2012年3月 宮城県牡鹿半島鮎川浜(鯨のヒゲ洗浄)

3/30~4/1に牡鹿半島でボランティア活動をしてきました。
今回は旅行会社が主催するツアーへの参加ではなく、昨年の夏より個人で牡鹿に通われている方に連れて行っていただき「チーム土井」として4人での活動でした。(どうもありがとうございました)

金曜日の夜に東京を出発し、高速道路を降りる直前の矢本PAで仮眠。
土曜日の午前中は給分浜での瓦礫撤去作業を行い、その作業が雨で中止となった午後はボランティアセンターにてクジラのヒゲの洗浄を行いました。

 

宿泊はボランティアセンターの仮眠室にて。
震災1年目の3月末日をもって閉鎖となるボランティアセンター最後の夜ということで、遅くまで尽きぬ話の仲間入りをさせていただき、思い出深い夜となりました。

2日目の最初の作業は、民家泥だし。ボランティアセンターから徒歩2~3分という現場は海側ではなく山側へ向かった先。
津波による汚泥ではなく、半年後の台風による被害で山側から流れてきた土砂ということでした。

その後瓦礫撤去を行った大原浜の現場にも津波にによる瓦礫と台風による土砂の双方が堆積し、牡鹿の被害の複雑さが感じられました。

3月末をもってボランティアセンターが残務整理のために残るスタッフのみを残し閉鎖ということで、受け入れ態勢が縮小されるそう。
地域が援助を受ける立場を脱し、自立踏み出すためにもボランティアセンターの閉鎖は避けて通れない道ではあるけれど・・・理性ではわかっても感情的にはわりきれない。
何らかの形で、これからもこの土地に関わっていきたいという思いを胸に帰途につきました。