであったご婦人は 私がジェットタオルで手を乾かしている間 ずっと耳に指栓をして横に立ってたっけ。 立ち去ればいいのにね、横でずっと不機嫌な顔してるのがなんだか不思議 って面白かった。

 

 

 

トゥルクハイムの門は、にんまり笑っているような装飾。 そして塔のてっぺんに帽子のようにあるのが コウノトリの巣。

 

門をくぐるとすぐそばにある噴水のマリア様。

 

写真でみるととてもきれいな街並みだけど、

 

私たちのような観光客以外は とにかく人が歩いていない静かな町。

 

ベッドタウンになっていて住民たちは 昼間は他の町に働きに出かけているとか。

 

犬も眠たげ。

 

働いているのはドラゴン。

 

 ビールでも有名な土地でもあり、よく見かけたのは、このイロっぽい瓶。
よっぽどお土産に買おうかとおもったのですが、勇気が足りなかった。

 

また町を出て

 

ブドウの畑をひたすら走り、

 

この道はローマへ続いているんだよ、なんて説明を聞くと ローマ人がブドウを植えながら植民地を切り開いていったという 授業の一説が蘇ってきて歴史の中にいる自分を感じたりね。

 

畑のなかのイエス様は、

 

青いほこらの中。

 

かたつむりものんびり。

 

最後にやってきたのはエギスハイム。

 

この町だけ日本語のパンフレットがあるのは 『ハウルの動く城』のモデルになったこの家があるからかな。

 

アルザスの伝統的な陶器のお店。
蓋つきのベックオフと、クグロフというお菓子の型を買おうかと思ってたんだけど、オーブン用の土鍋とか金属のクグロフ型とか持っていることに気づき、ぐっと自制。

 

ツアーで一緒になった人と、地元の人相手の試飲販売のお店に飛び込みで入ってみた。
まとまった本数を買うことが前提の試飲のようだったけれど、お願いをしたら「1杯づつならタダで試飲していいわよ」ということでありがたくいただいたよ。

 

メゾン・フェルベールのコンフィチュールは、現地だと新宿伊勢丹の半額くらいかな。

 

メゾン・フェルベール本店へ寄った方から差し入れ。
かなり大きめのマカロンとエクレア。

 

 

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昼にたべすぎたので、コルマールのMonoprixというスーパーマーケットでニンジンサラダとチーズ(手前の赤いの)、PAULというパン屋さんでオリーブパンとヨーグルトを買って食べた晩御飯。
PAULは近所にもあるんだけどね。
だから安心というか・・・旅先でマクドナルドに入るのと同じ心理だったかも。